ドル円の見通しをお届けします。
はじめに、ほび太が予想したドル円のテクニカル分析結果は、以下の通りとなります。
続いて、ドル円のリスク材料を紹介
(落下材料)
- 米経済は確実に鈍化
- 大統領選挙の行方
- 石破ショック
(上昇材料)
- 石破首相でも円安かも
- 米雇用統計・米CPI次第で
現在のドル円相場は、米経済鈍化懸念により、引き続きドル売りの展開に。そして先週、自民党総裁により、高市さんが優勢になっていた事もあり、円安の動きとなりましたが、結局は、石破さんが当選した事で円買いの急落。ただ、石破さんがタカ派姿勢の人かは疑問…
それでは、上記の内容を基に、ほび太がドル円相場の見通しをお届けします。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
ドル円 リスク材料
さぁ、石破さんが当選した事で現在円買いとなっていますが、1月までは、石破さんの演説に注目。そして、タカ派の人が内閣に何人はいるかですね。
一方、米経済は、PCEデフレータの結果が低下した事で、年内利下げ観測が高まっています。この後、発表となる米雇用統計と米CPIの結果で決め手となりそうです。また、米大統領選挙も残り1ヶ月なので、そちらにも注目。
それでは、解説していきます。
米経済は確実に鈍化
先週は、特別、目立った経済指標はありませんでしたが、FRBメンバーの発言が、徐々にタカ派に傾いてきた印象があります。
(セントルイス地区連銀のムサレム総裁)
- 9月の会合で0.5%の大幅利下げを決定したことで「強力で明確なメッセージ」と発言。この後は金利を「段階的に」引き下げていく必要がある
(クーグラー理事)
- 先週の会合で決定された0.5%の利下げを強く支持した。インフレが自分自身の予想通りに進展すれば、一段の利下げも支持する。
(米連邦準備理事会のボウマン理事)
ボウマン理事以外は、タカ派の発言でしたが、結果的には、いずれも利下げ目線です。
この発言で、年内の市場の予想は、先日と変わらず4.25%まで引き下げられると予想。また、PCEデフレータの結果も低下しましたからね。やはり、米経済は、今後も引き続き低下していく印象がある為、ドル円は下目線で間違いないみたいです。
ただ、より明確な情報として、10月は、米雇用統計と米CPIの結果発表があります。この結果次第では、更なるドル円の落下があるかもしれません。
大統領選挙の行方
11月5日に決まる米大統領選挙に注目です。
現時点での世論調査では、ハリス副大統領が優勢になっていますが、経済関連の期待では、やはりトランプ氏が圧倒的に優勢であると思っている為、トランプ氏が大統領になると思っています。
さて、トランプ氏が当選した場合の事について、1つずつリスクを紹介していきます。
(インフレを終了させる。)
まず紹介するのが、インフレ率を下げる事です。現時点では、年内4.25%の利下げ観測が予想されていますが、トランプ政権後、更なる利下げが予想されます。
でも、それだとインフレ率がさらに上がってしまうのでは?と思うかもしれませんが、もう一つの政策が紹介します。
(国境を封鎖し移民の侵入を阻止。更に、米国史上最大の強制送還作戦を実行する。)
現在、米経済のインフレ率が高い原因の1つに、移民による消費があげられていますが、この政策を実施する事で、インフレ率を低下できるとみています。まして、不法移民なので、そう言った人を強制送還させて、インフレ率を落ち着かせれば、今後、政策金利を更に引き下げられるのではないでしょうか!
と言う事で、インフレ終了の政策と国境を封鎖し移民の侵入を阻止の政策は、セットとして見ていきましょう。
さて、この政策で、ドル円にどのような影響を与えるかですが、もちろん、米経済が、過度な好景気からバランスの良い景気に移行する事で、ある程度のドル円の落下が予想できます。おそらく、120辺りまで下がってくるのでは?とみています。
石破ショック
先週の自民党党首選は、結果、石破さんが時期総理大臣に当選され、為替では円高に触れています。
ただ、石破さんが当選したから円高に触れたのではなく、正しくは、円安でも今後の日本経済は対応できると言った高市さんが当然されなかった事が反動となり、石破さんが当選した事で、円高に触れたと思っています。
ただ、投資家の人も石破さんの真意が分からない以上、不透明な点もありながら、どこか期待している点もあるかもしれない事から、短期的にはもう少し円高に触れるのかなぁと思っています。
いずれにしても、不透明な点が多い石破さんが当選した事で、投資家間では、分かりづらくなってきたのは事実なので、今後、石破さんの発言に注目が集まると思っています。
続いて上昇材料を紹介します。
石破首相でも円安かも
さて、問題は、石破政権になった事で、利上げの可能性はあるか?ですが、現時点では、積極的な利上げの可能性は薄いような感じがします。総裁選後の石破さんの発言です。
このように、石破さんになったからと言って過剰に円買いになっていますが、もし石破さんもハト派よりの政策をとるようなら円売りが再開する見方でいます。その判断は、10月1日に石破さんは、総理大臣に任命されるので、12月の日銀政策決定会合で期待されている0.25%の利上げの有無に絡んでいるはずです。その時に、利上げが見送られれば石破さんもハト派姿勢となり、円は再び売られるでしょう。
ただ、現時点では、石破さんになった事で、その期待から円買いに触れている状況です。
米雇用統計・米CPI次第で
最後となりますが、10/4に発表となる米雇用統計と、10/11に発表となる米CPIに注目が集まります。現在、米経済鈍化懸念により、年内大幅な利下げ観測が高まっていますが、上記の指標次第で、後退する可能性があるので、依然、気を抜けない展開となっています。
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
ドル円 日足
現在の日足は、エリオット波動B波の修正波を予想。141.6円〜149.3辺りまでの大きレンジ相場となっていますが、おそらく149円を上限に、141円を下抜ける予想でいます。
ドル円 4時間足
現在の4時間足は、エリオット波動B波の修正波を予想。4時間足では、エリオット波動と言うよりも、高値の切り下げに注目していきましょう。直近の高値だと146.5円なので、そこを上限に、徐々に高値を切り下げでいく予想でいて、将来的には、141.6円を下抜ける予想でみていきます。
ドル円 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動2波を予想しています。レンジ相場を上回る事なく、徐々に下方向に向かう予想です。まぁ、レンジ相場というよりは、直近の高値を上限に落下する感じですね。
では、ありがとうございました。
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