日本緊急事態宣言が発動され、108円から更に下回る展開となりましたが、結果、再度108円に戻ってくる展開となりました。では、
- ここからどう動く?
- 日本緊急事態のリスクはいつまで?
- 111円は難しそう?
上記の疑問を題材に、来週のドル円相場をファンダメンタルズ分析とテクニカル分析で解説します。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
- 日足レベルでの108円のレジサポラインからの上昇を予想。
- ただし1時間足のチャネルラインを抜けるか、抜けないかが大きなポイントになりそう。
(来週のテーマ)
- この後の日本緊急事態のリスク
- FOMCに注目
- 経済指標
以上3つのテーマで解説します。
日本緊急事態宣言
まずは、今週のリスク回避要因となった日本緊急事態宣言ですが、政府会見が行われて、一時107.5円付近まで下がったものの、108円まで戻した所でクローズをむかえました。
さて、ここからどう動くか?ですが、日経225を見て判断して貰えればと思います。
今のドル円は、ダウ先物あるいは日経225に、かなり連動しています。なので、単純に日経225が落下すれば、ドル円も落下すると考えておけば良いでしょう。
現状、短期的な上昇が終わっていると見ている日経ですが、後はチャートにも書いてある通り、長期的アップトレンドラインから外れれば、落下が始まると見ています。
ただドル円も、事実上108円をキープされている事から、日経もアップトレンドラインに沿って上昇が始まれば、ドル円も108円から上昇する可能性もあります。
なので、日本緊急事態宣言がリスク回避に動いているからまだまだ落下するという考え方は少し危ないですね!
因みに日経225のチャートを分析すると、エリオット波動3波の上昇が継続中ではありますが、直近の揉み合いを考えると、エリオット波動4波になっている可能性もあります。結果的には、5波で再び上昇すると見ているので、ドル円も、もしかすると今後上昇するかもしれませんね!
まぁ〜来週に注目していきましょう。
FOMC
来週、ドル円のメイン材料でもあるFOMCに注目が集まるでしょう。
今回注目を集めている内容は、現在の金融緩和を縮小していくか、あるいはまだまだ継続していくかの回答に注目されるでしょう。
- 金融緩和を縮小・縮小時期を明確化すれば、ドル買いになるのでドル円は上昇。
- 金融緩和を、もう少し継続するとなれば、現状維持、あるいは日本緊急事態宣言のリスク回避が強くなり、108円から再び落下する可能性があります。
現在の市場の予想は、意見が割れているので、FOMCでの発言次第となるでしょう。
経済指標
来週の重要経済指標は以下の通り。
- 4/29 米実質GDP(速報値)
その他、特に重要視する経済指標はありません
ファンダメンタルズ分析 まとめ
(ドル円 落下要因)
- 日本緊急事態宣言
- 米利上げは、2024年まで現状維持
- アメリカ経済回復の期待上げが一服
(ドル円 上昇要因)
- 米2兆ドルインフラ経済対策の合意
- FRB 金融緩和縮小に期待
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
ドル円 日足
現在日足は4波が終わり、ここからエリオット波動5波で上昇予定でいます。
とりあえず、108円のサポートラインとアップトレンドラインに期待して、ロングエントリーするのもアリだと思いますが、当初予想していた111円台までの上昇は厳しそうです。
なので、109円、あるいは110円あたりを目標に上昇してくれればと思っています。
後は、108円台での相場の動きについては、1時間足チャートで確認していきましょう。
ドル円 1時間足
108円での動向については、このチャネルラインを見てエントリーする事を、オススメします。ただ実際は、108円のレジサポラインがポイントになります。
- 上手くサポートラインで反発されれば、チャネルラインを抜く展開を予想
- レジスタンスラインで反発されれば、チャンネルライン通りに、落下が継続すると言った感じになります。
まとめ
来週も、引き続き緊急事態宣言のリスク要因で落下するかに注目していきましょう。
その後は、FOMCが発表されるまで様子見、あるいは、ある程度の情報が流れて相場が動く展開になりそう。
その場合、FOMCの発言前には、すでに織り込んでいるかも知れないので、意味不明に相場が動いた時は注意して下さい。
では、ありがとうございました。