豪ドル円の見通しをお届け。
はじめに、ほび太が分析したテクニカル分析結果は以下の通り。
豪ドル円のリスク材料を以下の通り
(上昇材料)
- 両国の金利差で相場が動く
- 米利下げ時期は?
- 豪利下げ時期は?
(落下材料)
- 豪経済指標は鈍化気味
- 米経済指標の鈍化
現在の豪ドル円は、オーストラリアと日本の金利差から、スワップ狙いが増え、豪ドル円が上昇中。また、豪ドルドルでは、第1四半期の米経済指標の結果が悪化した事から、短期的に米ドル売り・豪ドル買いの流れ。その事から、引き続き豪ドル円の上昇を予想していきます。
ただ、最近、豪経済と米経済が鈍化気味に動いている事で、いきなり落下優勢になるかもしれないので注意してトレードしていきましょう。
それでは、ほび太が豪ドル円の見通しを解説していきます。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
豪ドル円のリスク材料
ファンダメンタル分析で、豪ドル円のリスク材料をピックアップしてみました。まずは、上昇材料から紹介していきます。
両国の金利差で相場が動く
現状の相場は、FX会社によりスワップポイントにバラツキがありますが、豪ドル円をロングエントリーするだけで、1000通貨10円以上のスワップがもらえますよね!まさに、今の相場は、オーストラリアと日本の金利差の影響で、スワップ狙いトレードが増え、どれだけリスク回避材料がでたとしても、現状の相場環境は、押し目買いとなる為、落下したら押し目買いというトレードが勝ちやすい環境だと思っています。
米利下げ時期は?
今年、FRBが利下げする見通しは、現時点では現状維持が優勢。あれだけ利上げしても、第4四半期の経済指標の結果が鈍化してなかったので、おそらく現行の金利が現状維持する事が優勢になっているかと思われます。
その事から、引き続き、ドル買い円売りが継続される見通しでいます。ただ、FRBメンバーの一部からは、最低でも今年一回は利下げを予想する声もあり、また米大統領選挙もある事から、ほび太としても、流石に一回くらいは利下げがあると思っています。
ただ、やはりアメリカと日本の金利差が縮小されない限り、円売りが続きますし、対豪ドルにも影響を受けるので、一回ぐらいの利下げがあったとしても、金利差が少し縮小されるだけなので、円売りが継続する予想でいます。
豪利下げ時期は?
4月にRBA理事会でのブロック総裁の発言は、タカ派と言っても良いくらい、利下げについての言及がありませんでした。市場間でも、今年後半に1回の利下げを予想しています。
第4四半期の豪CPIの前年比は、前回よりも0.7%下がった結果となり、第1四半期も、さらに前回よりも、0.5%下がった3.6%となりましたが、市場の反応は、思ったよりも低下していない事が好感され豪ドル買いとなりましたね。ただ、着実に2%に向け下がってきているので、おそらく、3%以下に到達した時点で、利下げについて大まかな見通しが立てられる予想でいます。
どちらにしても、2%のインフレ目標まで1.6%上の位置にいる現状のインフレ率なので、現段階では、利下げを見通しできる状態ではなさそうで、引き続き、対円では、豪ドルは買われやすい状況ですね。
続いて、落下材料を紹介していきます。
豪経済指標は鈍化気味
第1四半期の豪経済指標の結果は、鈍化気味となっています。
まず豪CPIですが、4月の結果は3.6%まで低下しました。おそらく、今後は3.5%を下抜けした段階で、現行、市場が予想している今年1回の利下げ予想の変更があるかもしれません。ただ、依然として2%まで1.6%以上の数値なので、まだまだ本格的な利下げについては時期尚早と言った感じでしょう。
次に豪雇用統計ですが、失業率の結果が、去年の12月〜今年4月まで4.1%を行ったり来たりの状態。おそらく4.2%に上昇した場合、インフレ率鈍化が加速していると考えてもよいと思っています。
徐々に低下してきている豪経済なので、今後の豪経済指標の結果に注目していきましょう。
米経済指標の鈍化
現在、豪ドルドルが短期的に上昇しています。一体何故?理由は、第1四半期4月の米経済指標の結果が、全体的に低下しているからです。もしかして、第1四半期から徐々に下がっていく?という心理が働いてきますよね!その事から、現在の豪ドルドル相場は上昇していて、豪ドル円にも大きく影響を受け、クロス円全体が上昇トレンド継続と言った形になっています。
今後も、引き続き米経済指標の結果に注目していきましょう。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
豪ドル円 日足
現在の日足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。ダウ理論的にも3段階目の上昇だと思うので、おそらく、この上昇が最後だと思います。従って、アップトレンドラインもしくは、100円のサポートラインを下回った時点で下目線に切り替えていきましょう。
とは言っても、現状は、100円のサポートラインより押し目を作って上昇している為、ここから更に上昇するかに注目。
さて、現在の直近の高値は105円となり、2013年につけた位置です。その他、2009年と2015年に103〜104円につけた後に落下しています。おそらく、105円からは、売り目線のトレーダーが多く集まるのではないでしょうか?もちろん、2008年に108円をマークしていますが、どちらにしても、その後は、100円を切った相場展開となっている為、長期重視のトレーダーは、ここから売り目線となる可能性が高い数値た思っています。
豪ドル円 4時間足
現在の4時間足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。101円付近のサポートラインよりロングエントリーが増え、その後は103円で更に増え、現在104円まで上昇と言った所。
さて、ここからはアップトレンドラインに従ってトレードしていきましょう。アップトレンドラインから外れても、103円のサポートラインより押し目買いとなる可能性があるので、そこに注目です。
103円から外れた場合は、101円まで落下する可能性があるので、そちらにも注目です。
豪ドル円 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。三角持ち合いを上抜けている状況ですが、ここからどんな状況になるかに注目です。おそらく105円を目指す展開になると思いますが、3つの方向性を予想しましたので参考にしてみて下さい。
ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。