ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

NZドル円の見通し(タカ派姿勢のNZ中銀で、NZドル買いが加速)

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NZドル円の見通しをお届け。

はじめに、ほび太が分析したNZドル円のテクニカル結果は以下の通り。

日足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。目先は97円。
4時間足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。95.5円の押し目買いに注目。
1時間足は、押し目をつけたい所。95.5円・95円のサポートラインに注目。

 

続いて、今後のNZドル円の注目材料を紹介。

  • 5/31 日本雇用統計4月
  • 5/31 米PCEデフレータ4月
  • 6/3 米ISM製造業指数5月
  • 6/5 米ADP雇用者数5月
  • 6/7 米雇用統計

米雇用統計を焦点に相場が動く展開を予想。

 

NZドル円のリスク材料は以下の通り

 (上昇材料)

  • NZ中銀のタカ派姿勢
  • 弱い日本経済

 (落下材料)

  • 米経済の底堅さ

以上の内容でお届けします。

現在のNZドル円は、米ドル買い/NZドル売り、米ドル売り/NZドル買いと言ったように、円を買う傾向にない状態。つまり、全面円売りとなり、NZドル円は、引き続き上昇傾向にあります。一体何故?お答えします!

それでは、NZドル円相場の見通しを、ほび太が解説していきます。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

NZドル円 リスク材料

さぁ、まずは冒頭でもお伝えした通り、 米ドル買い/NZドル売り、米ドル売り/NZドル買いと言ったように、仮に米経済にリスク回避が生じた場合、以前であれば円を買われていましたが、現状、円に代わりNZドルが買われています。それくらい、今は円に魅力がなく、NZドルが安全通貨である事が伝わってくる相場展開ですね。

それでは、今後のリスク材料を紹介していきます。まずは、上昇材料から!

NZ中銀 タカ派姿勢を強調

先日、NZ政策金利RBNZ理事会が発表されました。内容は、ほび太が思っていたハト派姿勢の予想とは逆のタカ派姿勢でした。内容は以下の通りです。

  • 政策金利を5.5%に据え置き。
  • 国内インフレは低下しているが、まだインフレ率は高い
  • 消費者物価指数の前年比上昇率は、目標である1%〜3%を上回っていて、国内サービスインフレも続いているとし、理事会はインフレ率が合理的な期間内に目標に戻ることを確実にするため、制約的な金融政策を維持することが必要との認識で一致。
  • 今回の会合で、利上げについても真剣に検討した。
  • 利下げについては、25年2月から開始するとの味方を維持。
  • 保険・住居費・地方自治体の費用など、特定の経済部門でインフレの高止まりが、はっきりわかる。
  • 消費者物価の大部分で大幅な進展が見られているが、経済部門によってはインフレ鈍感に時間がかかっている。

以上の内容となります。

NZ中銀は、最近の経済指標の結果は鈍感傾向にあると認識しているみたいですが、消費物価が、依然、前年比4.0%と目標値の1%〜3%を上回っている事から、予想以上に高止まりしている事に警戒しているみたいですね。その事から、今後、高止まりが継続した場合、利上げの可能性があるとの事。この発言で、NZ利下げ観測予想が来年に後退しNZドル買いが加速。

現状、今年の米利下げ観測が1回実施される予想の中、NZ金利が年内現状維持される予想でいる為、今後、米ドル売りとなった場合、最弱通貨の円の買い戻しはなく、堅調なNZ経済を加味して、NZドルが買われやすくなると思います。また、目先は100円を目指す展開になるかも。

となると、次回7月17日に発表されるNZ消費者物価指数が4.0%以上、もしくは3.9%と鈍感傾向が鈍いようだと利上げの可能性が更に高くなるので、約2ヶ月後ですが注目していきましょう。

弱い日本経済

日本消費者物価指数 前年比

  • 結果2.5% 予想2.5% 前回2.7%

日本実質GDP  第1四半期 前月比

  • 結果-0.5% 予想-0.4% 前回0.1%

第1四半期一発目となる重要経済指標は、依然低迷した事で円買いの要素がない状況。

23日の植田総裁の発言は、将来的に日本経済が持ち直すとの見方を維持しているが、残念ながら現状の経済指標の結果では、持ち直すどころか、どんどん低迷しているように感じます。まぁ、能登半島地震の影響もあったので、それが結果に出てしまっているのであれば、次回の経済指標は、いくらか上昇してくるでしょう。

ただ、やはり根本的に、日米金利差を縮めない限り円売りが継続しますし、米ドル売りが発生したとしても、日本経済が低迷している以上は、円を買う要素がないので、結果としてはNZドル買いになってしまう現状ですね。

続いて、落下材料を紹介していきます。

米経済の底堅さ

5月に発表された米経済指標4月分は、前回よりも低い水準という結果となりました。特に米雇用統計・米CPIの結果は、第1四半期最初の結果という事もあり、やっと鈍感してきたか?と思わせるくらいの結果になりましたよね。

 (米雇用統計4月)

  • 雇用者数 結果17.5 予想24.0 前回30.3
  • 失業率   結果3.9%  予想3.8% 前回3.8%

 (米CPI)

  • 前月比    結果0.3% 予想0.4% 前回0.4%
  • 前年比    結果3.4% 予想3.4% 前回3.5%

他、米ISMの結果も再び50%割れとなり、米ドル売りが先行しました。また、上記にも説明しましたが、堅調なNZ経済が継続している事で、NZドルドル相場は、短期的に上昇目線となっていて、それにつられてNZドル円も上昇する形となっています。

ただ、若干まだ米経済指標を見る限り、底堅さが残っている感じもしています。

 (米PMI5月)

  • 結果50.9 予想49.9 前回50.0

PMIの指標だけでは何とも言えませんが、少なくとも、この影響で再び米ドル買いに動いています。

今後の指標に注目です。

NZドル円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説していきます。

NZドル円 日足

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現在の日足は、エリオット波動5波のアップトレンドが継続中。90円サポートラインより押し目買いとなり上昇しているのが分かりますね。

今後、チャネルラインを見る限り97円まで上昇する可能性があり、また、現状が上限の可能性もあり得るので、短期足でじっくり見ていきましょう。

NZドル円 4時間足

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現在の4時間足は、エリオット波動5波のアップトレンドが継続中。押し目が欲しい所ですが、まずは、為替介入時前につけた95.5円サポートラインでの押し目が買いに期待したいですね。

落下の場合は、緑の矢印で示してある通りです。

NZドル円 1時間足

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現在の1時間足は、チャネルラインに沿った動きとなっています。仮にチャネルラインから外れても、95.5円95円サポートラインからの押し目買いに注目。もしかしたら、再び上昇するかもしれないので。

落下については、緑の矢印で示してある通りです。

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。