FRBがテーパリング(金融緩和縮小)を時期尚早と判断した事で、一時ドル円が落下したものの、気づけば109円前半まで上昇してクローズを迎えました。以上の事から、
- 何故ドル円が上昇したの?
- 来週も上昇するの?
- 来週の注目材料は何?
という疑問が浮かぶでしょう。という事で、上記の疑問を含め、来週のドル円相場を、ほび太のファンダメンタルズ分析とテクニカル分析で解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
(来週のテーマ)
以上4つのテーマで解説していきます。
FOMC
まずは、今週発表したFRBの政策内容は以下の通り。
- 1200億ドルの金融緩和を維持。
- 資産購入ペースの縮小について、協議する時期ではない。
- 目標到達まで0金利が適切。
まぁ〜金融緩和を維持した事により、ドル売りの流れでしたが、この反応も短期的な流れとなりました。何故?
それは、市場が金融緩和の縮小に、あまり期待していなかったからであり、単にメディアが煽り過ぎていた印象があります。
それでも、短期的に落下した原因は、金融緩和の縮小時期のガイダンスに少し期待していただけに、時期尚早と発言した事により、短期的に落下したのかなぁと考えています。
いずれにしても、その後ドル円が上昇した事を考えれば、上記の説明が妥当と思います。
米雇用統計に注目
5月7日に米雇用統計の発表があります。
(前回) (予想)
雇用者数 91.6% 95%
失業率 6.0% 5.8%
雇用統計がさらに改善されれば、FOMCは終了しましたが、金融緩和の縮小時期に期待が集まるものと考えていますし、パウエル議長の反応にも注目が集まるでしょう。
経済指標
その他の経済指標にも、今後の金融緩和の縮小の基準となるので、注目していきましょう。
(前回) (予想)
- 5/3 米ISM製造業 64.7 65.1
- 5/4 米貿易収支 -711 -734
- 5/5 米ADP雇用者数 51.7 90
ゴールデンウィーク
まぁ〜為替をやっていられる方なら分かると思いますが、連休中の東京時間は、市場参加者が少ないので、相場の動きが限定的になると思います。と同時に、ボラティリティーが高い上に、些細な報道でも、相場がいきなり動く可能性もあるので注意して下さい。
ファンダメンタルズ分析 まとめ
(ドル円 上昇要因)
- 2兆ドルインフラ経済対策による期待
- 今年中の金融緩和の縮小に期待
(ドル円 落下要因)
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で具体的に解説していきます。
ドル円 日足
現在日足は、エリオット波動C波が終了し、買い戻しに入っている状態。
アップトレンドラインに沿って上昇している以上は、上昇目線でいますが、いずれにしても、エリオット波動自体は、ニュートラルの状態と考えています。
つまり、ここから新たな方向探しになると見ているので、109.5もしくは110円までの上昇が限界で、その後は、108円〜110円のレンジ相場になると見ています。
少しの期待として、109.5円で反発されればヘッドアンドショルダーになるので、形に注目していきましょう。仮に109.5円で反発された場合、上昇勢いが弱くなってきていると判断したいと思います。
ドル円 1時間足
現在1時間足は、チャネルライン内で相場が動いています。日足で説明した通り、109.5円で反発される予定でいるので、そのレジスタンスラインに注目していきましょう。
このチャネルラインから外れた場合、落下対象になるので気をつけて下さい。
まとめ
ゴールデンウィークに突入。東京時間は動きが限定的になりますので、参加者が少ない中での相場は、非常に乱高下しやすく、大変危ない相場となる為、できるなら、東京時間以降のトレードをオススメします。
では、ありがとうございました。