長いレンジ相場が続いているドル円相場ですが、今週のFOMC会合の内容により、上昇が目立った週となりましたね!
今後も、FOMCの期待を寄せながらの相場展開となりそうですが、今ニュースでも話題の中国恒大集団のリスク要因が、ドル円の上昇に抵抗する材料となっています。
現状は、恒大集団のリスク要因も一服していますが、気は抜けない報道も出ているので、注意が必要。
それでは、来週のドル円相場の見通しを、ほび太なりのファンダメンタルズ分析とテクニカル分析で解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
- 日足は、引き続き落下を予想していきますが、来週の内容次第では、予想を変更していきます。
- 1時間足は、大きなエリオット波動Aが引き続き継続中。
(来週のテーマ)
- 11月のFOMC会合に期待
- 中国恒大集団の報道に警戒
- 米インフラ法案に注目
- 経済指標
以上4つのテーマで解説していきます。
FOMC会合
まずは、11月のFOMC会合まで注目が継続されていくと思われる米テーパリングについて。
今週のFOMC会合で、パウエル議長のポジティブな発言が、リスクオンの展開を生みました。内容は以下の通り。
以上のように、11月の米テーパリングの実施がだいぶ濃厚になって来ましたね!又、利上げについても、来年9月に0.25%の利上げが期待されていますが、まずは米テーパリングに注目。
ただし先程も言った通り、経済が予想通り進展すれば!との話が大前提となるので、目先の焦点は、10月と11月の米雇用統計に注目が集まるでしょう。
中国恒大集団
今週、市場の注目を集めた不動産大手恒大集団の33兆円の負債問題。
現在は利払いをした事で、リスクオンになっていますが、恒大集団に破綻の話しもあるとか?
この話が少しでも前進するような報道がでれば、リスク回避の動きとなるので、注意していきましょう。
3.5兆ドル歳出法案と1兆ドルインフラ投資法案
来週にも、2つの法案に対し、議会通過を狙うバイデン大統領。
3.5兆ドル歳出法案については、民主党内で反対姿勢を見せる議員もいる為、採決まで行くか不明との事。
この法案が通れば、ダウ先物が上昇し、米ドル売りになる可能性がある為、円売りにもなっている、今のドル円からしてみては、どのみち上昇する可能性がある材料だと思います。
経済指標
来週の金曜日から再来週の金曜日まで、アメリカの重要経済指標の発表が並びます。
(前回) (予想)
- 米GDP(確報値) 6.6 6.7
- ISM製造業指数 59.5 59.9
まずは、この2つの経済指標に注目です。
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
ドル円 日足
現在日足は、エリオット波動B波を予想していますが、今後FOMC会合の期待が大きくなって来ると思うと、上昇する事も考えておかなければなりません。
また、日本の総裁選挙の期待も集まってきている事や、先程のアメリカの法案の期待が高まってくると、円売り/米ドル売りで、ドル円が上昇してしまう可能性があります。
その為、このレンジ相場をポイントに、短い足で、当分は対応していく事をススメます。
ドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動A波を予想し、アップトレンドラインから外れるまでは、上昇継続と考えてください。
その後はB波C波と続くので、短期的には、アップトレンドラインから外れたとしても、上目線と考えておきましょう。
まとめ
さぁ!まずは、109円〜111円の大きなレンジ相場のラインを、どっちに抜けるかですね!
当然、ファンダメンタルズ的には上昇!でも、テクニカル分析では下目線。(多分)
どちらにしろ、以前から言っているように、かなり分かりづらい相場なので、ここは1時間足みたいチャートで、トレンド通りエントリーを繰り返していきましょう。
その際は、マイナスにならない損切りをオススメします。
では、ありがとうございました。