ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

豪ドルドルの見通し(豪ドル買いとなるか!)

スポンサーリンク

f:id:Original23:20240324001223j:image

豪ドルドル相場の見通しをお届けします。

はじめに、ほび太が予想した豪ドルドル相場のテクニカル分析結果は以下の通り。

豪ドルドル相場のテクニカル分析結果
日足は、エリオット波動5波のダウントレンドを予想。
4時間足は、エリオット波動2波のアップトレンドを予想。
1時間足は、エリオット波動2波のアップトレンドを予想。

 

続いて、豪ドルドル相場のメイン材料は以下の通り

豪ドルドル相場のメイン材料

  ハト派姿勢のパウエル議長

他、豪ドルドル相場のリスク材料

 (上昇材料)

 (落下材料)

  • 豪利下げ時期
  • トランプ就任でリスク回避の米ドル買い

現在の豪ドルドルは、堅調だった米雇用統計・米CPI・米PPIの結果に対し、FOMCでのパウエル議長のタカ派発言に期待を寄せられての米ドル買いが先行していましたが、内容はハト派よりの発言でした。

一方、豪ドルは、経済鈍化説がありましたが、豪雇用統計の内容が良かった事から、直近の豪CPIの結果次第では、今後、豪ドル買いが加速するかもしれません。という事で、長期的には、まだまだ落下優勢ですが、短期的に豪ドルドルの上昇に期待していきたい場面です。

それでは、上記の内容を基に、豪ドルドル相場の見通しを、ほび太がお届けします。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

ハト派姿勢のパウエル議長

この材料は、豪ドルドル相場の落下材料となります。

米経済が堅調の中、FOMCでのパウエル議長の発言に注目が集まりましたが、意外な発言内容となりました。今日は、パウエル議長の発言した内容から、今後の米経済の見通しを解説していきたいと思います。

FOMC

まずは、FOMCでのパウエル議長の発言は以下の通りです。

  • インフレはかなり緩和したが依然、高すぎる
  • 年内のいつかに利下げを開始することが適切。
  • 金利はこの利上げサイクルにおいてピークにある可能性が強い。
  • 近く資産縮小ペースを減速することが適切。
  • リスクは性急な利下げと、利下げ遅れ、両サイドにある。
  • FRBはインフレ改善を確信するさらなるデータが見たい。
  • インフレデータ、季節的要因が影響した可能性。

今日までの堅調な米インフレ指標は、季節的な影響から予想以上の伸びとなり、実態はかなりインフレ率が緩和している事から、引き続き、年内の利下げが適切。ただ、まずは肝心のインフレ指標が鈍化するところを見ていきたいとの事。

今日までの堅調な米経済指標から、パウエル議長はタカ派的な発言をすると市場は予想していましたが、意外にもハト派姿勢でした。このパウエル議長の発言から、市場間では年内3回の利下げを実施する事を再予想。

今後の米経済

まずは、現状の米金利がどこまで現状維持されるかを予想する必要があるでしょう。フェドウォッチを見る限り、6月に-0.25%利下げ予想が優勢になっているので、予想通りとなれば、ここから米ドルは売られやすい局面。ただ利下げ観測が後退した場合は、米ドル買いが加速するので警戒。

さぁ、問題は、現在、市場が利下げ回数を3回実施する予想でいるので、予想通りとなれば、ある程度の豪ドルドルの上昇に期待できますよね。ですが、まだ不透明なのも確か。まぁ、大統領選挙もある事から、6月の利下げを含めた場合、最低1回の利下げ局面はあると思うので、ほび太としては、残り1回の利下げ観測の有無に注視していきます。

他、豪ドルドル相場のリスク材料

少し方向転換しているのかなぁ?と思っている豪ドルドル相場の見通しを、米経済以外の観点から紹介していきます。では、まずは上昇材料から紹介していきます。

豪インフレ指標 再び上昇

先日、発表された2月豪雇用統計は、意外にも上昇となりました。特に驚いたのが失業率です。前回の4.3%から-0.6%低下して3.7%となりました。豪経済鈍化説もあり豪ドル売りが先行していましたが、予想外の内容となったので、直近で発表される豪CPI月次の発表次第で、豪ドルに対する市場の関心が向上するかもしれませんね。

政策金利

豪経済指標と同様に、豪政策金利でのブロック総裁の発言も、意外にもタカ派よりだった事に驚きました。以下の通り。

  • インフレは緩和傾向も依然として高水準
  • 最近のデータは最新の予測と一致
  • サービスインフレ依然として高止まり
  • 労働市場依然として逼迫も、徐々に緩和
  • 見通しは依然として不確実

今日までの経済指標を見る限り、明らかに鈍化していながらも、まだインフレ率が高水準との事。まぁ、結果的に豪雇用統計が再び回復していますから、ここから、再度インフレ率が上昇してくるかもしれません。

引き続き、経済指標に注目です。

続いて、落下材料を紹介。

豪利下げ時期

6月の米利下げ観測が優勢になっている中、豪経済も利下げ局面に傾いた場合、豪ドルドル相場の上昇は一時的に終わる可能性があります。世界通貨の米ドルに注目が集まるので、豪経済が利下げに踏み切った場合でも、注目度から米利下げ報道が市場の関心を誘うので、米ドル売りが先行すると思いますが、実際の所は不透明です。

この場合、豪ドルドルが上昇しても、方向転換シグナル基準である0.7ドルまでの上昇が限界となり、日足の方向転換は厳しいかもしれません。

0.7ドルを上抜ける条件は、米利下げ観測が3回〜4回に変更された場合と見ています。

トランプ就任でリスク回避の米ドル買い

トランプ氏が大統領に就任された場合、間違いなく豪ドルドル相場は落下するでしょう。というのも、トランプ氏が大統領となれば、中国経済を叩くのは間違いないので、仲の良い豪経済は低迷し、豪ドルドルが落下する考察が立てられます。

まずは、11月前の世論調査による投票率に注目していきましょう。

豪ドルドル テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説していきます。

豪ドルドル 日足

f:id:Original23:20240324155054p:image

現在の日足は、エリオット波動5波のダウントレンドを予想。0.7レジスタンスラインで、しっかり押さえれている所を見れば、ここからダウントレンドが再開しているのがわかると思います。

将来的には、最安値である0.55サポートラインを下回る可能性があります。ただ、現在は米利下げ観測が優勢になっている為、今すぐ落下するという考えではありません。むしろ、米利下げ観測が優勢の為、一度0.7ドルまで上昇して、上記のリスク材料で、再度、落下する可能性があります。

豪ドルドル 4時間足

f:id:Original23:20240324155129p:image

現在の4時間足は、エリオット波動2波のアップトレンドを予想。段々、アップトレンドラインに乗った底堅い相場になってきました。ただし、アップトレンドラインを下抜けてしまった場合は上昇トレンドが終了し、0.65サポートライン次第で落下する可能性があるので注意して下さい。

豪ドルドル 1時間足

f:id:Original23:20240324155152p:image

現在の1時間足は、4時間足と同様、アップトレンドラインに支えながらの上昇となっています。相場の動きは、各矢印で示している通りになります。

先程もお伝えしましたが、アップトレンドラインを下抜けるような事があれば落下する可能性があるので注意。それでも、最近のファンダメンタルを読み解って行くと、短期的に上昇しても良さそうな場面なので、方向性としては、黄色矢印通りに進んでくれる事を期待します。

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。