豪ドル円の見通しをお届けします。
はじめに、ほび太が予想したテクニカル分析結果は以下の通り
続いて、豪ドル円のメイン材料を紹介
他、豪ドル円のリスク材料を紹介
(落下材料)
- 米利上げ観測が浮上
- 日銀為替介入に警戒
- 中東情勢に警戒
現在の豪ドル円は、中東情勢リスクの影響から、短期的に落下気味に動いている相場展開。また豪ドルドル相場につられ気味に動いている事から短期的に落下を予想。ただ、中長期的には、まだまだ上昇目線です。上昇が続いてる原因は、豪日金利差が時間をかけないと縮まらない事と、投機的に動いているのが主な原因。
来週あたり、為替介入を実施して相場の動きを鈍くする動きとなるかに注目。
それでは、上記の内容を基に、豪ドル円相場の見通しを、ほび太が解説していきます。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
オーストラリアと日本の金利差で上昇継続
短期的には落下気味の豪ドル円ですが、中長期的に見た場合、まだまだ上昇目線は継続中と見ています。さて、その理由とは何なのか?
ほび太が予想してみたので、参考にしてみて下さいね。
豪金利の利下げは12月
豪経済が鈍化傾向にある中、市場は、RBAが利下げに踏み切る時期を12月と予想。米利下げ観測に合わせているのでしょうか?どちらにしても、現行の豪金利は4.35%と高値圏にあるので、指標が予想外の大きな低下とならない限り、豪ドル円は100円近辺での推移が続く予想でいます。
日銀の利上げはゆっくりと
日銀植田総裁は、米ワシントン公演で、今後の見通しについて、物価が上昇し続ければ、金利を引き上げる可能性が非常に高い!との発言。ただ、日本消費者物価指数3月の結果は、前回よりも-0.1%低い2.7%となり、インフレ率上昇は、今のところ期待できない状況。
先日の春闘の結果は、驚異の賃上げ率5.8%だった事から、今後はインフレ率上昇に期待はでき、また利上げ期待が徐々に高まってくるとは思いますが、直近では、まだまだその効果は見らていない事から、依然、円安傾向にあるのは間違いないと思います。
植田総裁も、慎重に政策を進める事から、現時点での円高は期待できないないと見ています。
スワップ金利を目的に豪ドル円は上昇
現状の豪ドル円相場は、やはり投機的な相場にはなっている印象があります。その原因は、豪日金利差であり、相場に反映されるスワップポイントが主にロングエントリー者を増加させている傾向にあるかなぁという印象です。
その為、豪日金利差が縮小しない限りは、スワップポイント狙いが減らず、落下しづらい相場展開になってくる予想で見ています。
まとめ
結局のところ、RBAが12月付近で利下げ局面に入る一方で、日銀は、8月辺りで利上げを行うゆっくりめの金融政策を行う限り、スワップ金利狙いのロングエントリー者が増加し、投機的な相場展開が続いていく見通しでいます。
ただ、豪経済が更なる鈍化傾向におちいった場合は、利下げ時期が早まる可能性もあり、日銀が金利を1年間据え置く可能性もある事から、現状では一概には言えない状況ですね。
引き続き、情報を掴みつつ相場を予想していきます。
その他、豪ドル円のリスク材料を紹介
短期的な豪ドル円は、何故か豪ドルドルに吊られて落下気味となっています。このまま、落下していき、中期的な相場にも落下シグナルを発動させてしまうのかに注目。それでは、そのリスクとなる材料を見ていきましょう。
米利上げ観測が浮上
一向にインフレ率鈍化が見られない米経済。逆にインフレ率が徐々に高まってきている事から、一部のFRBメンバーは、利上げする可能性があるなどの発言が出ている為、引き続き、ドル買いが続く見通しでいます。その影響から、豪ドルドル相場は、引き続き下目線で見ていると同時に、つられて落下気味となっている豪ドル円も、この現象が続く限り落下していく見通しでいます。
日銀為替介入に警戒
G20財務相・中央銀行総裁会議では、過度な為替の変動は経済に悪影響を及ぼすなどの国際的な場で発言した事から、来週にも為替介入が実施するのではないかと市場が警戒を強めています。短期的に影響力が強く、中長期的には、上値が重くなり、その間、米経済が鈍化するまでの時間稼ぎに効果的な為替介入ですが、実施した場合、どの程度まで落下するのかに注目。
中東情勢リスクに警戒
最近、中東地域で地政学リスクが高まっている影響で、資源国である豪ドルが短期的に売られている現在の相場環境ですが、今後、イスラエルが更なる攻撃をしないと見ているので、現状の地政学リスクは弱まってくると見ています。ただ、イスラエルが攻撃しない可能性が0ではないので、数日間は警戒が続く見通しでいます。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
豪ドル円 日足
現在の日足は、エリオット波動5波のアップトレンドが継続中。99円付近のサポートラインからの跳ね返り上昇に注目。アップトレンドラインから外れた場合は、一旦、上昇がストップする形になると思います。
豪ドル円 4時間足
現在の4時間足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。チャネルライン内で動いている限り、上昇目線が継続中と考えていきましょう。そして、中東情勢リスクでチャネルラインの底をタッチしましたよね。順次的に行けば、次は天井に向かう可能性があるので、日足同様、99円のサポートラインからの上昇に注目していきましょう。
上記以外は、矢印通りの落下になる可能性があります。落下した場合に参考にしてみてください。
豪ドル円 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動C波のダウントレンドを予想。ダウントレンドラインと中東情勢リスクで落下した場所にサポートラインを引き、三角持ち合いをイメージして落下する予想です。
日足・4時間足とは逆の予想になりましたが、ダウントレンドラインから外れ、アップトレンドラインに沿って動いた場合は、上昇の可能性が高まるので注意して下さい。また、やはり99円でモジモジしているので、99円のラインからの上昇に警戒しましょう。
では、ありがとうございました。
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