ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

NZドル円の見通し(CPI4.0%キープで、NZ利下げ観測が後退)

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NZドル円の見通しをお届けします。

はじめに、ほび太が分析したテクニカル分析結果は以下の通り

日足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。
4時間足は、エリオット波動5波のアップトレンド、もしくはエリオット波動B波のダウントレンドを予想。
1時間足は、エリオット波動5波のアップトレンド、もしくはエリオット波動B波のダウントレンドを予想。
文章

 

次に、NZドル円のメイン材料は以下の通り

NZドル円のメイン材料

  NZと日本の金利差が上昇要因に

他、NZドル円のリスク材料は以下の通り

 (落下材料)

  • 米利上げ観測が浮上
  • 日銀為替介入に警戒
  • 中東情勢に警戒

現在のNZドル円相場は、中東情勢の地政学リスクでNZドル売りとなりましたが、今後、更なる地政学リスクは後退すると市場が判断したのか、すぐにNZドルが買い戻されました。ただ、ここ数週間のNZドル円の上値は、短期的に上値が重い状態で徐々に落下してます。その事から、まずは短期的に落下予想をしていきます。

一方、中長期的には、まだまだ上昇目線です。その要因となっているのが、NZと日本の金利差によるものです。ここが解消されないうちは、投機的な相場展開が継続する予想でいます。

それでは、上記の内容を基に、ほび太がNZドル円相場の見通しをお届けします。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

NZと日本の金利差が上昇要因に

この材料は、上昇材料となります。

現状のNZドル円相場は、地政学リスクでNZドル売りとなりましたが、その後は、一気に買い戻されました。その要因となっているのが、NZと日本の金利差です。この金利差が縮まらない限り、NZドル円の落下はないとみています。

それでは、解説していきます。

NZ経済状況

6月にも利下げに踏み切る予想でいた市場でしたが、先日発表されたNZ CPI第1四半期の結果が4.0%を維持した事から、メディア間では、思っていた程、インフレ率が鈍化していないと判断し、予想していた6月の利下げを、8月もしくは9月に後退。また、一部メディアでは24年の利下げはないなどのタカ派予想もしています。

日銀の利上げはいつ?

日銀植田総裁は、米ワシントン公演で、今後の見通しについて、物価が上昇し続ければ、金利を引き上げる可能性が非常に高い!との発言。ただ、日本消費者物価指数3月の結果は、前回よりも-0.1%低い2.7%となり、インフレ率上昇は、今のところ期待できない状況。

先日の春闘の結果は、驚異の賃上げ率5.8%だった事から、今後はインフレ率上昇に期待でき、また利上げ期待が徐々に高まってくるとは思いますが、直近では、まだまだその効果は見らていない事から、依然、円安傾向にあるのは間違いないと思います。

植田総裁も、慎重に政策を進める事から、現時点での円高は期待できないないと見ています。

金利差が原因で投機的な動きに

上記の内容の通り、現時点でのNZ経済は、利下げ局面ではなく、また利下げしたとしても最短で4ヶ月後。一方、日本経済は、利上げする可能性はあるが最短で4ヶ月以降となり、また利上げしたとしても、0.1%ぐらいの事から、当面、金利差は縮まらない状況です。

こうなると、スワップ金利狙いのロングエントリー者が増え、投機的な相場展開に。その事から、今後もNZドル円の上昇傾向は続く見通しでいます。

他、NZドル円のリスク材料

短期的なNZドル円は、何故かNZドルドルに吊られて落下気味となっています。このまま、落下していき、中期的な相場にも落下シグナルを発動させてしまうのかに注目。それでは、そのリスクとなる材料を見ていきましょう。

米利上げ観測が浮上

一向にインフレ率鈍化が見られない米経済。逆にインフレ率が徐々に高まってきている事から、一部のFRBメンバーは、利上げする可能性があるなどの発言が出ている為、引き続き、ドル買いが続く見通しでいます。その影響から、NZドルドル相場は、引き続き下目線で見ていると同時に、つられて落下気味となっているNZドル円も、この現象が続く限り落下していく見通しでいます。

日銀為替介入に警戒

G20財務相中央銀行総裁会議では、過度な為替の変動は経済に悪影響を及ぼすなどの国際的な場で発言した事から、来週にも為替介入が実施するのではないかと市場が警戒を強めています。短期的に影響力が強く、中長期的には、上値が重くなり、その間、米経済が鈍化するまでの時間稼ぎに効果的な為替介入ですが、実施した場合、どの程度まで落下するのかに注目。

中東情勢リスクに警戒

最近、中東地域で地政学リスクが高まっている影響で、資源国であるNZドルが短期的に売られている現在の相場環境ですが、今後、イスラエルが更なる攻撃をしないと見ているので、現状の地政学リスクは弱まってくると見ています。ただ、イスラエルが攻撃しない可能性が0ではないので、数日間は警戒が続く見通しでいます。

NZドル円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説します。

NZドル円 日足

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現在のNZドル円は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。チャネルライン内で動いている限り、上昇目線で見ていきましょう。

NZドル円 4時間足

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現在の4時間足は、エリオット波動5波のアップトレンド、もしくはエリオット波動B波のダウントレンドを予想。

アップトレンドラインに沿って動く場合は、エリオット波動5波のアップトレンドとなり、最終的には、92円サポートラインを上抜ける予想でいます。

ダウントレンドラインに沿って動いた場合、エリオット波動B波のダウントレンドとなり、最終的には、90円サポートラインを下抜ける予想でいます。

NZドル円 1時間足

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現在の1時間足は、先程の4時間足での動きに付け加えて、矢印のような大きなレンジ相場になる可能性があります。NZドル円の特有の動きですね。この動きとなった場合でも、エリオット波動B波のダウントレンドになり、要は、92円レジスタンスラインを上抜けない限り、ダウントレンドが継続する見方でいます。また、アップトレンドラインから外れた場合、よりB波のダウントレンドになっている可能性が強いので注目所ですね。

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。