ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

NZドル円の見通し

スポンサーリンク

f:id:Original23:20240329101354j:image

NZドル円の見通しをお届けします。

まずは、ほび太が予想したNZドル円テクニカル分析結果は以下の通りです。

4時間足は、エリオット波動B波のダウントレンドを予想。
1時間足は、エリオット波動B波のダウントレンドを予想。

 

続いて、NZドル円のメイン材料を紹介。

NZドル円のメイン材料

     米金利の行方

他、NZドル円のリスク材料は以下の通り

 (上昇材料)

 (落下材料)

  • 為替介入に警戒
  • NZ経済の鈍化傾向が続く

現在のNZドル円は、日銀による為替介入で一時円買いの流れになりましたが、マイナス金利解除後は再びハト派姿勢に転じる事や、米利下げ観測が再び後退した事で、ドル買い円売りの流れは継続。ただ、NZ経済の鈍化示唆の影響もあり、中々NZドル円が上昇しませんね。もしかしたら、しばらくは高値圏での推移が継続するかもです。

ただ、今はその時ではありませんが、まもなく利下げ局面に突入する見通しでいる為、長期的には、ここから下方向を狙っていきたい場面です。短期的には、まだ上昇余地があるので注意して下さい。

それでは、上記の内容を基に、NZドル円相場の見通しを、ほび太が解説していきます。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

金利の行方

この材料は、上昇材料となります。

FOMCでは、利下げが適切とパウエル議長が発言した事を受け、現在、市場では3回の利下げを予想しています。ただ、FRBメンバーの一部では、積極的な利下げに慎重姿勢を見せています。その事から現在ドル買いの展開です。

それでは、もう少し詳しく解説していきます。

FOMC

1月〜3月までの主要経済指標は、予想以上の結果でしたが、FOMCでのパウエル議長の発言は、今年利下げが優勢である事を示唆した発言でした。ただデータ次第とも発言していたので、実際、何回利下げを実施するのかまでは不透明な内容となりました。

ただ、利下げ発言がでた事を受け、ドル売りの展開となりました。

フェドウォッチ

パウエル議長の発言を受け、市場間では、今年3回の利下げを予想しています。現時点では、6月に61%の確率で0-.25%の利下げ、9月に50%の確率で0-.25%の利下げ、そして12月に-0.25%の利下げの計3回の利下げ予想となり、12月までの金利は、現状の5.5%が4.75%まで低下する予想でいます。

ウォラー理事はタカ派姿勢

今年、利下げが優勢である事を受け、しかも3回の利下げが予想されている中、ウォラー理事の発言で一変し、全面ドル買いの流れになりました。内容は以下の通り。

  • 利下げを急ぐことはない
  • 最近のデータを受けて、私の見解では利下げの全体的な回数を減らすか、さらに先送りするのが適切。
  • 経済生産や労働市場には持続的な力強さが見られる一方、インフレ抑制の進展は減速している。こうしたサインを踏まえると、金融緩和開始の措置を急いで講じることは考えられない

まぁ、確かに今日までの経済指標を見る限り、米経済は鈍化しているような感じには見えない為、現時点ではドル買いが優勢なってもおかしくはない相場内容と見ています。

まとめ

さぁ〜米経済は、今年利下げを実施するとパウエル議長が発言しているので、利下げを実施するのは間違いないでしょう。その事から、市場は3回の利下げを予想。ただ、ウォラー理事は、あくまでも経済指標次第とした上で、現時点での指標を見る限り、利下げは3回以下、もしくは、実施しても今年末に1回!という見方でいます。この発言に、市場は、引き続き堅調な米経済が続くと見てドル買い反応となっています。

他、NZドル円のリスク材料

ウォラー理事の一言で、全面ドル買いとなっていますが、多少円買いにもなっていますよね。ただ、それはクロス円のみです。その理由について解説します。

まずは、上昇材料から紹介。

マイナス金利解除はハト派姿勢

マイナス金利解除後も賃上げ率に注目が集まり、結果は5.2%の高水準。この結果に、市場は今年、もう1段階以上の利上げがあるとの期待から円買いの反応を見せました。

しかし、マイナス金利解除後は、緩やかな金利正常化を目指すとの事で、今年は、利上げしないのではないか、あるいは実施してもプラス0.1%の利上げで終わるとの思惑から、この声明文で利上げ観測期待が後退する形となり、円買いから円安に一変。

 

次に、NZドル円の落下材料を紹介

 

為替介入に警戒

こちらに関しては、ドル円が152円に接近するたびに口先介入の報道が流れますが、市場の反応は、口先介入後も実弾介入には時間がかかるとの見方から、リスク回避の円買いは限定的となり、逆に介入に踏み切らないとの見方から、現在は、政策金利の影響も含め円売りの流れになっています。

ただ、実弾介入をしてきた場合は、ある程度の円買いになるかもしれません。

NZ経済の鈍化傾向が続く

現状の円売りに圧力をかけているのがNZ経済鈍化傾向によるNZドル売りです。今までのNZドル円であれば、円売りで上昇していましたが、ここにきて、NZ経済が鈍化傾向にあるとの話題が注目されている事から、現在NZドル売りの流れとなっています。

先日、NZ中銀オア総裁が、今後の利下げについて言及しました。

  • 利下げに向けた条件がより明確になりつつある。
  • コアインフレ圧力は緩和し、インフレ期待は目標に回帰しつつある。
  • 低水準で安定したインフレの兆しが再び見えてくると期待しており、それは金利の正常化が進むことを意味する

この発言により、市場は6月にも利下げを実施する見通しでいます。

まとめ

FRBが利下げに慎重姿勢を見せている事から、引き続き、インフレ率が高止まりするとの予想。この内容から市場はドル買い反応。一方、日銀は、マイナス金利解除後は、緩やかな金利正常化を目指すとした事で、年内、積極的な利上げに歯止めかける展開に。この影響で、円買いだった相場が円売りに一変。

上記の内容からNZドル円は、上昇する流れでしたが、NZ経済鈍化傾向が浮上してきた事から、現在のNZドル円は、上昇が制御されている形となっています。

以上の事から、今後のNZドル円は、NZと日本の金利差により、引き続き上昇傾向にはあるものの、上値を押さえられながらの上昇になっていく相場展開を予想していきます。

NZドル円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説していきます。

NZドル円 4時間足

f:id:Original23:20240401004044p:image

現在の4時間足は、エリオット波動B波のダウントレンドを予想。90.5円付近のサポートラインを下回った時点でエリオット波動C波のダウントレンドになる見通し。ただし、非常に強力なアップトレンドラインには注意です。もしかしたら、このアップトレンドラインで再び上昇する可能性があります。

ただし、エリオット波動Bのダウントレンドが否定されるのは、92円付近のレジスタンスラインを上抜ける事が条件なので、一つの選択視として、92円付近のレジスタンスラインまで上昇するのを待った上、戻り売りを狙ってみるのも良いと思っています。もちろん、その間アップトレンドラインに沿って上昇を狙うのも良い選択だと思っています。

NZドル円 1時間足

f:id:Original23:20240401010059p:image

現在の1時間足は、エリオット波動B波のダウントレンドを予想。4時間足と同じように、90.5円付近のサポートラインを下抜けるとC波のダウントレンドになる予想ですが、アップトレンドラインに注意しましょう。

仮に上昇した場合、まずは91.5円付近のレジスタンスラインを上回るとB波のダウントレンドが否定され、92円付近まで上昇する可能性があります。

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。