カナダドル円の見通しをお届けします。
先週のカナダドル円は、11/30のパウエル議長の講演で発言したハト派姿勢で、カナダドル円が急落。カナダ雇用統計の改善やPMIが若干改善されましたが、ドル売り/円買いの圧力に押される結果となりました。
テクニカルでは、日足はエリオット波動A波のダウントレンドを予想。4時間足は、エリオット波動 C波のダウントレンドを予想。
さて今週は、カナダ政策金利に注目が集まりますが、市場は、来週開催されるFOMCに焦点を合わせた相場展開になると思いますので注意して下さい。
それでは、カナダドル円の見通しを、ほび太が解説します。
はじめに
月収なんとか20万をキープしている6年目の凡人トレーダーほび太がお届けする、日足と4時間足を使った中期トレード予想ブログ。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析でポイントを押さえ、リスクの軽減とチャートの方向性を重視したブログです。
是非、毎週読みに来てくださいね!
カナダドル円の見通し
(ファンダメンタルズ分析)
(テクニカル分析)
以上の内容で解説します。
カナダドル円 ファンダメンタルズ分析
カナダ政策金利
先日のカナダ中央銀行は、0.5%か0.75%の利上げで意見が分かれていましたが、0.25%の利上げに変更されています。多分、今日までの落下は、パウエル議長のハト派発言も含め、カナダ政策金利の利上げ幅の変更も大きく影響していると思います。
となれば、今回のカナダ政策金利のリスク回避は織り込み済み。次に注目を集めるのは、今後のカナダ政策金利の利上げの行方ですね。
先週、以下の指標の発表がありました。
(前回) (予想) (結果)
(雇用者数) 10.83 0.9 1.01
- カナダ雇用統計
(失業率) 5.2% 5.3% 5.1%
カナダPMI11月 48.8 49.6
カナダ雇用統計・カナダPMIともに前回よりも改善されてきましたが、PMIは、50%を下回っている状態です。
直近でしか言えませんが、そろそろ積極的な利上げのピークが近づいてきている感じがします。また、FRBも利上げペースの減速を、パウエル議長が示唆した事から、アメリカの影響を受けやすいカナダ中央銀行も、12/8の政策金利で、ハト派姿勢を見せる可能性があります。そうなれば、一旦はカナダドル売り/円買いと言った感じになるでしょう。
ただし、FRBの利上げペースが減速するだけで、利上げは続く見通しなので、来年どこかで、積極的なカナダドル買いが予想されます。
パウエル議長の講演
11/30に講演を行ったパウエル議長の発言が、円買いを誘う展開となりました。。内容は以下の通りです。
- 早ければ12月に利上げペース減速へ
- 利上げペース減速は、リスクバランスを取る良い方法。
この発言で、市場が予想していた12月の政策金利0.75%が、0.5%に縮小する予想に変更されています。
FOMC
12/15に開催されるFOMCは、政策金利を0.75%ではなく0.5%の利上げ予想に変更。その影響で、先程もお伝えした通り、リスク回避の円買いの流れに。
理由としては、利上げ効果は後になってから指標に表れてくるみたいなので、一度データを見ていく必要があるとの事です。
ただ、12月のFOMCでの注目材料は、来年の政策金利の行方になります。減速はするものの、依然利上げが必要な事は、現在明白になっていますので、来年も、どこかでドル買い傾向になる可能性は十分あります。
経済指標
来週は、特に目立った経済指標がないので、再来週、発表となる米消費者物価指数とFOMCに注目が集まります。以下
(前回) (予想)
- 12/6 米ISM非製造業 54.4 54
- 米貿易収支 -733
- 12/8 カナダ政策金利 3.75% 4%
- 12/10 ミシガン 56.8
信頼感指数
カナダドル円 テクニカル分析
ここからはテクニカル分析で解説します。
カナダドル円 日足
現在日足は、エリオット波動C波のダウントレンドを予想。98円のサポートラインが意識されると思うので、まずはそこまで落下を見ていきたい所ですが、ダウントレンドラインを引ける戻り売りの足がない為、少し分析に欠けるかもしれません。このような場合は、ミドルラインを目安に見ていきたいと思います。
また、一度レジスタンスラインまで戻る可能性がある為、注意していきましょう。まぁ、どちらにしても下目線で見てますが!
ただ下目線で見ても良いですが、アップトレンドラインにも注意して下さい。
カナダドル円 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動C波のダウントレンドを予想します。ダウントレンドラインから外れない限りはC波が継続。
それとチャネルラインを抜けない限りは、いずれも下目線です。
まとめ
来年に向けて、そろそろ各中央銀行が来年の経済見通しのガイダンスを発表します。
1年の相場のテーマとなるので、注目していきましょう。
では、ありがとうございました。
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