来週のドル円の見通しをお届け。
今週のドル円は、来週に控えるFOMCや米CPI・米小売売上高・PMIに注目が集まっている事から、様子見の相場内容でした。
テクニカルでは、日足はエリオット波動A波のダウントレンドが継続。4時間足はエリオット波動5波のダウントレンドが継続。
さて来週は、先程もお伝えしましたが、FOMCと米CPI・米小売売上高・PMIに注目が集まります。11/30にパウエル議長が発言した内容が、FOMCでも似たような発言をするかもしれない事から警戒されている様子。また、経済指標も前回の結果より下回っている予想の為、引き続きドル円は、落下優勢になるでしょう。
それでは、来週のドル円の見通しを、ほび太が解説します。
はじめに
月収なんとか20万をキープしている6年目の凡人トレーダーほび太がお届けする、日足と4時間足を使った中期トレード予想ブログ。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析でポイントを押さえ、リスクの軽減とチャートの方向性を重視したブログです。
是非、毎週読みに来てくださいね!
ドル円 来週の見通し
(ファンダメンタルズ分析)
- インフレ指標
- FOMCに注目
- 米経済の実態
- 経済指標
(テクニカル分析)
以上の内容で解説します。
ドル円 ファンダメンタルズ分析
短期・中期的に解説していきますね。
インフレ指標
(前回) (予想)
- 米CPI(前月比) 0.4% 0.3%
- (前年比) 7.7% 7.3%
- 米小売売上高 1.3% 0.3%
- PMI 47.7 47.9
12/13以降に立て続けに発表されるインフレ率に大きく関わる米CPI・米小売売上高・PMIに注目が集まります。
もしかしたら、FOMC以上に注目が集まるかもしれません。特にPMIは、いまだに50%を越えられない予想となっています。結果次第とはなりますが、更なる米ドル売りが優勢になる見通しです。
FOMCに注目
(前回) (予想)
- FOMC 4% 4.5%
12/15に発表となるFOMC、米政策金利に注目が集まります。11/30にパウエル議長が、ハト派的な発言した事から、FOMCでも警戒されています。
11/30のパウエル議長の講演は以下の通り。
- 早ければ12月に利上げペース減速へ
- 利上げペース減速は、リスクバランスを取る良い方法。
重要となる発言はこれくらいですが、この発言で、今後のFRBは、利上げに対し慎重な姿勢をみせる事になります。その事から、引き続きドル売り/円買いとなるでしょ。
ただし、バランスシートの変更がない為、引き続き利上げは実施する予想でいて、中期的に観れば、まだまだ上昇目線ですので注意しましょう。
米雇用の実態
(こちらの内容は中期的に見ていきましょう。)
先週の11月雇用統計の結果は以下の通り
(前回) (予想) (結果)
(雇用者数) 28.4 20.2 26.3
- 米雇用統計
(失業率) 3.7% 3.7 (平均時給前月比) 0.5 0.3 0.6
雇用者数が鈍化傾向である米雇用。事業者は、喉から手が出る程、積極的な採用を目指していますが、求人に乏しい状況で、原因は分かっていません。
平均時給は上昇しているが、この原因は人手不足で忙しい中、時給を上げ退職を避ける為の手段。
この状況を打開する為には政府と一体となる必要があり、対策として、利上げを徐々に縮小し、現在最高で7000ドル弱という所得税の控除枠を拡大する1つの案がでています。
何が言いたいかというと、米経済の景気は、減速しているのではなく、むしろ堅調でありながら、求人が乏しい影響で雇用者数が増えていないというのが現状です。
その解決策として、一旦利上げを減速しつつ、所得税の控除枠を拡大する事で、雇用を増やす狙いがあるみたいです。
その事から、今後は米利上げペースを減速しても、米経済は堅調の為、雇用の改善次第で再びドル買いとなる可能性がありますね。
経済指標
来週の経済指標は以下の通り
(前回) (予想)
- 12/13 米CPI(前月比) 0.4% 0.3%
(前年比) 7.7% 7.3%
- 12/15 FOMC 4% 4.5%
- 米小売売上高 1.3% 0.3%
- 12/16 米PMI 47.7 47.9
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。今週から、1時間足も追加して解説していきます。
日足
現在日足は、エリオット波動A波のダウントレンドを予想しています。ダウントレンドラインを抜けない限り、落下が継続する見通し。
そろそろA波のダウントレンドが終了しても良いと思っているので、130円のサポートライン付近に警戒していきましょう。また、その細かい部分は、4時間足で見ていきましょう。
4時間足
現在4時間足は、エリオット波動5波のダウントレンドを予想しています。ダウントレンドラインもしくはチャネルラインから上抜けした場合、エリオット波動C波の上昇となります。
というのも、ほび太的に方向転換をしている可能性があると思っているので、とりあえず上昇をフォローする為に、エリオット波動B波と思われる位置でサポートラインを引いて様子見しています。このサポートラインを下抜けした場合は、エリオット波動5波のダウントレンド継続と思ってて下さい。
1時間足
現在1時間足は、エリオット波動B波〜C波のアップトレンドを予想。少なくともダウントレンドライン付近までの上昇を予想しています。その後は、トレンドラインなどを引いて、どこまで上昇するか確かめていきましょう。
まとめ
目先では、16日を過ぎると19日の日銀政策決定会合以降、指標が落ち着いてきます。また、26日と27日は、休場となる国が多いので、ドル円に関しては、16日をピークに相場が動き、その後は、市場参加者が減少していく展開を予想します。
では、ありがとうございました。
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