短中期のドル円の見通しをお届け。
米雇用統計の予想以上の改善の影響で、日足のエリオット波動A波のダウントレンドから上抜いた先週のドル円相場。この影響で、市場が予想する米ターミナルレートも、前回の予想よりも上がってきました。
テクニカルでは、日足がエリオット波動A波のダウントレンドから抜け、エリオット波動B波のアップトレンドに入っているので、短期的には上昇目線。
さて、今後の見通しとしては、引き続き米経済指標の結果に注目が集まるのと、日銀の動向にも、引き続き注目していきましょう。
それでは、短中期的なドル円の見通しを、ほび太が解説していきます。
はじめに
月収なんとか20万をキープしている6年目の凡人トレーダーほび太がお届けする、日足と4時間足、それから1時間足を使った短中期トレード予想ブログをほぼ毎日更新。
ファンダメンタルズとテクニカルの両方を分析して、各通貨ペアの今後の見通しを公開していきますので、是非、参考にしてみて下さい。
ドル円 ファンダメンタルズ分析
米政策金利
(前回) (結果)
- 米政策金利 4.5% 4.75%
3月に発表となる米政策金利に注目が集まります。先日のFOMCでは、失業率のデータが重要との発言があった影響で、その後の米雇用統計では、失業率の低下に注目が集まりドル円が上昇しました。
(前回) (結果)
(雇用者数) 22.3 51.7
- 米雇用統計
(失業率) 3.5 3.4
また、市場が予想するターミナルレートも、5%〜5.25%までが70%以上占めています。
その他、PMI1月や米ISM非製造業指数など、予想以上の結果になった事も上昇要因となっています。
(前回) (結果)
- 米PMI1月 46.6 46.8
- 米ISM非製造業指数 49.6 55.2
特にISM非製造業指数は、久しぶりに50%以上の結果になりましたね。引き続き、経済指標に注目していきましょう。
日銀
4月の次期総裁就任後、日銀が金融緩和を修正する動きがあると市場で噂がありましたが、就任後も金利を極めて低い水準に抑え、現行の大規模緩和策が続く見方が広まり、現在円安の流れになっています。
この報道で、円高の流れが一旦終了する見方でいますが、時期総裁が決まり、その政策内容が明確になるまでは注視していく必要があるので、引き続き注目していきましょう。
経済指標
今後注目を集める経済指標は以下の通りです。
(前回) (予想)
2/11
- ミシガン信頼感指数 64.9 65.1
2/14
- 日本GDP速報値 -0.2 0.6
(前期比) -0.8 1.9
- 米消費者物価指数 -0.1
(前期比) 6.5
2/15
- 米小売売上高 -1.1
- 米鉱工業指数1月 -0.7
2/16
- 米生産物価指数 -0.5 0.4
(前年比) 6.2
- フィラデルフィア 8.9
連銀景況指数 2月
特に、米消費者物価指数と米小売売上高には注目。それから、フィラデルフィア連銀景況指数とミシガン大学信頼感指数にも注目していきましょう。
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
ドル円 日足
現在日足は、エリオット波動B波のアップトレンドを予想。今回大きく落下した為、多少の買い戻しがあるでしょう。ただ、あくまでもドル円は下目線。エリオット波動B波が終了すれば、再度落下の展開になると予想。
という事で、現状の策としては、短期足で明確なレジスタンスラインが見つかるのを待つ事が重要になります。
ドル円 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動C波のアップトレンドを予想。現状の動きは、サポートラインを探しているように感じます。サポートラインが見つかり次第、上昇を試す可能性があるので、見逃さないように。
ドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動C波のアップトレンドが継続。4時間足と同様に、押し目待ちの状況なので、ストップラインを見極め、上昇を狙っていきましょう。
まとめ
米経済指標の改善、特に米雇用統計の良好な結果を中心に、今後ドル円は、ある程度の上昇が見込まれます。来週は、更に米消費者物価指数や米小売売上高と言ったインフレ指標の発表がありますが、この結果が予想を上回った場合、更なるドル円の上昇となります。
その場合、市場が現在予想するターミナルレート5%〜5.25%の変化に注目。もしかすると、ら5.25%〜5.5%になる可能性もあるかもしれません。
ただ、テクニカルでは、中期的に戻り売り狙いの上昇と見ていますので、短期的に上昇の様子を伺いながら様子を見ていきましょう。
では、ありがとうございました。
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