中期的なユーロ円の見通しをお届け。
FOMC、ECB理事会と注目材料が続き、現在のユーロは下降トレンドとなっています。FOMCやECB理事会では、タカ派発言となりましたが、それでも落下していく事を考えると、テクニカルが原因となっている可能性が強いと見ています。
そのテクニカルでは、現在日足は、エリオット波動AもしくはB波のダウントレンドとなっています。どちらにしても、中期的に落下していく見通しでいます。
さて、今後は、各中央銀行の総裁が発言した通り、経済指標の結果が重要になってきますので、去年に引き継ぎ、経済指標に注目が集まるでしょう。
それでは、中期的なユーロ円の見通しを、ほび太が解説していきます。
はじめに
月収なんとか20万をキープしている6年目の凡人トレーダーほび太がお届けする、日足と4時間足、それから1時間足を使った短中期トレード予想ブログをほぼ毎日更新。
ファンダメンタルズとテクニカルの両方を分析して、各通貨ペアの今後の見通しを公開していきますので、是非、参考にしてみて下さい。
ユーロ円 ファンダメンタルズ分析
ECB理事会
2/2に発表となったECB理事会の内容は以下の通り。
以上のタカ派の内容となりましたが、現状は円買いとなっている事から、基本は、ドル売り円買いという流れである事がわかりますね。
FOMC
そのドル売り円買いの流れになった原因がFOMCになります。2/2に発表された米政策金利の内容は以下の通りです。
- 引き締め効果はまだ出ていない。
- まだやるべきことがある。
- 景気の犠牲が必要。
- 9月・12月の利上げ幅にする必要があれば実施する。
- 2回ほど利上げについて協議を行う。
- 雇用統計のデータが重要となる。
- 利上げ停止後に、再度利上げする事はない。
- 基本シナリオは失業率が大幅に上昇しない2%のインフレ率。これが予想通りの動向なら、今年は利下げをしない。
以上の内容になります。市場が予想していた以上に利上げ示唆の発言をしてきましたね。その上で、雇用統計のデータが重要と発言。そして、今後のシナリオは、失業率の大幅な上昇を抑えた2%のインフレ目標だそうです。
さて、この発言を受けたにも関わらず、市場はドル売りの反応です。おそらくタカ派姿勢でも、今日までの米経済指標の悪化と反比例した発言だったからではないでしょうか。ただ、今後の経済指標次第になると発言しているので、引き続き注目が集まる材料になるでしょう。
経済指標
(前回) (予想)
2/4
- ISM非 49.6 50.4
2/6
(前年比) 8.6% 9.1%
- ドイツCPI速報値 -0.8 1.3
(前年比) -2.8% -2.6%
- ユーロ小売売上高 0.8%
2/7
- 米貿易収支 -615 -685
2/11
2/14
- ミシガン信頼感指数 64.9 65.0
(前期比) -0.8 1.9
- 日本GDP速報値 -0.2 0.6
(前年比) 1.9
- ユーロGDP第4改定値 0.1
(前期比) 6.5
- 米消費者物価指数 -0.1
2/15
- ユーロ貿易収支 -117
- 米小売売上高 -1.1
- 米鉱工業指数1月 -0.7
2/16
(前年比) 6.2
- 米生産物価指数 -0.5 0.4
連銀景況指数 2月
- フィラデルフィア 8.9
約2週間の重要となる指標をピックアップしてみました。
ユーロ円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
ユーロ円 日足
現在日足は、エリオット波動B波のダウントレンドを予想。サポートラインとレジスタンスライン間で、しばらく揉み合う予想をしていますが、将来的に下抜けする予想です。チャネルラインも引いていますが、一つの環境認識として、参考にしてみて下さい。
ユーロ円 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動2波もしくは4波を予想します。どちらにしてもレンジを下抜け、落下する予想をしていきます。目標は、134円のサポートラインまで見ていきたいと思います。
ユーロ円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動2波のアップトレンドを予想していきます。その後は、エリオット波動3波のダウントレンドで落下する見通しでいます。
まとめ
FOMCとECB理事会が終了し、引き続き、経済指標に注目していきましょう。
では、ありがとうございました。
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