短期中期的なドル円の見通しをお届け。
短期的な見通しは、現在6月の米政策金利が、5月の米政策金利に続き、0.25%引き上げられる期待からドル円が上昇中。しかし、市場は7割の確率で現状維持される予想でいます。その事から、引き続き今後の経済指標の結果次第となってくる見方でいます。
中期的な見通しは、やはり米金利の行方に注目が集まるでしょう。現在、5%〜5.25%の政策金利引き上げ後、現状維持もしくは利下げの2択の選択肢が材料になってくる事から、今後ドル円の落下を予想していきます。
それではドル円相場の見通しを、ほび太がお届けします。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
ドル円 ファンダメンタルズ分析
引き続き、リスク回避ムードの米金利の動向に注目。他、円売り材料が優勢の日銀の動向に注目。
FOMC
現在5月の米政策金利では、0.25%の追加利上げで5%〜5.25%になる見通しです。また、一部報道では、6月の米政策金利でも0.25%引き上げられるとの予想が浮上。しかし、市場は6月の米政策金利を、7割の確率で現状維持する予想をしています。その事から、引き続き経済指標次第となってくるでしょう。
また一部のFRBメンバーからは、これまで積極的な利上げを行ってきたが、インフレ率が依然高く、利上げ効果が出ていないとし、年内一段の利上げが必要と、この段階で改めて表明。ただし、市場は依然5月の政策金利を5%〜5.25%に利上げした以降は、年内それよりも低い水準の政策金利になると予想していますし、一部のFRBメンバーからは、FOMC議事録で政策金利を現状維持する要請をしていた事も分かっています。
さて、ここまでの内容から、今後は、引き続き経済指標に注目する事。特に今月は、ミシガン信頼感指数とPCEデフレータが控えているので、そちらに注目。それと、来月のFOMC議事録で、何人現状維持を要請するかにも注目。最後に、市場は、7月〜9月にかけて利下げする予想でいますが、今後、変更となるかに注目していきましょう。
日銀の動き
日銀の動きにも注目していきましょう。4月に植田氏が新総裁となった事で、今後の日銀金融政策が気になる所です。
現状は、現金融緩和は適切である事を改めて表明した事で、円が失望売りとなりました。今後、市場は6月の決定会合で、長期金利の調整などを含め、なんらかのアクションがでる予想でいますが不透明と言った所。
さて、今後、この材料で円売りとなるか、または円買いとなるかに注目していきましょう。
経済指標
注目する指標は、やはり米消費者物価指数・米小売売上高・米PMI・米コンファレンスボード・PCEとなります。この指標により、米金利予想が変動しやすいので気をつけて下さい。
4/21
- 米PMI(速報値)
4/25
- 米コンファレンスボード
4/27
- 米実質GDP(速報値)
4/28
- 米PCE
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。短期的に、米利上げ観測の期待から、ドル円が上昇していますが、中期的に見ると、上昇は一服してる感じとなっています。
ドル円 日足
現在日足は、エリオット波動B波のアップトレンドを予想。アップトレンドに沿って上昇しているため、このラインを下回れば、エリオット波動C波が発動する予想です。では、どこまで上昇するのか?おそらく138円のレジスタンスライン付近まで上昇する見方です。
どちらにしても、米金利の鈍化を予想している為、基本は下目線。その際、138円のレジスタンラインをポイントに、アップトレンドでどこまで上昇するかですね。
ドル円 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動4波のアップトレンドを予想。アップトレンドラインに沿って上昇しています。おそらく、138円のレジスタンラインとアップトレンドラインで三角持ち合いとなり、最後に下抜けする予想でいます。
ドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動B波からC波のアップトレンドを予想。アップトレンドラインに沿って上昇、もしくはアップトレンドラインに沿って上昇していく予想。その際、134円付近にレジスタンスラインが存在しますが、おそらく134円を上抜き、138円を目指す予想でいます。
では、ありがとうございました。