ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

豪ドル円の見通し(豪経済指標に注目)

スポンサーリンク

f:id:Original23:20230504085009j:image

短期・中期的な豪ドル円の見通しをお届け。

先日の豪政策金利では、サプライズで0.25%引き上げを実施しましたが、豪ドル円の上昇に限界があると見ている為、ほび太は引き続き、短期・中期、共に落下を予想していきます。その理由を、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析で解説していきます。

それでは、短期・中期的な豪ドル円相場の見通しを、ほび太が解説します。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

オーストラリア経済状況

まずは、オーストラリア経済状況から確認していきましょう。豪ドルを動かすメイン材料は、RBA政策金利の動きとなります。では、早速解説していきます。

RBA政策金利

市場の多くが据え置きだと思っていた4月の豪政策金利でしたが、サプライズとして、0.25%の利上げを実施。利上げした理由について、ロウ総裁は、消費者物価指数の前年比が依然7.0%の高水準である事や、失業率が依然低下し続けている事を含め、時間をかけてインフレ率2%に戻すのは、国民にとって良くないとの発言。従って、今後も積極的に利上げを行っていくと表明。ただ、データ次第であるのも事実。

その参考となるデータですが、やはり豪消費者物価指数や失業率などの結果を重要としているようです。今後は、この2つのデータの変化で、豪政策金利の方向性が見えてくると思います。

さて短期的には、データ次第となるので、不透明感がありますが、豪貿易収支が良い結果となっています。中国との良好な関係が結ばれているようです。この貿易収支が良好であれば、雇用や失業率の結果も、予想以上の良い結果になるのかなぁと個人的には思っています。従って、オーストラリア銀行が、当初予想していたターミナルレート通り、4.1%まで利上げを行う予想でいます。

中期的には、4.1%をターミナルレートとした場合、その後は現状維持もしくは、利下げになる予想でいますので、豪ドル円の落下を予想。

豪経済指標

次回の豪政策金利にとって重要なデータばかりですね。注目していきましょう。

5/9

  • 豪小売売上高3月

5/17

  • 豪賃金指数

5/18

  • 豪雇用統計

5/26

  • 豪小売売上高4月

5/31

日本経済状況

次に、日本経済状況について解説していきます。円を動かすメイン材料は、米金利の行方と、日銀の動向となりますので、今から解説します。

金利の影響

5/4に発表となった米政策金利は、市場の予想通り、0.25%の利上げとなり、5%〜5.25%の金利となっています。パウエル議長も、今後も必要であれば、利上げの用意があるなどの積極的な発言をしています。

しかし市場は、6月以降、5%〜5.25%の現状維持を予想し、また9月には、5割の確率で利下げする予想でいます。

この結果に、短期的に円買いに動いています。中期的には、現状維持がプラス材料と市場が判断した場合、円売りになると思いますが、、利下げの展開となれば、今後円買いになっていく見方となります。

そうなると、基本は、豪ドル円ドル円に釣られて動くので、上記で解説した豪政策金利の内容が良くても、豪ドル円は落下しやすい状況と言えます。また、豪金利が鈍化した場合も同じことが言えるでしょう。

日銀の動向

今年に入り、植田氏が新総裁になった事で、現行の金融緩和に修正が見られ、円買いに触れやすいと市場は予想していましたが、植田総裁が、現行の金融緩和が、どの程度の効果なのかを1年以上かけてデータに取り入れ検証すると発言した事に対して、市場は、年内に金融緩和を修正しない見方を強めています。これにより円売りの展開に。今後は、日銀の動向だけで見ると、短期・中期的に円売りが増す予想です。

米経済指標

円を動かす材料は、米経済指標になります。従って、豪ドル円を見る時は、米経済指標の結果も、非常に重要となるので注目しましょう。

5/5

  • 米雇用統計

5/10

5/11

  • 米生産者物価指数

5/16

  • 米小売売上高

5/18

ここまでファンダメンタルズだけを解説してきましたが、基本は、ドル円が動けば豪ドル円も同じ方向に動くので、ドル円の相場をチェックしながら豪ドル円を見ていきましょう。さて、そのドル円は、短期的に落下を予想しているので、豪ドル円も落下する予想です。ただ、豪政策金利も、今後利上げ期待が高まっているだけに、落下しにくい場面になる予想もしていきます。

中期的には、米金利の現状維持・日銀の金融緩和の継続から、ドル円は上昇する予想でいます。そこに、豪政策金利の内容が加わった時に、相場の動きが加速する感じで見てきたいと思います。もちろん、豪政策金利が反発材料であれば、ドル円の上昇が鈍くなると思うので、そこら辺も、しっかり見極めていきましょう。

ドル円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説します。

ドル円 日足

f:id:Original23:20230505213705p:image

現在日足は、エリオット波動B波のアップトレンドを予想。93円レジスタンスラインを上限に徐々に落下していき、最後は、86円87円付近のサポートラインを下抜けする予想です。下抜けした場合、ターゲットとなるラインは、80円サポートラインになるでしょう。

ドル円 4時間足

f:id:Original23:20230505214054p:image

現在4時間足は、エリオット波動5波のダウントレンドが継続している予想でいます。93円レジスタンスラインを上回らない限り、ダウントレンドが継続。現在は、アップトレンドラインに沿って上昇していますが、反発されアップトレンドラインを下抜けする予想でいます。最後は、87円サポートラインを下抜けする予想でいます。

ドル円 1時間足

f:id:Original23:20230505214439p:image

現在1時間足は、エリオット波動C波のアップトレンドを予想。93円のレジスタンスラインに到達する事なく落下していく予想ですが、88円サポートラインで反発された場合、93円のレジスタンスライン間で、しばらくは行ったり来たりの相場展開になる予想。その後は、徐々に落下していく予想でいます。

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。