ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

ユーロドルの見通し(FOMC議事録に注目)

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短期・中期的なユーロドルの見通しをお届け。

中期的には上昇を予想していますが、1.10ドルのレジスタンスラインを完全に越えられるかに注目。短期的には、エリオット波動的にも最後の上昇を迎えている為、ここからのロングエントリーには気をつけたい場面。その理由を、ファンダメンタルズとテクニカルで、詳しく解説していきます。

それでは、短期・中期的なユーロドルの見通しを、ほび太がお届けしていきますので、よろしくお願いします。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

では、まずはファンダメンタルズ分析で解説していきます。

アメリカ経済状況

アメリカの経済状況として、米金利の行方がメイン材料になっているので、早速解説していきます。

FOMC

5/4に発表されたFOMC政策金利では、予想通り5%〜5.25%の+0.25%利上げを実施。肝心のパウエル議長の発言は、タカ派姿勢の発言となり、6月以降の利上げも期待できる展開となっています。ただ市場は、依然、6月以降のFOMCで、4割の確率で現状維持、5割の確率で-0.25%の利下げを予想しています。

今後は、やはり経済指標のデータ次第で、利上げもしくは現状維持が決まってくる印象。それから、FOMC議事録で、何人のFRBメンバーが現状維持を要求したのかが最大のポイントになるでしょう。という事で、5月に発表されるFOMC議事録に注目が集まります。

さて短期的な見通しとしては、やはり現状維持の可能性が強い事から、米金利鈍化に向け、ある程度の米ドル売りが発生しています。その事から米金利の材料だけで見れば、ユーロドルの上昇が期待できそう。

次に中期的な見通しは、5%〜5.25%の金利で定着したとして、ここから現状維持もしくは利下げの2つの選択肢になると思います。仮に現状維持となった場合は、短期的に米ドル売りとなりますが、長い目線で行けば米ドル買い、利下げとなった場合は米ドル売りにそれぞれ傾く予想です。

現在市場が予想する米金利の行方は、5%〜5.25%を最終到達地点として、8月までは現状維持する予想が高いですが、9月に5割の確率で-0.25%利下げに踏み切る予想でいます。ただパウエル議長は、今年中、利下げとなる可能性は低いと否定しています。中期的に、9月の米金利の行方が大きな焦点となる為、ここに注目していきましょう。

米銀行破綻

アメリカでは、大手銀行の破綻が続いています。金利引き締めの影響で、銀行にお金がなくなってしまったのが最大の原因でしょう。相次ぐ銀行の破綻に、次回のFOMCで、金利を現状維持する発言がでるかと思いましたが、パウエル議長は、大きく取り上げる事なく、引き続き利上げを実施する可能性を示唆しています。

ただ、この後も、銀行が破綻し続けた場合は、米金利を現状維持、もしくは利下げをする可能性もあるかもしれません。そうなった場合、米ドル売りに発展する可能性があります。今後の報道に注目していきましょう。

米経済指標

FOMC後、早速次回のFOMCに向け、下記の経済指標が重要視されます。その経済指標の成長率が低下してきたと判断された場合、次回FOMCでは、金利を現状維持する可能性があるので、注目していきましょう。

5/5

  • 米雇用統計

5/10

5/11

  • 米生産者物価指数

5/16

  • 米小売売上高

5/18

ユーロ経済状況

次に、ユーロ経済状況について解説していきます。ユーロも、ECB理事会で決定されるECB政策金利の動向がメイン材料になります。また、ユーロもアメリカの銀行の破綻に影響力が出ているようです。では、早速解説していきます。

ECB理事会

3月・4月のユーロ消費者物価指数や生産物価指数・雇用統計などのインフレ指標が鈍化気味の中、依然7%という高いインフレ率に、ECB理事会では0.25%の利上げが決定。

今後の見通しとしては、米銀行の破綻や政策ミス疑惑の影響から、ユーロターミナルレートは、3.75%を最終到達地点として見ている市場。その後は現状維持、もしくは利下げになると、市場が予想しています。

さて、短期的には、次回のECB理事会での金利状況次第となります。市場は3.75%を最終到達地点と予想していて、実際、ユーロの経済指標も成長率が弱まっている為、今後の経済指標の結果により、次回のECB政策金利の方向性が決まると思います。

中期的には、テクニカル上、上昇を予想していますが、ECB政策金利だけで見ると、依然不透明な展開です。次の報道を待ちましょう。

ユーロ経済指標

次回のECB政策金利に向け、重要なデータを確認していきましょう。

5/5

  • ユーロ小売売上高

5/16

  • ユーロ実質GDP(改定値)
  • ユーロ貿易収支

5/17

5/21

  • ユーロ消費者信頼感指数

5/23

  • ユーロ非製造業PMI(速報値)

さて、ここまでファンダメンタルズ分析だけを解説してきましたが、短期的には、FRBやECBも金利が鈍化してきている事で、今後、短期的に米ドル売りユーロ売りの展開になる予想でいます。ただ、どちらの通貨が、売りとして強いかにより、ユーロドルの方向性が決まると見ています。中期的には、過去強烈な米ドル買いが起こった事で、今後、その反動が強まる事を見通して、ユーロドルの上昇を予想しています。

ユーロドル テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説します。

ユーロドル 日足

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現在日足は、エリオット波動B波〜C波のアップトレンドを予想。1.10ドルレジスタンスラインもしくは、1.11ドルのレジスタンスラインを抜けない限り、1.10ドルレジスタンスライン1.05ドル付近のサポートライン間で、レンジ相場が続く予想でいます。ですが、最終的には、1.10ドルレジスタンスラインを抜けて上昇する予想でいます。

仮に上昇した場合、どんな材料で上昇するのか?を考えときましょう。ほび太は、強烈な米ドル売りが発生し上昇すると見ています、

ユーロドル 4時間足

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現在4時間足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。上昇も最終局面を迎えている事もあり、ここからのロングエントリーは、各アップトレンドラインで見て、細く分析していく必要があります。現在、1.11ドルのレジスタンスラインで反発されていますが、基本は、各アップトレンドラインを下回るまでは上昇目線です。

仮に落下した場合は、1.05ドルサポートラインまで落下する予想でいます。

ユーロドル 1時間足

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現在1時間足は、エリオット波動C波のアップトレンドが終了し、ここから、1.08ドルもしくは1.07ドルの各サポートラインまで落下する予想でいます。ですが、各サポートラインまで到達後、エリオット波動5波のアップトレンドに切り替わる可能性もある為、1.08ドルと1.07ドルのサポートラインには注意して下さい。

この2つのサポートラインを下回った場合は、1.05のサポートラインまで落下する予想でいます。

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。