ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

NZドルドルの見通し(利上げ観測高まるNZ経済)

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NZドルドルの見通しをお届けします。

始めに、ほび太が分析したNZドルドル相場のテクニカル結果は以下の通り。

NZドルドルのテクニカル分析結果
日足は、エリオット波動3波のアップトレンドを予想。0.64を上回れば上昇目線
4時間足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。
1時間足は、エリオット波動1波のアップトレンドを予想。

 

次に、NZドルドル相場のメイン材料を紹介

NZドルドルのメイン材料

  利上げ観測高まる NZ経済

他、NZドルドルのリスク材料を紹介

 (上昇材料)

  • 米住宅着工件数の鈍化

 (落下材料)

  • 堅調な米経済
  • FOMC議事録

現状のNZドルドルは、NZ中銀(RBNZ)が利上げを実施するとのメディアからの情報の影響で、短期的にNZドル買いが目立っています。強烈な米ドル買いの中、NZドルを買うのは少し怖いですが、利上げが現実的となれば、それなりに上昇すると予想しているので、まずは短期的にNZドルドルの上昇を予想していきます。

とは言え、やはり現状のファンダメンタル的に米経済が堅調な為、突っ込み買いは注意です。

それでは、上記の内容を基に、ほび太がNZドルドル相場の見通しをお届けします。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

利上げ観測高まる NZ経済

この材料は、上昇材料となります。

短期的な上昇材料で注目が集まっているNZ中銀の利上げについて紹介します。現在、NZ中銀が利上げを実施するとの噂が広がっている影響なのか、NZドルドルが上昇しています。各国の中銀が据え置きスタンスでいる中、本当にNZ中銀が利上げを実施するかは不明ですが、この材料でNZドル買いになっているので、とりあえず注目していきましょう。

利上げ予想をしたANZ

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のエコノミストが、2/28にもRBNZが利上げを実施すると予想しました。また4月にも実施するなどの計2回の利上げを実施すると予想した事から、現在NZドル買いの流れになっています。ただ、RBNZが発言しているわけではないので、過度な期待は持たない方が良いかもしれません。

エコノミストが予想した理由としては、利上げを行っても、なおインフレ率の鈍化速度が小さい事などが要因みたいです。

NZ雇用統計は堅調

そのインフレ指標の1つの雇用統計ですが、依然、高い水準をキープしています。NZの経済指標は四半期ごとの発表となる為、1つ1つの指標に注目が集まります。以下の通り。

         (前回)     (予想)    (結果)

  • 雇用者数(月)      -0.2%     0.3%     0.4%
  • 雇用者数(年)       2.4%     2.2%     2.4%
  • 失業率                3.9%     4.3%      4.0%            

ただし、失業率に関しては、利上げする前の水準に戻っていますので、利上げ効果が出ているのは事実です。雇用に関しては、去年の第3四半期と同水準です。

いずれにしろ、結果を見る限りは利上げする必要があるのかなぁという印象であり、エコノミストは、直近の2月に利上げを実施する予想ですが、ほび太は据え置きを予想しています。

今後のNZ経済

先日、2年NZインフレ予想第一四半期の発表があり、前回よりも-0.3%低下した2.5%のインフレ率予想を発表しました。この結果を受け、エコノミストが予想した利上げ観測が後退しました。ただ、NZ中銀オア総裁は、4.7%という現在のインフレ率はまだ高すぎる。2%程度まで持続的に下げることが理事会の目標だとし、政策金利を5.5%に据え置くという制約的な金融政策スタンスを維持。その上で、今月末の政策会合でこのスタンスを検討。

つまり、2月28日のRBNZ政策金利で、今後の金利の行方について公表する可能性があるとの事。ただ、今月の政策金利は据え置きが濃厚。要注目です。

他、NZドルドルのリスク材料

その他、NZドルドル相場のリスク材料を紹介します。まずは、上昇材料から紹介。

米住宅着工件数が鈍化

先週、発表された米住宅着工件数が市場予想よりも大幅に下回った結果を受け、米ドル売りの展開。おそらく、利上げ効果が出てきた証拠なんでしょう。チャート上、引き続き米ドル買いが優勢になっていますが、米経済が鈍化傾向になってきている事が確認できましたね。

次に、落下材料を紹介していきます。

堅調な米経済

米住宅着工件数が予想以下の結果を受けても、米雇用統計・米CPI・米PPIなどの指標が堅調な事から、引き続き米ドル買いが優勢になっています。おそらく、指標が堅調でも追加利上げの可能性は低く、どちらと言えば利下げ局面と言える現在の米経済ですが、当初、市場が予想していた3月の利下げ予想が、堅調な米経済指標の結果により利下げ観測が後退した事で、米ドル買いが継続しています。

FOMC議事録

注目が集まったFOMC議事録ですが、やはり利下げについては時期尚早という意見で一致。その影響でドル買いの展開となりました。内容は以下の通り

  • 利下げを検討する前にインフレ低下に対するより大きな確信が必要。
  • 経済がこれまでと同じように好調を維持すれば、インフレの進展が停滞するリスク。
  • FRBの利下げ開始は6月になるとの見方が優勢。
  • 労働市場が持ちこたえる限り、FRBは利下げに時間をかける余裕がある。

以上の内容となっています。まぁ、経済指標を見ても、積極的な利上げ時期の2023年6月あたりの水準と、ほぼ同水準の結果となっている1月〜2月の経済指標。それらを加味すると、当然、利下げを考えるのは早い気がしますし、現時点での米ドル売りは考えにくいと思っています。特に3月のFOMCは、政策内容を検討される見通しとなっているので、その期待もあり、NZ利上げ期待が一服したら、再び米ドル買い一色になりそうな感じがします。

NZドルドル テクニカル分析

ここからはテクニカル分析で解説します。

NZドルドル 日足

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現在の日足は、エリオット波動2波の修正波を予想。0.605サポートラインを下限に、ここからエリオット波動3波になると思っていますが、チャネルラインもしくはレジスタンスラインを上抜けることができるかがポイントになります。

NZドルドル 4時間足

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現在の4時間足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。日足と同様に、0.605サポートラインを下限に、0.64レジスタンスラインを目指す予想でいますが、チャネルラインを上抜けるかがポイントになります。

NZドルドル 1時間足

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現在の1時間足は、エリオット波動1波のアップトレンドを予想。0.622レジスタンスラインがポイントになりそうです。このラインで、エリオット波動2波の修正波を迎えるか、もしくは、0.622レジスタンスラインを上抜け、押し目をつけて、さらに上昇していくかになりそうです。

ちなみに、エリオット波動2波の修正波を迎えた場合のストップラインは、0.615のサポートラインを予想。もしくは、その近辺と予想しています。

NZドルドル 注目材料

最後に、NZドルドルに関連した、直近の注目材料を紹介します。

  • 2/28 NZ中銀政策金利
  • 2/29 米PCEデフレータ
  • 3/1 オアNZ中銀総裁、講演
  • 3/2 ISM製造業指数
  • 3/6 ADP雇用者数
  • 3/7 JOLTS求人件数 
  • 3/8 米雇用統計

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。