豪ドル円の見通しをお届け。まずはじめに、豪ドル円のリスク材料を紹介。
(上昇材料)
(下落材料)
- 日銀の利上げ期待続く
中長期的には下目線が継続中ですが、短期的には、一旦、豪ドルの買い戻しがオセアニア通貨中心に目立っています。その要因は、 日米財務相会談が無事終わった事や、パウエル議長解任リスクの緩和、それから徐々に米中貿易摩擦がピークを迎えている事です。
これで、目に見えるリスクオフ材料は一服したと思うので、一旦、上昇してもおかしくはない場面です。
それでは、上記の内容を基に、ほび太が豪ドル円相場の見通しを簡単に解説していきます。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね
豪ドル円 リスク材料
豪ドルドルの恩恵を受けて、先日から上昇し始めた豪ドル円。トランプ関税のリスク材料が米ドル離れのきっかけとなり、一気に豪ドル買いとなりましたが、この先の展開はどるなるのでしょうか?
それでは、今日までの経済状況と、今後の見通しについて、ほび太の目線で解説していきます。まずは、上昇材料からです。
無事に終わった日米財務相会談
日本に対し、トランプ大統領は関税を発動しましたが、その関税回避の為に、今月、加藤財務相とべっセント長官が会談を行いました。
警戒していた米国からの円高要請は、無事回避できた事で、1つリスク回避要因がなくなり、リスクオンの円売りの展開となっています。
ただ、まだまだ分からないトランプ大統領。この先、再度、円高を要請する可能性があるので、引き続き、報道には気を使いたい場面。
さて、一部報道では、石破茂首相とトランプ氏が、6月にカナダで開催される主要7カ国(G7)首脳会議で顔を合わせる際に協定を発表する可能性があるので注目です。
米中貿易摩擦に緩和の兆し
中国製品に対し、一部関税の撤廃を発表したトランプ大統領。とは言っても、訳のわからない数字である125%以上の関税は、未だ発動する予定なので、これで関税が緩和されたとは言えませんが、一旦、市場は緩和されたと判断し、リスクオンの円売り。また、トランプ大統領が中国製品に、関税を撤廃したいのは間違いなさそう。ですが、中国は関税発動回避に向けた話し合いをしようともしていません。このまま、アメリカの自国製品が物価高となり、逆にアメリカの景気後退になるのを待っているのでしょうか?市場も、景気後退の警戒から米ドル離れをしているのがわかります。現状の米ドル売りが警戒している証拠です。そうなると、トランプ大統領の自滅ですね。
ただ、不透明感が残る材料ですが、感覚的に、これ以上、悪化する事はないと思っているので、ひとまず、リスク材料要因が、また1つ消えたかな?と思っています。
続いて、下落材料を紹介していきます。
日銀の利上げ期待続く
中期的な日銀による利上げ期待が続いています。トランプ関税の影響が緩和されれば、間違いなく日銀は、最低でも0.25%の利上げが実現できそうな今のインフレ率。今後のトランプ関税次第では期待できそうな場面です。
ただ、直近では期待できそうにありません。5月1日に開催される日銀政策決定会合では、据え置きが濃厚となり、トランプ関税の影響の警戒が続いてる事から、植田総裁はハト姿勢になると見ていますが、やはり中期的に見た場合、利上げする可能性は十分あるのではないかと思っています。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
豪ドル円 日足
現在の日足は、エリオット波動B波を予想。85円を下抜ければ、C波のダウントレンドに移行する予想をしていましたが、一旦、リスクオンの流れである事から、エリオット波動B波が継続する予想をたてました。
さて、ここから上昇となれば、目指すのが100円でしょうか!そこから、再度、下落する予想で見ていくと、綺麗なヘッドアンドショルダーが完成。そこに意識して見ていこうと思います。
豪ドル円 4時間足
現在の4時間足は、エリオット波動4波を予想。92円から、再度下落した場合、エリオット波動5波のダウントレンドに移行して、日足もエリオット波動C波に移行する予想で見ていきたい所ですが、96円まで上昇しても良い場面でもあります。
4時間足では、上記の予想を気にしながら見ていこうと思います。
豪ドル円 1時間足
現在の1時間足は、エリオット波動C波のアップトレンドを予想。91.5円の青い○の部分が押し目買いになっていて、そこから上昇を試す展開となっています。
基本的に、チャネルラインを抜けない限り、上昇が継続すると予想しています。
では、ありがとうございました。
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