この記事では、今なお継続している強烈なドル買い相場の中、将来的には110円の可能性があるドル円相場を、4時間足を使ったテクニカル分析主体で解説していきます。
ただ、今回はどうしてもファンダメンル分析も重要になってくるので、必要な情報だけを取り入れ、ほび太なりの予想をしていきます。
もくじ
はじめに
5年目のFXトレーダーほび太が、年間500pipsを維持している手法を少しだけ公開!
かなりシンプルなだけに、初心者でも簡単に真似する事ができると思います。また、記事の最後には、勝つ為の基礎知識も書いているので、是非参考にしてみて下さい。
ドル円 ファンダメンタル分析
少しだけファンダメンルズ分析の解説をしていきますので、興味があれば読んでください。
国債利回り
3月から、市場が国債利回り上昇を警戒し、リスク回避のドル買いになっていますが、そもそも国債利回りって?と思う方もいるかもなので、チョー簡単に解説します。
要は、国債が買われない現象が、(利回りが低下する)という事。国債を買わせる為に金利(利子)を上げて買わせる行為が、金利を上昇させる原因です。
対して、国債が買われている現象が、利回りが上昇するという事で、金利(利子)を下げても買う人がいる現象が、金利を低下させる原因。
という事で、金利が下がれば利回りが上昇し、金利が上がれば利回りが低下します。
本来の国債利回りの説明は、もう少し複雑ですが、こんな感じで思っておけば良いと思います。
(ただ、何故国債が今買われているのか?)
それは、FRBや米政府が、金融政策や財政政策で、どんどん米ドルをばら撒いているから、国債を買う余裕があるんですね〜。
(では、いまの相場とどんな関係があるのか?)
国債とダウ先物は連動し、ダウ先物は米ドル売りを誘うので、インフレが加速して、物価が上昇。今回市場は、この急激なインフレの警戒から、リスク回避のドル買いになっています。
それだけではありません。FRBのパウエル議長が量的緩和を当面継続させる事で、将来的にインフレが増す予想を警戒し、米ドル買いに繋がっているのです。
少し長くなりましたが、要はFRBが量的緩和をやめない限り、利回りの上昇は継続し続けます。という事は、今後ドル円は上昇の対象になるという事になります。
米経済の回復
上記だけを見れば、リスク回避のドル買いですが、先週の雇用統計の良好な結果や、ワクチン接種から米経済が回復してきた事から、リスクオンのドル買いにもなっています。
その為、ダウ先物が高値を維持していても、ドル買いが続いているが証拠ですね!
ISM製造業やISM非製造業、ADP雇用者数の結果が悪くても、これらの総合的評価は雇用統計であり、雇用統計・貿易収支・小売売上高の総合的な評価はGDPになるので、雇用統計の良好な結果に続いて、GDPの結果が改善されれば、米経済の悪化は、とりあえず一服と言った感じになると見ています。
これからの展開
経済指標も、これから米経済のトレンドになるので、意識はされると思っていますが、やはり気になるのは、アメリカ政府の財政赤字です。
今後ドル円の上昇が一服すれば、このキーワードが飛び出てくると見ています。
ドル円 テクニカル分析
ドル円 4時間足
現在4時間足は、3波継続中であり、上昇の継続判断は、アップトレンドラインを基準にして下さい。
ただどちらにしても、ここから4波・5波と継続する予想でいるので、110円にいく可能性もあり得ます。
下のラインはチャネルラインであり、落下した場合は、このラインが基準になるので、こちらも意識しといて下さい。
では、ありがとうございました。
次回は、週間トレードの記事で、ドル円相場を解説していきます。