来週のドル円相場の見通しは、引き続きエリオット波動4波を予想し、最終的には110円前後まで上昇する予想でいます。
その理由を、今後のポイントとなる、FRBの金融緩和の動向と、他ファンダメンタルズ分析を含め、テクニカル分析で具体的に解説していきます。
もくじ
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
- 日足はエリオット波動4波と予想
- 最終的には110円まで上昇を予想
(来週のテーマ)
以上のテーマで解説していきます。
FRBの発言でドル買い
今週のFRB後にパウエル議長が、パンデミック対応の補完的レバレッジ(SLR)の条件緩和措置を今月いっぱいで終了するコメントを発表。
この発表に、ドル買いが強まる形になりました。何の事?と思われるかもしれませんが、単純に、アメリカの経済が復活しつつあるとして、金融緩和を縮小し始めたと思ってくれればOKだと思います。
来週もこの話題でドル買い反応が継続するかに注目していきましょう。
ダウ先物にも注目
パウエル議長の、補完的レバレッジ(SLR)の条件緩和措置を今月いっぱいで終了するというコメントに、ダウ先物も落下。まぁ〜米ドルのばら撒きが縮小されるのだから、当然ではあります。
ただ、ダウ先物が落下すれば日経も落下する確率が上がるので、ドル円も大きく落下すると思っていましたが、109円台のサポートラインに支えられている事もあり、108.5円〜109円台をキープしている状態。
この事から、市場は株価の動きよりも110円台までの上昇を優先させている感じがします。つまりドル円は天井に到達していないという見方ですね!
また、大規模な金融緩和は依然継続中、ワクチン接種に経済活動が活発化、米雇用統計の結果が改善、以上の期待から、ドル買いが継続するのも納得行きますので、やはり、改めてドル円の更なる上昇に期待しても良い感じがます。
原油相場に少し警戒
今週、サウジアラビアの原油施設が、イエメンのシーア派により攻撃を受けた事により、原油相場が落下しています。
まだコロナ感染者が世界の経済状況に影響を与えていますが、経済が復活し始めているのも確かなので、原油の需要は、今後高まっていく事から大きな落下はないと見ていますが、この報道をきっかけに、少し警戒していきたいと思います。
米中関係にも少し注目
トランプ大統領以降、米中関係は今後沈静化すると思っていましたが、人権問題を軸に、今後米中関係に改善は見られそうにないですね。
現状としては、米豪日で人権問題に対し、中国に適切な措置を取るとの発表が伝わっており、中国も、この対応に対抗する形を取るみたいです。
まだ、相場に影響している感じには見られませんが、原油相場と同様に、米中関係にも少し注目していきたいと思います。
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析中心にドル円相場を解説していきます。
上記のファンダメンタルズ分析を見る限り、若干材料不足な感じがすます。その為、1時間足ではレンジ相場になるかもしれないので、ポジポジエントリーに注意して下さい。
ドル円 日足
現在日足は、エリオット波動4波と予想しています。ただし、今回の上昇をブレイクアウトとしてみているので、今の形状が4波に見えていても、実際は押し目待ちの状態だったりするので、もう一つの見方として、次の上昇でアップトレンドラインを引いていき、その後は、そのアップトレンドラインに沿っての上昇になると見ています。
こういう上昇は、しつこく上昇するので期待した方が良いですね!
問題はどこで押し目買いになるかですね!私は、2番目のチャネルラインのタッチで、押し目買いになるとみています。
ただし、ファンダメンタルズ分析でも伝えましたが、ダウ先物の落下は無視できないので、いくら今週のドル円が、109円手前でキープしているからと言っても、来週には落下する可能性もあるので、ダウ先物と一緒にドル円も落下すると考えるなら、ここから3番目のアップトレンドラインまで落下する可能性もアリです。
後は、1時間足で見ていきましょう。
ドル円 1時間足
現在1時間足はレンジ相場。ダウントレンドラインは、レンジ内で動いていると考えて下さい。
日足での押し目買いの、もう一つの可能性として、このレンジ相場の下値部分が押し目買いになると見ていますので、一度、下値部分でロングエントリーするのもアリでしょう。
まとめ
いかがだったでしょう?
来週のドル円相場は、ファンダメンタルズ分析では、FRBの金融緩和縮小が相場に、どのような影響を与えるかがメインテーマであり、テクニカル分析では、押し目買いのポイントが注目されます。
ロングエントリーの出遅れには注意していきましょう。
では、ありがとうございました。