今週の豪ドルドル相場は、豪ドル円とは違い、米ドル買い圧力で上値が重い状況でした。それでも豪ドル買いにもなっている事から、来週も短期的に上昇は継続します。
ただし、日足に関しては下目線でいます。その上で、来週の豪ドルドル相場の見通しを、ファンダメンタルズ分析を中心に、テクニカル分析で具体的に解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
豪ドルドル 来週の見通し
(来週の豪ドルドルの方向性)
- 日足では下目線をみていく。
- ただし、短期的な上昇が継続している事から、上昇が終わり次第下目線で見ていく。
(来週の豪ドルドルのテーマ)
- ダウ先物の上昇に影響
- 第2弾米経済対策に警戒
- 米経済指標に警戒
以上3つのテーマで解説していきます。
ダウ先物に影響
今週パウエル議長・FRBが米経済回復の示唆を発表した事や、量的緩和(金融政策)の継続を発言した事もあり、米ドル買い/円売りの展開になりました。
当然豪ドルドルは、米ドル買いの圧力に上値が重い状況ですが、豪ドル買いにもなっているのも事実なので、安全通貨の豪ドル買いが、少しだけ勝っている事から、短期的にジリジリ上昇が続いています。
ただ、来週もこの流れが継続するのかと言われれば、少し警戒した方が良いかもしれません。というのも、来週は米重要経済指標の発表があるので、米ドル買いが豪ドル買いより勝る可能性があります。注意していきましょう。
経済指標
来週の経済指標は以下の通り
(豪経済指標と中国経済指標)
- 3/31 中国PMI指数
- 4/1 豪貿易収支
- 中国財政PMI
(米経済指標と日本経済指標)
- 3/31 米ADP雇用者数 ⤴︎
- 4/1 米ISM製造業指数 ⤴︎
- 4/2 米雇用統計 ⤴︎
特に、米雇用統計には注意です。今回パウエル議長・FRBが、米経済回復を示唆した事で、経済回復の基準となる米雇用統計には非常に敏感になると思うので、結果次第で大きく相場が動く可能性があります。
第2弾経済対策にも警戒
バイデン大統領が提案している第2弾経済対策にも注目していきましょう。
今週、経済対策が計画段階である事から、来週以降公表される可能性があり、米ドルが買われやすくなるでしょう。
さて、第2弾となる経済対策は、インフラ整備に投資する事が目的であり、今回1.9兆ドル経済対策で猛反発していた共和党上院も、インフラ整備には非常に関心を持っているので、成立しやすい法案です。
その為、成立期待の方が高い事から、早い段階から米ドル買いに動くかもしれませんので、豪ドルドルの落下に注意して下さい。
また、状況によっては豪ドル円に吊られる可能性もあるので、非常に判断しにくい通貨ペアでもありますね!
豪ドルドル テクニカル分析
ここからは、来週の豪ドルドル相場をテクニカル分析で解説していきます。
ファンダメンタルズ分析では、来週は更に米ドル買いになると予想している為、豪ドルが売られやすくなると思います。
ただ豪ドル円に吊られる可能性もあるので、テクニカル分析では、今の短期的な上昇をフォローしながら、落下にも備えていきましょう。
豪ドルドル 日足
現在日足はC波終了で買い戻しの状態です。ここからですが、0.77のレジスタンスラインで反発され再び落下するか、もしくはダウトレンドラインで反発されて落下するかの2種類の落下パターンを用意して、落下に備えときます。
では、上昇した場合のフォローの対象方法は、日足ではなく1時間足で上昇をフォローしていきましょう。
豪ドルドル 1時間足
現在1時間足はB波もしくはC波継続と予想しています。多分ですが、このアップトレンドラインで0.77のレジスタンスラインまで上昇すると見ています。
さて、上昇のフォローですが、このアップトレンドラインでロングエントリーを狙いつつ、上記で書いた2種類の落下パターンに備えていきましょう。
まとめ
現状の豪経済はリスクオン状態で、まだまだ豪ドルが買われてもおかしくない状況なだけに、豪ドル円と豪ドルドルを比較してしまうと、心理的に難しい通貨であるのは間違いないです。
豪ドル円が上昇しているから、豪ドルドルも上昇すると思い込んでしまうと、今週のユーロ円とユーロドルみたくなってしまうので、臨機応変な対応と戦略を見つけ、勝ちに結びつけてください。
もちろん、私の戦略パターンを使ってくれても良いですし、使わなくとも共感してくれるだけでも良いかと思います。
では、ありがとうございました。