現在ユーロは、ドイツの3次感染の影響や、コロナワクチンの分配の遅れの影響で、リスク回避ムードになっていながらも、週末にかけて買い戻しの動きとなりました。
一体どうしてなんだろう?
そんな疑問に、ほび太が来週のユーロ円相場を上昇予想とした上で、ファンダメンタルズ分析を中心に、テクニカル分析で具体的に解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ユーロ円 来週の見通し
(来週のユーロ円の方向性)
- 引き続き上昇を予想
- ただし、131円の上昇が限界とみている。
(来週のユーロ円のテーマ)
- FRBの発言で、円売り/ユーロ買い
- ドイツ3次感染
- コロナワクチン輸出制限
- 経済指標
以上4つのテーマで解説します。
FRBの発言でユーロ買い
こちらは今週の各通貨ペアのブログで、何度も解説しているので簡単に解説します。
今週、パウエル議長・FRBが声明を発表し、米経済回復を示唆した事や量的緩和を維持すると発言した事から、安心感からのダウ先物が上昇。そのダウ先物の影響で、ドル買い/円売りの展開とり、ユーロ円ではユーロ買い/円売りの状況でクローズ。
流石に、今週ユーロ圏内での3次感染リスク・コロナワクチン輸出制限の影響で、リスク回避からのユーロ売りになると思っていましたが、週末にかけて、買い戻しの動きとなりました。
その事から、基本的に今のクロス円は、ドル円に吊られていると見ているので、来週もドル円が上昇すれば、ユーロ買いが増加すると予想しています。
ドイツ3次感染
ただやはり気になるのが、3次感染リスクです。現状としては、ユーロドルだけに影響が出ていますが、ユーロ円にも反応はないのでしょうか?来週は、3次感染リスクも注意しながら相場を見ていこうと思います。
コロナワクチン輸出制限
こちらもリスク回避の材料となりますが、ユーロの方針に従わないメーカーのコロナワクチン輸出管理の強化する影響で、ユーロ圏内にワクチンの分配に遅れが出ています。
このユーロの方針内容は、イギリスメーカーのアストロゼネガのワクチンにも影響が出ていますし、他各国からも批判が出ているが、一向に、ユーロ円にリスク回避の流れがきません。
まぁ〜ユーロも経済回復が進んでいるので、あまりワクチンの遅れなどを材料にしないのか?ちょっと不思議に感じます。
とりあえず、来週もユーロの動きに注目していきましょう。
経済指標
特に、ユーロ自体に重要な経済指標がないですが、速報値がある為、瞬間的な相場の値動きに注意して下さい。また、同時に米経済指標に注目していきましょう。
(ユーロ経済指標)
赤文字は、速報値なので短期的な動きに注意。
(米経済指標)
- 3/30 日本雇用統計
- 3/31 米ADP雇用者数
- 4/1 日銀短観
- 4/1 米ISM製造業指数
- 4/2 米雇用統計
ユーロ テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で来週のユーロ円相場を解説していきます。
上記に書いた、3次感染リスクとコロナワクチン分配の遅れによるリスクを頭に入れながらのトレードになるでしょう。
ユーロ 日足
現在日足はエリオット波動4波を予想しています。従って5波で131円付近まで上昇すると予想しています。
ただ、上記で書いたリスク材料の事を考えると、アップトレンドラインがレジスタンスラインとなる129.5円が少し危ないような感じがするので注意しながらのトレードになりそうです。
この場合は、1時間足で確認してき、落下に備えながら、ロングエントリーで上昇を狙っていきましょう。
ユーロ円 1時間足
現在1時間足はエリオット波動4波を予想していますが、アップトレンドライン次第で、エリオット波動3波が継続します。
とりあえずは、2番目のアップトレンドラインで、ロングエントリーをしながら、ユーロ円相場の様子を見ていきましょう。
まとめ
エリオット波動4波を予想しながらも、リスク回避の材料がある以上、いつ落下してもおかしくはない相場状況です。
注意しながらトレードをしていきましょう。
では、ありがとうございました。