今週も、各国の金融緩和縮小の行方が話題となりました。その中でも、やはり気になるのがアメリカFRBが発動している金融緩和です。
テーパリングに踏み切るのか?それとも量的緩和を維持するのか?現時点では、テーパリングに踏み切らない可能性が強いと見ていますが、量的緩和縮小について協議を開始する以上、縮小する可能性も出てきましたね。
- 縮小するの?しないの?
- 来週の材料は?
こんな疑問を含め、ほび太なりのファンダメンルズ分析とテクニカル分析で、来週のドル円相場の予想を解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
- 日足は、エリオット波動5波が継続していることを予想。なので、アップトレンドライン次第では、まだ上昇する可能性があり。
- 仮にアップトレンドラインを下回った場合、108.5円のサポートライン、あるいは108円台でサポートされそうな事から、レンジ相場になることも想定していきたい。
(来週のテーマ)
以上2つのテーマで解説していきます。
量的緩和縮小の行方
まぁ〜しばらくは、この材料だけで為替が動くと予想しているので、注目していきましょう。
さて!今週FOMC議事録が開催され、やはり量的緩和の話題となりましたが、結構驚きの展開となりました。
FOMC議事録前のメンバーの発言では、量的緩和の縮小は、時期尚早と発言していましたが、一部のFRBメンバーがこんな発言をしました。
FOMCが設定する目標に向けて経済の急速な進展が継続すれば、ある時点の会合で、資産買い入れペースの調整を巡る討議を開始することが適切になる可能性がある。
by FISCO
- テーパリングの開始は、遅いよりも早い方が良い。
- 突然ではなく、徐々に縮小していく方が良い。
FOMCでは、全員一致の量的緩和継続と思っていましたが、以外な発言となりましたね。
それでも殆どのメンバーの答えは、
量的緩和を縮小する程、米経済の進展が見られない。
と発言している為、現状は量的緩和を縮小する可能性は、まだ低いという段階。
ですが、もし協議となれば、ダウ先物の上昇継続はリスクがあると見て、米ドル売りは減少する見方でいます。また、この時点でリスク回避に動いている可能性がある為、正確には、米ドル買いの継続という言い方が適切かな!
まぁ〜協議の結果がでるまでは、リスク回避に動き続けるような感じがするので、注目していきましょう。
2兆ドルインフラ景気対策を減額
週末、バイデン大統領が、当初インフラ景気対策に2兆2500億ドルを注ぎ込む予定でしたが、1兆7000億ドルまで減額した事が報道されています。
ここまでの株価上昇の要因は、金融緩和と2兆ドルインフラ景気対策が原因でしたが、減額となれば、株価が落下する恐れがあるので、注意して下さい。
因みに、株価が落下すれば米ドル買いとなり、日経も一緒に落下となれば、円買いにも傾く為、ドル円は落下するでしょう。
ファンダメンルズ分析 まとめ
(ドル円 上昇要因)
- 米金融緩和縮小の可能性がある事を受け、米経済の回復示唆でドル買い。
(ドル円 落下要因)
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で来週のドル円相場を解説していきます。
ドル円 日足
現在日足は、エリオット波動5波が継続中なので、引き続き上昇目線です。
ただ、少し上値が重い感じにも見えるので、アップトレンドラインから外れる可能性も想定しときましょう。
仮に、アップトレンドラインを割った場合は、108.5円もしくは108円前半が下限のレンジ相場になる事を予想しています。
ドル円 1時間足
現在1時間足は、三角持ち合いに入っているので、日足のアップトレンドラインというよりは、この三角も持ち合い次第で、上昇が継続するか、日足の5波が終了するかになりそうです。
まとめ
ここからの材料は、当分の間は量的緩和の縮小についてになるので、結果がでるまでは、相場が動きづらい状況となりそうです。
それでも、2兆ドルインフラ景気対策の減額報道があるので、下振れには注意してください。
今後のイベント
では、ありがとうございました。