RBAの積極的な利上げの影響で、豪ドル買い円売りの状況が継続している今週の豪ドル円。今後も豪ドル円上昇が予想される経済情勢だと思います。
来週は、ドル円同様に目立った指標もなく、上昇の勢いもなくなって来ているので、落下も視野に入れたい所ですが、上昇は継続しているので、まだまだ上を見ても良いかもです。
それでは、来週の豪ドル円の見通しを解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
豪ドル円 来週の見通し
(ファンダメンタルズ分析)
(テクニカル分析)
以上の内容で解説していきます。
豪ドル円 ファンダメンタルズ分析
ここからは、更に詳しくファンダメンタルズ分析で解説します。
RBA理事会
RBA理事会の内容は以下の通り
- 政策金利を、0.35%〜0.85%の0.5%引き上げを発表。
- インフレ率目標レンジを2-3%に押し下げる為に必要な措置を講じるとして、一段の利上げを行う示唆をした。
またゴールドマンサックスは、7月・8月・9月と0.5%ずつ利上げをする予想をしています。
つまり、日銀が何もしない限り、更なる円安に進むと言う事になるでしょう。
日銀政策金利
RBA理事会後、日銀政策金利の発表があり、大規模な金融緩和を維持という事になりました。黒田総裁の声明は以下の通り
- 金融・為替市場・経済・物価への影響を十分に注視する必要。
- 企業の資金繰り支援・金融市場の安定維持に努め、必要であればちゅうちょなく追加きぬか金融緩和に踏み切る。
どちらにしても、金利の引き上げは考えておらず、金融緩和でインフレをカバーしていくみたいですね。この政策で、円安の流れを止められるのか少し疑問に感じる所がありますが…
ただ、日銀も円安には警戒しているみたいなので、金利引き上げも、今のところ可能性は低いですが、この先あるかもしれませんので、引き続き日銀の言動に注目していきましょう。
FOMC
今週FOMCが開催され、政策金利を1%〜1.75%の0.75%引き上げる大幅利上げとなりました。
また、会合メンバーによる2022年末の政策金利は3.375%の引き上げ予想し、これで行けば年内1.75%の引き上げを見込むと予想しています。その理由については、以下の指標にあります。
(予想) (結果)
雇用統計 (雇用者数 ) 32.6% 39%
(失業率 ) 3.5% 3.6%
消費者物価指数 0.6% 1.0%
上記のインフレ指標などが利上げの要因になっていると思います。米生産物価指数や米小売売上高などは、今回予想以下の結果となりましたが、今後更に上記2つの指標が更新された場合、会合メンバーの予想が現実的になる可能性もあります。
とりあえずは、今年は間違いなく米政策金利が注目される事になるでしょうし、円安が加速する可能性が十分あると思います。
注目していきましょう。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
豪ドル円 日足
現在日足はエリオット波動5波の予想。96円辺りがレジスタンスラインとなっている為、アップトレンドラインに沿って揉み合っている感じです。いわいる三角持ち合いになっています。
アップトレンドラインを5波と見ていて、そこ下抜けした場合は落下と見ている為、そこに注目です。
豪ドル円 1時間足
現在1時間足はエリオット波動4波を予想。レンジ相場から上抜ける予想でいます。
まとめ
豪ドル買いはこれからも続くでしょうし、これから先も円売りになるでしょう。
ただ、買い疲れや売り疲れというのもあるので、今後利上げするから更に買われる、今後利上げしないから更に売られるという考えではなく、そこはテクニカル分析で色々研究した上で判断して下さいね。
来週は、注目する指標がないので少し落ち着いた相場展開を予想していきたいと思います。
では、ありがとうございました。
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