ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

豪ドル円 来週の見通し(RBA理事会に注目)

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ドル円も、円買いの反応で現在落下中です。主な落下要因は、FOMCでのパウエル議長が、今後の利上げについて、少しハト派を匂わせた発言と、その利上げに重要となるデータ、米GDP第2四半期速報値の予想外の弱さが、今回落下に繋がった要因ですね。

さて!来週の豪ドル円は、少し読みにくい展開になりそうです。利上げに積極的なRBA理事会が開催、それと米雇用統計ですね。どんな展開になるのか。

それでも、ほび太は日足レベルでの落下を予想しています。その理由を、来週の豪ドル円の見通しを含め解説していきます。

はじめに

このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。 

ドル円 来週の見通し

 (ファンダメンタルズ分析)

 (テクニカル分析)
 

以上の内容で解説していきます。

ファンダメンタルズ分析

まずは、今週と来週のファンダメンタルズ分析から解説していきます。

消費者物価指数

前月比は、市場予想の1.9%を1%下回る1.8%という結果だったが、前年比は5.1%から6.1%に上昇した事を受け、金利が現行の2倍以上上昇させる必要があるとの事。

アナリストからは、年内7%や8%を上回る予想が出ています。

この結果に、8月2日に開催されるRBAロウ総裁がどのような声明を出すのかに注目です。

FOMC後の動き

7/28に開催されたFOMCの内容は以下の通り。

  • FOMCはインフレ抑制に力強くコミットしている
  • 労働市場は非常にタイトで、インフレが高すぎる。
  • インフレ率を2%まで引き下げる必要がある。
  • ある時点から利上げを抑制する事が適切。
  • 異例の大幅利上げを繰り返すかはデータ次第。
  • 必要なら、大幅利上げも躊躇(ちゅうちょ)しない。

以上の内容になります。

今回、円買いに動いている原因が、ある時点から利上げを抑制する事が適切、という発言がリスク回避の円買いに繋がっている模様。

また、異例の大幅利上げを繰り返すかはデータ次第という発言で、一旦利益確定売りがでている可能性もありますね。

さて、FOMCは現在2022年末の時点で、3.4%まで引き上げを示唆しています。

これで行けば年内に、約1%の引き上げを見込む事になります。、そして9月は0.5%の引き上げが濃厚であれば、残り2回のFOMCでは、0.25%ずつ引き上げするのか?

それとも、セントルイス連銀総裁が3.75〜4%まで引き上げるべきだ!との発言が実現するのか?

はたまた、米消費者物価指数と米雇用統計が落ち込み、パウエル議長が、金利を抑制させるのかは、今後のデータ次第になってくるでしょう。

この影響で豪ドル円は落下。

GDPの弱さ

8/28に発表された米GDP第2四半期速報値。高インフレ率により、FOMCが大幅利上げを市場が予測する中、米GDP第2四半期速報値の予想外の弱さが目立ち、全面ドル売り円買いとなっています。

FOMCでパウエル議長が、大幅利上げをしても景気後退はないと断言しているが、このGDPの弱さで、パウエル議長の発言が信用できないという思惑が広がっていると思います。

次回以降、利上げに影響がでるデータであり、来週発表となる米雇用統計にも注目と警戒が集まる可能性があります。

ドル円は、この影響で落下。豪経済も利上げが期待されていますが、円買いが強くなっていることもあり、しばらく落下が続くと予想。

経済指標

来週注目を集める経済指標は以下の通り

  • 8/1 米ISM製造業指数
  • 8/2 豪RBA政策金利
  • 8/3 米ADP雇用者数
  •       米ISM非製造業指数
  • 8/4 豪貿易収支
  •       米貿易収支
  • 8/5 米雇用統計    

以上の経済指標に注目して行きましょう。

RBA理事会

8月2日に開催されるRBA理事会に注目が集まります。

消費者物価指数の前年比の6.1%の上昇により、現行の金利1.35%に対し、市場予想は50bp上昇の1.85%となっています。

ロウ総裁は、中立水準である2.5%まで上昇する可能性が高いと示唆していますが、市場は、最大3.75%の利上げを織り込んでいます。

市場よりもハト派的な声明文、つまりロウ総裁が目標としている中立水準止まりとなれば、豪ドルは売られやすい展開となります。

とりあえず、前月比の豪消費者物価指数の落ち込みが、どの程度利上げに影響するかですね。

雇用統計

GDP第2四半期速報値後に注目があつまる米雇用統計ですが、こちらも次回以降の利上げに影響を与える重要なデータなので注目して行きましょう。

また、GDP第2四半期速報値が予想外のマイナスになった事を受け、米雇用統計も警戒されるでしょう。

  • 雇用者数= 前回37.2万人 予想25万人
  • 失業率=前回3.6%  予想3.6%

FOMCで、データ次第と言われた以上、米雇用統計を無視する事はできませんね。

次回のFOMCは9月。その間の米雇用統計には重要になるでしょう。

ドル円 テクニカル分析

ここからはテクニカル分析で解説

ドル円 日足

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現在日足はエリオット波動5波継続中。単純にアップトレンドラインから抜けない限りは、5波継続と考えてください。

ただし、レジスタンスラインを超えていなく、また前回の高値の更新に失敗している感じから、まずはダウントレンドラインを引いた場所を、エリオット波動A波と見て行きます。

そして、アップトレンドラインをB波と見ていきましょう。その後アップトレンドラインから外れた場合、エリオット波動C波の前兆が始まると見ています。

ドル円 1時間足

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現在1時間足は、エリオット波動C波を予想。日足から伸びているアップトレンドラインに注意です。ほび太は、この後エリオット波動4波・5波と継続する予想でいる為、ダウントレンドラインから抜けた場合は、レジスタンスラインで上昇が終了し、その後揉み合いエリオット波動5波になるイメージで見ています。

また、仮にエリオット波動5波が発動した場合、アップトレンドラインから外れるイメージもしていきますし、もしかしたらエリオット波動C波で抜けてしまう場合もあるので、その場合、またパターンが変わるかもしれませんが、どちらにしても、更なる落下を予想していきます。

難しい場面ですが、慎重なエントリーを心掛けて行きましょう。

まとめ

 (豪ドル円 落下要因)

  • パウエル議長のハト派的な発言
  • アメリカ、景気減速の疑い
  • 経済指標の弱さ

 (豪ドル円 上昇要因)

  • FRBの大幅利上げ
  • RBAの積極的な利上げ
  • セントルイス連銀総裁が3.75〜4%まで引き上げるべきとの発言

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。