中期的な豪ドル円の見通しをお届け。
今週は、FOMCやECB理事会、それからBOE政策金利などの相場が荒れる指標ばかり並んでいますが、豪中貿易問題にも注目していきましょう。
トランプ前大統領の時から始まった豪中貿易摩擦。オーストラリアと中国が3年ぶりに貿易問題について会談する報道が入ってきている為、その期待から、短中期的に豪ドルが買われやすい状況になっています。もちろんメインは、米経済の行方や日銀の金融緩和の修正の行方になると思いますが、豪中貿易問題にも目を向けておきましょう。
それでは、まずは直近のFOMCと日銀の動向に注目しながら、中期的な豪ドル円相場の見通しを、ほび太が解説していきます。
はじめに
月収なんとか20万をキープしている6年目の凡人トレーダーほび太がお届けする、日足と4時間足、それから1時間足を使った短中期トレード予想ブログ。
ファンダメンタルズとテクニカルの両方を分析してブログに掲載。是非、毎日書いているので読みに来てくださいね!
豪ドル円 ファンダメンタルズ分析
FOMC
今週のFOMCに注目が集まりますね。
現在の米政策金利4.5%に対し、市場は2月に0.25%の利上げと3月にも0.25%の利上げを予想されています。
FRBも今週のFOMCで、0.25%の利上げが濃厚となる中、注目を集めているのが、3月の利上げ状況です。市場は0.25%の利上げを予想していますが、一部報道では、3月は現状維持の可能性があるとの事です。もしも、3月の政策金利が現状維持となった場合は円買いとなり、豪ドル円は落下。また、ハト派よりの発言となった場合も同様。予想通り0.25%の利上げが濃厚となった場合は、一旦ドル買いとなり、豪ドル円が上昇する見通しです。
ただ今週のFOMCでは、3月の利上げについてはふれない可能性があります。その場合、相場は、テクニカルが重視される可能性がありますので、チャートの動きに注目しましょう。
日銀
長期金利が0.5%付近て定着しています。その事から、市場や日銀内部の一部では、金融緩和の見直しが要求されています。もちろん黒田総裁は、長期金利の変動幅を変更して間もないという事で、引き続き、現状の金融緩和に対して評価中との事です。
4月に新総裁が決まります。そろそろ日銀にも注目していきたい所ですね。
豪中貿易問題
来週、3年ぶりに今後の輸出入に対して会談を行うオーストラリアと中国。豪中貿易問題の内容は以下の通り。
- オーストラリア産のワインと大麦に関税。
- オーストラリア産のロブスターや肉食などの輸入禁止措置。
- 中国留学生がオーストラリアに入国するのを、中国が拒否。
- 他、オーストラリア製品の輸出拒否
などの貿易問題が生じていました。この貿易問題の撤廃を要求する為、今回会談が行われます。
結果待ちとなりますが、中国も貿易収支の悪化が続いている為、どちらかと言えば、合意する可能性が高いと見ています。まぁ〜結果を待ちましょう。
経済指標
注目を集める経済指標は以下の通り。
(前回) (予想)
2/2
2/3
- ISM 48.4 48.1
- FOMC 4.5 4.75
- 米雇用統計
(雇用者数) 22.3 18.7
(失業率) 3.5 3.6
(平均時給) 3.3 3.3
2/4
- ISM非 49.6 50.4
2/6
2/7
- 豪小売売上高 0.2
- 米貿易収支 -615
- 豪貿易収支 132
- 豪政策金利 3.1%
2/11
- ミシガン信頼感指数
来週は、豪政策金利の発表となります。この内容については、豪ドルドルの記事で書きたいと思います。まずは、FOMCに注目していきましょう。
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
豪ドル円 日足
現在日足は、エリオット波動ABC波の修正波を抜け、若干上昇気味となっています。ただし、見方によっては、エリオット波動4波という感じにも見えるので、FOMCの結果次第では、アップトレンドラインを下抜けする可能性があります。
豪ドル円 4時間足
現在4時間足は、波動はなく、大きく揉み合ってる状況ですね。92円付近のレジスタンスラインラインで抵抗されているのと、アップトレンドラインによって方向性が定まっていません。
引き続き、様子見の展開となるでしょう。ただ、先程も言ったように、日足では、4波の動きにも見える為、エリオット波動5波が発動された場合は、落下が優勢となるでしょう。
豪ドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動2波のアップトレンドを予想。アップトレンドラインを下抜ければ、エリオット波動3波が発動し落下になる見通しです。FOMC次第でしょう。
まとめ
ようやく不透明な状況が終わりそうです。ここから、どんな動きとなるかは、FOMC次第となる為、注目していきましょう。
最後に、簡単な豪ドル円に対する主な材料をまとめてみました。
(豪ドル円 上昇要因)
(豪ドル円 落下要因)
では、ありがとうございました。
ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。