ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

ユーロ円の見通し

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短中期的なユーロ円の見通しをお届け。

引き続き、ECBのタカ派的な報道が出ていますが、テクニカルでは、日足を見ると上昇が鈍く落下傾向にあります。その為、しばらくはファンダメンタルズ分析よりもテクニカル重視で見ていこうと思います。

さて今後の見通しですが、まずは経済指標に注目。2/14の米消費者物価指数、2/15の米小売売上高、2/21のユーロPMI2月、日本消費者物価指数などに注目が集まります。他、日銀の動き、ECBメンバーなどの発言、FRBメンバーの発言などに注目していきましょう。

それでは、短中期的なユーロ円相場の見通しを、ほび太が解説します。

はじめに

月収なんとか20万をキープしている6年目の凡人トレーダーほび太がお届けする、日足と4時間足、それから1時間足を使った短中期トレード予想ブログをほぼ毎日更新。

ファンダメンタルズとテクニカルの両方を分析して、各通貨ペアの今後の見通しを公開していきますので、是非、参考にしてみて下さい。

ユーロ円 ファンダメンタルズ分析

FRBの発言

まずは、現在円売りの流れとなっている原因の一つである米政策金利の話からしていきます。

今週、FRBメンバーの発言が円売りを誘いましたね。以下の通りです。

  • パウエル議長は、強い雇用指標が続けば、ターミナルレートはもっと高くなる可能性がある。
  • ウィリアムズNY連銀総裁は、5%〜5.25.%のターミナルレートが適切。
  • ウォラーFRB理事は、金利を一部予想より高くより長く維持する必要がある。
  • クックFRB理事は、利上げはまだ終わっていない。

とりあえず、FRBメンバーの発言をまとめましたが、今の所はタカ派の発言ばかり。余程、経済指標が鈍化しない限り、3月のFOMCは、利上げ濃厚で間違いないと思います。

ただ、タカ派発言をしても、ドル円の上昇が鈍いですよね。更なる材料が必要になってきます。という事で、今後はターミナルレート引き上げが主に材料視されてくるでしょう。

現在、市場が予想するターミナルレートは、5%-5.25%が約50%で、5.25%-5.5%が約35%と言った所です。今後、パウエル議長がどこまでターミナルレートを引き上げるかに注目。

ECBの発言

次にECBメンバーの発言になります。以下の通りです。

  • デギンドスECB副総裁は、3月以降の利上げの排除はしない。
  • シュナーベルECB理事は、3月に0.5%の利上げが適切。

ECBメンバーもタカ派の姿勢なので、引き続きユーロが買われやすい状況にいます。ただ、今はユーロが買われ過ぎているので、ユーロ円の上昇が鈍いですね。

最近のクロス円を見ていると、新たな材料探しをしているように感じます。特に落下材料を意識している感じで、日足または週足の押し目をつけたい感じがしています。余談ですが…

日銀の動き

市場は日銀の動きにも注目しているみたいです。

今週、日銀時期総裁に、当初最有力候補だった雨宮日銀副総裁に代わり、元日銀審議委員の植田和男氏を起用する報道が伝わっています。

雨宮氏は、現在の金融緩和を支持しているのに対し、植田氏の考えが不透明な為、市場は植田氏の名前が報道された瞬間、リスク回避の円買いとなりました。後から、植田氏も現在の金融緩和を支持した事が分かり、買い戻されましたが、市場は植田氏の情報がない為、警戒は続いています。

植田氏は、現在の金融緩和を支持したことは間違いないと思うので、ひとまずはリスク回避はないと思いますが、実際の政策内容を公表しない限りは、不透明な展開。引き続き報道に注目しましょう。

経済指標

以下の経済指標に注目していきましょう。特に、米消費者物価指数・ユーロPMI2月・米小売売上高・日本消費者物価指数に焦点を合わせた相場展開になるので、短期トレーダーは警戒しましょう。

                                           (前回)    (予想)   

2/11

  • ミシガン信頼感指数     64.9       65.0

2/14

  • 日本GDP速報値            -0.2        0.6

                     (前期比)           -0.8        1.9

  • ユーロGDP第4改定値    0.1        0.1

                      (前年比)           1.9        1.9

                      (前年比)           6.5        6.2

2/15

  • ユーロ貿易収支             -117      
  • 米小売売上高                 -1.1       1.7
  • 米鉱工業指数1月           -0.7       0.4              

2/16

  • 米生産物価指数             -0.5        0.4

      (前年比)            6.2        5.4

  連銀景況指数 2月

2/21

  • ユーロPMI2月(速報値)   
  • 米PMI2月(速報値)
                       (製造業)

                    (非製造業)

2/24

       (前年比)
  • 米PCE1月
   (前年比)

ユーロ円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説していきます。

ユーロ円 日足

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現在日足は、エリオット波動B〜C波のダウントレンドを予想。143円のレジスタンスラインが B波のアップトレンドラインの終了合図で、143円を抜けずにそこから徐々に落下していく予想をしています。

少し、B波の戻りが足りないような感じがするので、注意して欲しいと思います。

ユーロ円 4時間足

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現在4時間足は、エリオット波動4波のレンジ相場を予想。まだ、若干上昇する力が強い感じがしますが、将来的には、レンジ相場を下抜け落下していく予想でいます。

ユーロ円 1時間足

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現在1時間足は、エリオット波動B波のダウントレンドを予想。少し戻りが足りないような感じがしますが、とりあえず141.5円をB波終了の合図と見て、そこから大きく落下していく予想をします。

まとめ

テクニカル分析では、落下を予想していますが、正直ファンダメンタルズが上昇目線だけに、分析しづらい状況です。なので、とりあえずは、上昇圧力もありながらも徐々に落下していくという感じで見といて下さい。もしかすると、急に上昇する可能性があるので、そこら辺もに注意です。

では、ありがとうございました。

ほび太より

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