短期、中期的のドル円の見通しをお届け。
短期的な見通しは、引き続き米短期金利引き上げ観測の期待からリスクオン。今後、更なる利上げとなるか、3/10に発表される米雇用統計に注目が集まります。
中期的にも、米短期金利引き上げ観測の期待から、引き続きリスクオンの状態。ただし、日銀のYCC撤廃の可能性があるので注意。また、中国がロシアの軍事支援を行った事で、バイデン大統領が中国に制裁を発表。今後の報道でリスク回避の材料の可能性があるので、こちらの材料にも注意。
以上の内容をもとに、ドル円相場の見通しを、ほび太が解説していきます。
はじめに
月収なんとか20万をキープしている6年目の凡人トレーダーほび太がお届けする、日足と4時間足、それから1時間足を使った短中期トレード予想ブログをほぼ毎日更新。
ファンダメンタルズとテクニカルの両方を分析して、各通貨ペアの今後の見通しを公開していきますので、是非、参考にしてみて下さい。
ドル円 ファンダメンタルズ分析
米政策金利
短期的、中期的にも注目を集める米政策金利に引き続き注目していきましょう。
現在、米政策金利引き上げ期待からリスクオンとなっているドル円。市場が予想する今後の米ターミナルレートは、6月が70%の確率で5.25%〜5.5%の引き上げ予想。7月は30%の確率で5.50%〜5.75%の引き上げ予想となっています。5.5%〜5.75%の引き上げ確率は、まだまだ低い状態ですが、3/10に発表される米雇用統計の結果次第で、確率が変化すると思うので、注目していきましょう。
日銀
円買い材料である日銀の動きにも注目が集まっています。
現在70%の確率でYCCの撤廃が、エコノミスト間で予想されています。
4月に就任となる植田総裁の判断次第で、今後円買いとなる可能性があり、ドル円が落下するかもしれないので、日銀の動きには警戒したい所です。
現在の植田氏の発言からは、大規模な金融緩和修正については、不定していないみたいですが、引き続き金融緩和を継続する事だけは、明確見たいですね。
引き続き、注目していきましょう。
米中関係
今の所、米中関係が悪化しているわけではないですが、中国がロシアに軍事支援を行った事で、バイデン大統領が、中国に制裁を課すとの報道が伝わってきています。
トランプ前大統領から始まった米中問題が緩和され、先日の気球偵察機問題も危ない状況でしたが、なんとか一服した後の中国制裁。制裁内容次第では、リスク回避の円買いになる可能性があるので注意。
また、制裁後の中国の報復もあるかもしれないので警戒していきましょう。
経済指標
直近で、注目を集める経済指標です。
(前回) (予想)
3/2
- 米ISM 2月 47.4% 47.8%
3/4
- 米ISM非 55.2% 54.6%
3/8
- 米ADP 10.6万
- 米貿易収支 -674億
3/9
- 日本GDP(速報値) 0.2%
第4四半期
3/10
- 日銀政策決定会合 -0.1%
- 米雇用統計
(雇用者数) 51.7万
(失業率) 3.4%
(平均時給) 4.4%
3/14
- 米CPI2月
3/15
- 米小売売上高2月 3.0%
(前年比) 2.3%
3/17
- ミシガン信頼感指数
速報値
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
ドル円 日足
現在日足は、エリオット波動4波を予想。ここから5波の上昇となるか、又は4波の揉み合いになるかは、140円のレジスタンスライン次第になるでしょう。140円を少しでも越えれば、128円のサポートラインを底辺として、下がってきた所をロングエントリーするのも有りです
逆に、4波のダウントレンドがまだ終わっていない可能性があり、その場合、128円を更に下回る可能性があるので、140円のレジスタンスラインに警戒です。
ドル円 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動4波のアップトレンドを予想。もしくはエリオット波動1波の上昇を予想。
1波だった場合は、落下してもチャネルラインないで動き、将来的には140円のレジスタンスラインを上抜く予想をします。
4波のアップトレンドだった場合、140円のレジスタンスラインを抜けずに、落下する予想をしていきます。
ドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動C波のアップトレンドを予想。チャネルライン内で相場が動いている間は、エリオット波動C波の動きと予想していきます。一応アップトレンドラインも引いて、上昇を確認していきましょう。
まとめ
メイン材料は、やはり米短期金利の動きになるでしょう。米ターミナルレートがどこまで上昇するのか、また米金利がどこで鈍化するのかに注目が集まっています。
リスク回避材料としては、日銀のYCC撤廃の行方、それと米中関係に警戒していきましょう。
では、ありがとうございました。