ユーロドル相場の見通しをお届けします。
ユーロドル相場で注目する材料は以下の通り。
- ECBの動向
- FRBの動向
- 米経済指標
- ユーロ経済指標
FRBのハト派姿勢、反対にECBはタカ派姿勢の見通しから、ユーロドルは、日足の上昇目線、1時間足・4時間足共に上昇目線を予想。
それでは、より詳しくユーロドル相場の見通しを、ほび太がお届けします。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
ユーロドル ファンダメンタルズ分析
現在、ユーロドル相場で注目を集めているのが、ECB政策金利と米政策金利の行方になります。この2つの材料をメインに解説していきます。
ECB政策金利
市場は、年内2回の利上げをする予想でいる事から、ユーロが買われやすい状況となっています。その要因となっているのは、ラガルド総裁を始め、半数以上のECBメンバーが、依然タカ姿勢である事です。
発言内容は、以下の通り。
- ここまで高スピードで利上げを実施してきたが、依然インフレ率が高く、インフレ率が、長く高止まりする予想から、まだやるべき事がある。
- インフレ率が下がると確信するまで、利上げを実施する
以上のように、積極的な姿勢である事が伺える発言ですよね。
また、6/1に発表されたユーロ消費者物価指数(HCPI)が予想以下となった事で、市場は、利上げを停止する可能性も示唆しましたが、ラガルド総裁は、(ユーロ消費者物価指数(HCPI)の結果に、インフレ率がピークに達したという根拠はない)などの発言から、利上げの停止を否定しています。
以上の事から、ユーロが買われやすい状況と言えるでしょう。
FOMC
ECBの積極的な姿勢とは逆に、ここまで積極的な姿勢を見せてきたFRBが、急に消極的な姿勢となってきた事から、一旦は、短期的にドル売りが優勢になると予想。
その要因となっているのが、FRB高官の三者会合からの発言になります。発言内容は、以下の通り。
- 一旦、利上げを見送る事で、次回までのFOMCの間、より多くのデータを見る事ができる。
つまり、今後の米経済指標次第という事になります。仮に、米経済指標が総合的に予想以下の結果となった場合、利上げ観測が鈍化し、市場は、中期的にドル売りを優勢と見て、トレードしてくるでしょう。
ただ、今週発表される米雇用統計の結果によっては、短期的・中期的に事態が一変する可能性があるため、注意して下さい。
経済指標
6月のFOMCで、米金利が据え置きとなれば、7月のFOMCに注目が集まり、FRB高官の発言があったように、その間の経済指標が重要となります。結果次第で、米金利の方向性が見えてくるので注目していきましょう。
一方 ユーロ金利の行方も、ユーロ経済指標が重要となってきます。ラガルド総裁が、ユーロ消費者物価指数(HCPI)が予想以下の結果になった事に対し、インフレ率がピークに達した根拠はないと発言していましたが、来月のユーロ消費者物価指数が鈍化した場合、その回答も一変するかもしれません。
どちらにしても、6月の経済指標が重要となるので注目していきましょう。
ユーロドル テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。ファンダメンタルズ分析では、ユーロ買いが優勢の見方を示しましたが、テクニカル分析では、ユーロ買いが優勢と見つつ、ターニングポイントを迎えている為、正直、下目線もあり得ます。とは言っても、波動的には上昇目線。今回はそのターニングポイントを、しっかりと見極めてトレードしていきましょう。
ユーロドル 日足
現在日足は、エリオット波動Bのレンジ相場を予想。1.1ドル〜1.05ドル間でレンジ相場が続く見通しです。ただ、1.02ドル付近まで落下する可能性もある為、ここから先は、短期足で見ていきましょう。
ユーロドル 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動4波のダウントレンドを予想。ダウントレンドラインから抜けているので、後は、確実にサポートされる場所を見極めてから、ロングエントリーをして、エリオット波動5波の上昇を待ちましょう。
ただ、1.05ドルのサポートラインまで落下する可能性があるので、もう一段の落下には注意していきましょう。この場合、1.05ドルのサポートラインからのロングエントリーを狙いましょう。
ユーロドル 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。とりあえず、ダウントレンドを抜けたので、後はどのサポートラインで定着するかになります。理想は、1.07ドルのサポートラインからの上昇です。それ以外は、1.07ドルを抜けた場合、1.065ドルのサポートラインで定着することを前提に、ロングエントリーをしていきましょう。
まとめ
ファンダメンタル・テクニカル的にも、ユーロ買いのチャンスとなっている現在のユーロドル相場。また米雇用統計の結果から、失業率の上昇や平均時給の低下により、米金利鈍化の動きに繋がりやすい状況となっています。その事から、ユーロ買いが優勢と見ています。
後は、ECB理事会までのユーロ経済指標の結果が鈍化しなければ、更なるユーロ買いになる予想と見ています。
では、ありがとうございました。
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