ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

ユーロ円の見通し(意識されやすい152円のレジスタンスラインで方向転換の兆し)

スポンサーリンク

f:id:Original23:20230605215507j:image

ユーロ円相場の見通しをお届けします。

ユーロ円相場に影響を与える材料は以下の通り。

  • ECB理事会に注目
  • 市場は7月のFOMCに期待
  • 各国の金利は経済指標次第

以上のテーマでお伝えします。

さて、現状のユーロ円は、152円の強力なレジスタンスラインで反発されている為、このラインが、おそらくターニングポイントとなり、方向転換になりやすいポイントとなります。その為、現時点での積極的なトレードは控え、様子見した方が良いかもしれません。ただ短期的には、146円の押し目からの上昇が優勢となっている為、結果、上昇が優勢となります。

それでは、上記の内容を含め、より詳しくユーロ円相場の見通しを、ほび太が解説していきます。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

ユーロ円 ファンダメンタルズ分析

ECBの積極的な利上げによりユーロ買いに対して、FRB底堅い金利を維持している事により、ドル買い円売りの流れでユーロ円が上昇。この状況がいつまで続くのか?今月発表となるECB理事会とFOMCで、方向性が見えてくると思うので注目していきましょう。それでは、詳しい解説をしていきます。

ECB理事会に注目

ECBによるユーロ金利利上げ観測が、再び高まっています。この影響でユーロ買いが継続し、ユーロ円は上昇中。

5月末に発表されたユーロ消費者物価指数(HCPI)の予想以下の結果に対し、一度はユーロ売りとなりましたが、その後のラガルド総裁の発言により、再びユーロ買いとなりました。発言内容は、以下の通りです。

  • インフレ率は制御されているが、ピークに達した判断するには早すぎる。
  • ユーロ消費者物価指数は、鈍化傾向が見られるものの、この結果で、ピークに達したという明確な根拠はない。
  • 2%のインフレ率に戻す為に、金利を、十分に制約的な水準に引き上げる必要がある。

以上の発言内容から、今後も利上げに積極的な姿勢である事がわかりますね。

ただ今年に入り、ユーロ消費者物価指数(HCPI)の結果が2.9%も落下しています。そろそろ利上げ停止の域ではないでしょうか?後1回は利上げに期待が持てますが、次回のユーロ消費者物価指数が、更に落下した場合は、発言内容が変わってくるかもしれませんね。

という事で、ECB理事会に注目すると同時に、6月末に発表されるユーロ消費者物価指数(HCPI)の結果にも注目していきましょう。

市場は、7月のFOMCに期待

足元では、すでに6月のFOMCで発表される米金利が、据え置き濃厚という事もあり、市場は、7月の利上げに期待をよせている為、以前よりも、米ドル買いは低下しましたが、底堅い米ドル買い円売りとなっています。

先週発表された米雇用統計では、雇用者数は予想以上となったものの、失業率の増加と平均時給の低下が材料視され、一時米ドル売り円買いの展開となりました。ただ、思った以上の悪い結果ではないと受け止めた市場は、再び米ドル買いを再開。市場は、米雇用統計の予想以下の結果は、インフレ低下の明確な根拠を示していないとの判断から、米ドル買いに繋がったと思います。それでも大半の市場は、6月のFOMCで、米金利を据え置き予想としています。

さて7月の米利上げ観測期待は、インパクトのあるインフレ率低下を示さない限りは、米金利の利上げ期待は継続されます。そのデータとなる米経済指標の結果が、今後、米金利の方向性を左右するとみているので注目です。

各国の金利状況は経済指標次第

先程もお伝えしましたが、米金利の方向性とユーロ金利の方向性は、今後、経済指標で大きく左右される事になります。

その経済指標ですが、一体どの経済指標に注目すべきか分かりますか?

主に、雇用統計・GDP・小売売上高・消費者物価指数の4つの経済指標に注目が集まります。その他、PMIにも注目が集まりやすいです。ただ米経済では、PCEデフレータという指標が、かなり重要とされているので、そちらにも注目して下さい。

という事で、7月のFOMCまでの間、上記の経済指標に注目。結果次第では、米金利の方向性が変わってきます。もちろん、ECBメンバーの声明変化も重要なので、引き続き、ユーロ経済指標にも注目していきましょう。

ユーロ円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説します。

ユーロ円 日足

f:id:Original23:20230607164034p:image

現在日足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。チャネルラインから外れるまで、上昇が継続する予想でいます。

ただ、152円の強目のレジスタンスラインが上昇を鈍らせているので、もしかしたら、今後、このレジスタンスラインを境に、方向転換なる可能性があると予想しています。

しばらく様子を見ていきましょう。

ユーロ円 4時間足

f:id:Original23:20230607164434p:image

現在4時間足は、エリオット波動4波もしくは5波のアップトレンド余地がある相場となっています。

曖昧な表現ですが、正確には、146円サポートラインを下回らない限り、上昇する余地があり、下回った時点で、ダウントレンドに変わる感じで見ていこうと思います。

いずれにしても、一度チャネルラインを引いて、どこまで落下するのか見ていき、146円サポートライン付近まで到達したしてから、再度上昇した時に、前回の高値に到達出来ない時点で、下目線に切り替えたい場面です。

ユーロ円 1時間足

f:id:Original23:20230607165907p:image

現在1時間足は、エリオット波動C波のダウントレンドを予想。ダウントレンドラインを引いていますが、正確には、150円付近の高値を更新する事なく、大きく落下する見方でいます。

この場合の落下到達地点は、146円まで到達するかに注目。

まとめ

結果的には、ECBとFRBタカ派姿勢であっても、過剰な上昇により、一度落下傾向にあるのが正直な感想です。

またユーロ円は、意識される152円のレジスタンスラインがあります。ECBやFRBが、ハト派姿勢に変わった場合、そのレジスタンスラインで、方向転換を迎える良いターニングポイントとなるので、非常に意識されやすい場面です。

しばらくの間、152円のレジスタンスラインをポイントに様子見していき、確信が持てたらトレードしていきましょう。

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。