ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

ドル円の見通し(152円まで上昇!?7/12の米CPIがポイントに。)

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ドル円の見通しをお届けします。

6/12に開催されたFOMCでは、FRBが今後2回の利上げを示唆しました。また、日銀がハト派姿勢を維持した影響もあり、ドル円は、今後152円に向かう方向性を予想していきます。しかし、米CPIが鈍化傾向にある中、次回の米CPIの結果が更に鈍化した場合は?また、このまま円安が続いた場合、日銀が動く可能性は?

以上の内容を含め、ドル円相場の見通しを、ほび太がお届けしていきます。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

ドル円 ファンダメンタルズ分析

現在のドル円相場は、FOMCや日銀の影響により、ドル買い円売りとなっていて、上昇一択の相場展開となっています。しかし、当然ながら、リスク回避材料もあるので、そちらの材料にも警戒していきましょう。

FOMC(積極的姿勢のFRB)

6/12に開催されたFOMCでは、市場の予想通り、米政策金利を5%〜5.25%の現状維持を決定しましたね。現状維持の理由は、おそらく今日までの金利状況の評価をする為、一旦、金利を据え置きにして、金利状況を見直す為の期間と見ています。

次に、次回のFOMCでは、金利引き上げを示唆しました。金利状況を見直した結果、FRBメンバーの大半が、利上げが必要と評価されたみたいです。

次に、年内の米金利については、FRBメンバー18名中9名が0.5%(7月の利上げを含む)の利上げを要求。4名が現状維持〜0.25%の利上げを要求していた事が分かりました。

上記の内容により、現在ドル円は上昇中。また年内0.5%の利上げをFRBメンバーの半数が要求したとなれば、今年のドル円は、上昇目線となりそうです。

では、何故利上げを必要とするのか?FOMCで発言された、パウエル議長の声明文で解決していきましょう。

  • 景気は穏やかになっているが、以前労働市場は力強い。
  • PCE・CPIが鈍化しているが、いぜん高い水準である。
  • 2%まで下げるには、かなりの時間が必要。
  • 依然として、インフレは上方に向いている。

以上が、利上げが必要とする理由になります。ただし、パウエル議長は、次の理由において、金利状況が変わる可能性があるとしています。

  • 労働市場の変化(米雇用統計)
  • インフレ圧力とインフレ期待(PCE・CPIの結果)
  • 金融市場の動向(各国の金利状況)

要は、6/30に発表されるPCEデフレータ・7/7に発表となる米雇用統計・7/12に発表となる米消費者物価指数の3つの指標が重要になると言っているのでしょう。また、各国が利上げを実施している以上は、米金利も利上げする可能性があるって事なんでしょう。

まぁ、どちらにしても、利上げを実施する以上、ドル円の上昇目線を予想していきます。

消費者物価指数(CPI)が鈍化

6/13に発表された米消費者物価指数の結果は、予想以下となりましたね。

         (前回)   (予想)   (結果)

  • 米CPI(前月比)    0.4%    0.3%     0.1%
  •           (前年比)   4.9%     4.2%     4%

年内米金利の利上げが予想される中、米CPIの結果を無視する事はできないと思いますし、確実に利上げ効果が出ていると思います。次回の米CPIの結果が、更に予想以下の結果となった場合は、利上げ期待が鈍化するかもしれません。

現在のドル円相場は、0.5%の利上げ期待が、ある程度相場に織り込まれています。米CPIが鈍化し、利上げ期待が0.25%止まりとなった場合は、ドル円が落下すると思うので注意。

という事で、7/12に発表される米消費者物価指数に注目していきましょう。

ハト派を貫く日銀

6/16に開催された日銀政策決定会合は、金利を現状維持とし、大規模金融緩和も維持するとした。この結果に対し、市場は失望から円売りとし、ドル円が上昇した。

今回の日銀政策決定会合は、各国が追加利上げを実施している中、日銀の動向に注目が集まりましたが、結果的に現状維持となり、強烈な円売りが発生。

今後、日銀が大規模な金融緩和を維持する以上、ドル円は、米経済の動向だけで動いていきますね。日銀は対策しないのでしょうか?

日銀の為替介入あるか?

一方的な円売りの状況が続くドル円ですが、このまま日銀は、黙ってドル円の上昇を見ているだけでしょうか?

ほび太が思うに、もしかしたら、日銀による為替介入があるかもしれませんね。そうなると、円高に触れやすくなります。まだ、全然分かりませんが、為替介入があれば、市場が騒ぐので、見逃さないで下さい。

 

さぁ、ここまでがファンダメンタルズ分析となります。基本は、米利上げ観測期待や、日銀による大規模金融緩和の継続から、ドル円は引き続き上昇目線で良いと思います。ただ、米CPIが鈍化傾向にある事が少し気になっているので、次回の米CPIの結果次第で、リスク回避に繋がる可能性がある為、注目しましょう。また、日銀の為替介入にも警戒です。

ドル円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説していきます。

ドル円 日足

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現在日足は、エリオット波動3波の上昇を予想。アップトレンドラインから外れるまでは、3波の上昇が継続し、152円まで上昇する見方でいます。

152円まで到達後、少し上昇し高値を更新すると思いますが、その後はアップトレンドラインから外れて大きく落下する予想でいます。

落下後、シナリオ1125円押し目狙いで上昇。もしくは、シナリオ2110円付近の押し目狙いで上昇。この2つのシナリオで見ていきます。

ドル円 4時間足

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現在4時間足は、エリオット波動3波の上昇を予想。2つアップトレンドラインで見ていき、このアップトレンドラインから外れるまでは、3波継続と見ていきましょう。

138円サポートライン押し目になりやすいので、このラインに注目しながら上昇を狙っていきましょう。

ドル円 1時間足

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現在1時間足は、エリオット波動3波もしくは5波の上昇を予想していきます。チャネルラインに沿って上昇を見ていきましょう。

チャネルラインから外れた場合、138円を下回らない限りは、上昇目線で見ていきましょう。138円を下回った場合は、134円まで落下して、その後は、再度上昇目線として見ていきましょう。

134円を下回った場合は、短期的なダウントレンドの方向転換になると思うので、しっかり見極めていきましょう。

まとめ

ドル円は、FRBの積極的姿勢と日銀の大規模金融緩和の継続で152円まで上昇する予想ですが、152円まで到達後は、勢いを失い落下する流れを予想していきます。ただ、流れは上昇目線です。

では、ありがとうございました。