ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

ドル円の見通し(日銀の動きがリスク回避材料に!)

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米利上げ観測期待や日銀のハト派姿勢の影響で、引き続きリスクオン状態となっているドル円相場に、ようやくリスクオフ材料が出てきましたね。この影響で、短期的な落下が見込める事から、まずは1時間足の落下を、ほび太は予想していきます。ただ、中期的には、上昇目線なので気をつけて下さい。

それでは、上記の内容を含め、ほび太がドル円相場の見通しをお届けします。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

ドル円 ファンダメンタルズ分析

まずは、ドル円のリスクオン材料は以下の通り

  • 金利、年内2回の追加利上げへ
  • タカ派姿勢継続が再確認できたFOMC議事録

続いて、ドル円のリスクオフ材料は以下の通り

  • 日銀為替介入による警戒
  • 利益確定者が続出
  • 7月の日銀の動き

基本的には、米利上げ観測期待からドル円は上昇目線。ですが、短期的にリスクオフの流れになっています。上記リスク材料を確認してトレードしていきましょう。

では、解説していきます。

金利、年内2回の利上げへ

米雇用統計の結果は良好でした。雇用者数は減少したものの、FRBが気にしている失業率は、3.7%〜3.6%に減少し、平均時給も予想以上の結果になった事から、年内2回の追加利上げが、より現実的になってきましたね。この結果を受け、上昇継続が優勢であるのは間違いないみたいです。

さて、現在市場が予想する米ターミナルレートを再確認すると、7月は、1回目の0.25%の利上げが濃厚。次に2回目の利上げについては、11月に開催されるFOMCが有力。

その11月に開催されるFOMCでは、現状維持が55%、0.25%の追加利上げが35%の予想となっています。

ん?雇用統計の結果が良好にも関わらず、2回目の利上げは消極的な市場の反応。もしかしたら、現状の短期の落下は、市場が消極的になった事が一つの原因によるものかもしれません。

ただ、まだ分かりません。来週早々から、FRBメンバーの発言が控えているので、もしかしたら、その発言次第で、再び上昇するかもしれないので注目していきましょう。

タカ派姿勢継続が再確認できたFOMC議事録

7月6日にFOMC議事録が公表され、改めて現状のFRBタカ派姿勢という事が分かりました。この議事録の公表により、ドル買い継続で、ドル円の上昇をキープされる結果となりました。

議事録の内容は以下の通り。

  • 現状の高いインフレを容認する事はできないと意見が一致。
  • CPIの結果で、インフレ率が低下してきている事を確認できているが、住宅在庫の記録的な不足や、依然堅調な住宅購入需要を加味すると、インフレ上振れリスクは継続する可能性がある。
  • 長期的なインフレリスクに警戒。
  • インフレ鈍化のサインは、実質GDPの低下と、労働市場のある程度の軟化がポイント。
  • 7月以降の追加利上げを予想

以上の内容から、今後もFRBタカ派姿勢は継続される見通しです。

さて、現在の米インフレ上振れ要因として、住宅購入需要の増加が挙げられています。住宅を購入出来るほど、金を借りているのか?それとも金を持っているのか?のどちらかになるでしょう。また、借りているという事は、労働条件が良いので将来的に返せるという強気な債務者がいるという事になります。この事にから、インフレ鈍化を認識できる日は、時間がかかるかもしれませんね。

では、今後ポイントになる米経済指標を確認していきましょう。

  • 米住宅着工件数
  • 米雇用統計
  • 米実質GDP
  • 米CPI
  • 米小売売上高
  • PCEデフレータ

上記の経済指標に注目。

日銀為替介入による警戒

現在のドル円は、145円手前で短期的に落下しています。その原因は、去年日銀が為替介入に踏み切った場所が145円だからです。この影響で、1時間足のドル円は上昇トレンドのエリオット波動5波から外れる形となっている事から、短期的に落下する見方でいます。

利益確定者が続出

日銀為替介入の警戒をきっかけに、利益確定者が続出していると思われます。余談ですが、過剰な米利上げ観測で、今後のアメリカは、経済的に低下するだろうという思惑が、市場の間で広まってる可能性があるからです。

ここまで、米利上げ観測の期待からドル買いの流れになっていますが、利上げするという事は、経済低下を意味するので、市場がどのタイミングで、ドル売りを優勢にするか、今後注目が集まります。(まだまだ先かもしれません。)

7月の日銀の動き

市場の一部では、7月26日・27日で開催される日銀政策決定会合で、現金融緩和政策を変更する可能性があるという情報があります。ほび太は、日銀が金融緩和を変更する事はないと思っていますが、一応警戒しときましょう。

ドル円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説。ファンダメンタルズ分析同様、テクニカル分析も、ドル円の上昇が優勢と見ています。ですが、短期的に上昇トレンドが崩れているので、今後の動きに注意。

という事で、今後の注目所は、短期的な落下が継続した場合、中期的な上昇トレンドを崩す事ができるかに注目。

ドル円 日足

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現在の日足は、エリオット波動3波、もしくは5波のアップトレンドを予想していきます。アップトレンドラインを下抜けしない限り継続する見方です。

仮に、ここから大きく落下した場合、127円サポートラインまで落下する予想でいます。また、127円サポートラインを下回った場合、115円サポートラインまで落下する見方でいますが、115円までの落下については、ファンダメンタルズ分析上、可能性としては低いかもしれませんね。

ドル円 4時間足

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現在の4時間足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。チャネルラインを抜けない限り上昇が継続する見方でいます。

仮にチャネルラインを下抜けした場合、ターゲットになるサポートラインは、138円サポートラインになるでしょう。

ドル円 1時間足

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現在の1時間足は、上昇トレンドから外れて、エリオット波動A波のダウントレンドに突入。チャネルラインから外れていないので、もしかしたら反発もあり得ますが、おそらく141円サポートラインを下回れば、138円のサポートラインまで落下する予想でいます。

では、ここからショートエントリーしていきましょう!ではなく、一度、反発するまで様子見して下さい。そこで高値を更新できなければ、ショートエントリーが優勢となり、そこがショートエントリーのタイミングだと思って下さい。

まとめ

中期的には上昇目線ですが、短期的には落下シグナルがでている現在のドル円。為替介入の影響でしょうか?それとも、原因が曖昧ですが、利益確定者が出ているのか?それは、これからの報道次第でわかると思いますので、引き続き、報道をチェックしていきましょう。

後は、今後の米利上げ観測の行方と、7月に開催される日銀政策決定会合の行方にも、引き続き注目していきましょう。

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。