ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

豪ドル円の見通し

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ドル円の見通しをお届け。

ここまでの豪ドル円は、RBA理事会がハト派よりの姿勢となった事で、豪ドル売り/米ドル買いに展開。ん?円買いじゃないの?そうです。以前よりは円買いの流れになっていますが、これからの豪ドル円の見通しは、ここがポイント。

ほび太としては、一度は落下する予想でいた豪ドル円ですが、正直リスクオンの状態だと思います。ただ、落下も警戒しなければならない状況なので注意して下さい。その際のポイントを紹介をして行きます。

それでは、豪ドル円相場の見通しを、ほび太がお届けして行きます。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

ドル円 ファンダメンタルズ分析

ドル円のリスクオン材料は以下の通り

次に豪ドル円のリスクオフ材料は以下の通り。

  • ハト派より姿勢となったRBA理事会
  • 米経済指標の鈍化傾向が表面化

上記の内容を、詳しく解説して行きます。

ハト派姿勢が続く日銀

先日の日銀政策決定会合では、長期金利変動幅を引き上げた事で、事実上の金融緩和の引き締めを実施しましたよね。一時は、強烈な円買いとなりましたが、再び円売りとなった事が印象的でした。

さて、何故円売りに動いたのでしょうか?その見解は、市場が期待していた金融緩和の引き締めと違っていたからです。市場が期待していたのは、あくまでも短期金利の引き上げとYCCの撤廃です。直ぐには実施しなくても、示唆を出しただけでも、強烈な円買いとなっていた事でしょう。

さて、今後の見通しは、日銀が金融緩和の引き締めを行わない限り、円売りが続く予想でいます。

金利利上げ期待が再び?

米PMI・米CPI・米PPIの予想以上の結果を受け、再び米金利利上げ期待が強まり、円売り/豪ドル売り/米ドル買いの展開。

PMIとPPIは、単純に予想以上の結果になった事で米ドル買いに。米CPIは、前月比は予想以下の結果でしたが、前年比が、前回よりも0.2%上昇した事が好感され米ドル買い。これらの結果を受け、市場が予想する米ターミナルレートにも変化がありました。詳しくはこちらを

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓https://www.cmegroup.com/ja/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html

 

ここまでがリスクオン材料になります。続いてリスクオフ材料を紹介します。

ハト派より姿勢となったRBA理事会

8/1に開催されたRBA理事会をきっかけに、豪ドル売りが先行しました。ただ、リスクオフに米ドル買いとなり、以前のように、リスクオフに動いた場合は円買いではなく米ドル買いに動いた事が、以前とは違う展開に。

さて、肝心のRBA理事会の内容ですが、2回会合連続の4.1%の据え置きを決定。その理由について、声明を出しています。以下の通り。

  • インフレ率が6%と依然高水準の為、経済指標の結果次第で、金利を更に引き上げる可能性もある。
  • 中国経済次第では、豪インフレ率も上下する。
  • 今年の政策金利を4.25%前後で推移。25年度までには、3.25%まで金利が低下すると予測。
  • 経済成長率を1.2%を0.9%に下方修正し、また25年には2.3%加速する見通し。
  • 今年のインフレ率予測を、4.5%を4.1%に下方修正。25年には2.8%まで鈍化する予測。
  • 25年度末までには、失業率は3.5%を4.5%に上昇する見通し。

依然、高インフレ6%という事もあり、RBAが目指す2%のインフレ率までには遠く、今後も金利を引き上げる可能性は十分ありますが、RBAが、今後の経済成長率を下方修正した事に市場が反応して、豪ドル売りの展開になりました。また、2回会合連続の据え置きを実施した事も豪ドル売りに繋がっています。

この先、豪ドル売りが続くかは不透明ですが、少なくとも、以前のようなタカ派姿勢からハト派よりの姿勢になったRBAの動きが、豪ドル売りを誘うような展開になりそうです。

米経済指標の鈍化傾向が表面化

7月の米CPIの大幅な急落以降、米経済に鈍化傾向が見え始めてきました。確実に鈍化しているかは不透明ですが、以前のような伸びはないとみています。その事から、今後の米経済は、確実に鈍化していく見方でいます。ただ、鈍化速度が弱いと、追加利上げの対象にするので、そこら辺の見極めが重要になってきます。

現在、利上げを行わずに、インフレ率の低下の有無に議論がされていますが、大きな見極め所ですので、注目して行きましょう。

 

ここまでがファンダメンタルズ分析になります。現在、以前のようなリスク回避の円買いが発生していない為、少しトレードしにくい状況が続いています。

という事で、今後のポイントは、日銀金融緩和の行方と米金利の行方の2つの経済状況に注目して行きましょう。

ドル円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説して行きます。

ドル円 日足

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現在日足は、エリオット波動5波が終了し、大きなレンジ相場になっています。予想通りなら、ここから落下していく見方です。ただ、効力があるか分かりませんが、アップトレンドラインに注意して下さい。

ドル円 4時間足

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現在4時間足は、エリオット波動2波のダウントレンド、もしくはエリオット波動4波のダウントレンドを予想。

エリオット波動2波の場合は、ダウントレンドラインに沿って、93円付近のサポートライン92円サポートラインを下抜け、エリオット波動3波のダウントレンドに発展する予想です。

次にエリオット波動4波の場合は、92円サポートラインを下限とし、ここからエリオット波動5波のアップトレンドラインになる予想。将来的には、ダウントレンドラインを上抜いて、98円付近まで上昇する予想です。

4時間足では、92円のサポートラインがポイントになりそうです。

ドル円 1時間足

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現在1時間足は、エリオット波動3波のアップトレンド、もしくはエリオット波動4波のアップトレンドを予想。

エリオット波動3波の場合は、92円サポートラインを下限に上昇する予想です。アップトレンドラインを引いていますが、92円サポートラインを下抜けしない限り、何回でも上昇を試す展開となりそうです。

エリオット波動4波の場合は、95円付近のレジスタンスラインを上限に、エリオット波動5波のダウントレンドに発展。ダウントレンドラインを引いていますが、95円付近のレジスタンスラインを上抜けしない限り、何回でも落下を試す展開になります。

まとめ

現状、日銀金融緩和の更なる修正に期待できない以上、円売りが継続するとして、問題は、米利上げ状況ですね。米経済が鈍化すれば、確実に円買いとなってくるので、そこに注目。

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。