ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

豪ドルドルの見通し(短期的に豪利上げ観測期待で豪ドル買い)

スポンサーリンク

f:id:Original23:20231104152331j:image

11/3からの豪ドルドルの見通しをお届けします。

現在、豪ドルドル相場のテクニカル分析の見通しは以下の通り

豪ドルドルのテクニカル分析の結果
日足は、エリオット波動5波のダウントレンドを予想。
4時間足は、エリオット波動4波の修正波を予想。(0.66のレジスタンスラインに注目)
1時間足は、エリオット波動C波のアップトレンドを予想。

 

続いて、豪ドルドルのファンダメンタルズ分析の見通しは以下の通り

豪ドルドルのメイン材料

   利上げなるか?RBA理事会

その他、リスク材料は以下の通り。

 (リスクオン材料)

  • 米利上げ観測が終了?

 (リスクオフ材料)

現在の豪ドルドルは、米利上げ観測の終了で米ドル売りが優勢になっている一方、豪経済の高インフレが要因で、来週開催されるRBA理事会では0.25%の利上げ観測が高まっている為、豪ドルドルが短期的に上昇しています。ただ、中長期に見ると、まだまだ米ドルが強い為、方向性は下目線です。また、短期的に中国経済の方向性が不透明な為、RBA理事会後、ブロック総裁の発言次第で、再び落下する可能性があるので注意しましょう。

それでは、上記の内容を基に、豪ドルドル相場の見通しを、ほび太がお届けします。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

利上げなるか?RBA理事会

世界経済状況が折り返しにとなる中、オーストラリア経済だけは、高インフレを維持している状況。この影響から、RBA理事会では、4ヶ月振りとなる0.25%の利上げを実施する可能性があり、現在豪ドル買いの展開になっています。一体、豪経済に何があったのか?

それでは、今後の豪経済について話していきたいと思います。

豪小売売上高の上昇

先日発表された豪小売売上高は、前回の0.3%を上回る0.9%という結果となりました。ただし、アナリストは、この結果は一時的なもので、年末、その後の時期に失速する可能性があるとしています。一体、何故こんな急速に上昇したのでしょうか?

消費者物価指数の上昇

同じく豪消費者物価指数の前月比も、前回1.1%を上回る1.2%という結果になりました。なお、前年比については、前回6.0%を下回る5.4%となっています。

住宅価格の上昇

住宅価格第4四半期の結果は、前回の5.0%を少し下回る4.7%という結果になりました。この結果については、賃貸住宅が対象で、賃貸住宅の需要が増えている事をさしています。

豪経済指標の結果が上昇した要因

ここまで、豪小売売上高・豪消費者物価指数・住宅価格の結果をお伝えしましたが、このような背景には、オーストラリア国内に、移民が急増したのが要因となっています。

ブロック総裁の判断

こうした結果に、ブロック総裁は、インフレ見通しが大幅に上方修正されれば、追加利上げをためらわないと発言。市場もこの発言に対し、追加利上げを実施する予想でいます。その結果、短期的に豪ドルが買われています。

RBA理事会後の豪ドルドル

RBA理事会後は、ブロック総裁の発言次第で、豪ドル買いとなるかに注目。ただ、やはり0.66もしくは0.67辺りで、一度様子見した方が良いかもしれません。というのも、米利上げ観測が終了したとしても、依然、米経済が堅調な状態です。そんな中、更なる米ドル売りが加速すると思えません。従って、仮に豪ドルドルが上昇したとしても、0.66もしくは0.67で様子見が妥当だと思えます。

その他 豪ドルドルのリスク材料

まずは、リスクオン材料から紹介

米利上げ観測が終了?

11月1日に開催されたFOMCでは、依然、堅調な米経済指標から、追加利上げの可能性があります。ただ、利上げに影響を与えるリスクを考慮した場合、これ以上の利上げについては、米経済懸念問題に発展する恐れがあるとし、今後のインフレ率の動きで利上げの有無を決定する事になりました。その為、追加利上げについては、来年も付きまとう展開になってきそうです。とりあえず、パウエル議長の発言は、以下の通りです。

  • 2会合連続の政策金利5.25%〜5.5%の現状維持を実施。
  • ここまでの利上げは、景気上振れ制御、インフレ率制御に反映されてきたが、逆に米政府債務上限問題や米政府閉鎖などにも反映されているリスクがある。
  • 委員会の目標達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある

以上の内容になります。

この内容から、市場では、利上げ観測が終了したと判断され、現在米ドル売りの展開となっています。となれば、ここから先は利上げ〜現状維持もしくは利下げの局面になってくると予想しています。パウエル議長も、前回のFOMCでは、早くても6月に利下げが開始されるかも!っと発言されている為、市場の予想も、まんざらではなさそうですね。

となれば、ここからは、米ドル売りが優勢?っとはならないでしょう。少なくとも、米経済は、利上げ観測が終了してもインフレ率が高い状態で、また経済指標も堅調です。従って、どこかで、もう一度、米ドル買いになる可能性があるので注意して下さい。

不透明な中国経済

堅調な豪経済に水を刺すかもしれないのが中国経済です。今の所、リスク回避になりそうな材料が出ていませんが、引き続き警戒していきたいと思います。

豪ドルドル テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説します。

豪ドルドル 日足

f:id:Original23:20231104195118p:image

現在日足は、エリオット波動5波のダウントレンドを予想。チャネルラインから出るまでは、ダウンタウントレンドが継続する予想でいて、将来的に0.62サポートラインを下回る予想でいます。

また、チャネルラインを上抜いたとしても、0.7レジスタンスラインで、戻り売りとなる可能性があるので注意して下さい。

豪ドルドル 4時間足

f:id:Original23:20231104200341p:image

現在4時間足は、エリオット波動4波の修正波を予想。とりあえず、0.66レジスタンスラインまで上昇を見ていき、その後は様子を見ていきたい所です。予想では、0.66もしくは0.67で戻り売りとなり再び落下する予想です。仮に0.67を上抜いた場合は、0.7まで上昇を見ていきたいと思います。

豪ドルドル 1時間足

f:id:Original23:20231104202138p:image

現在1時間足は、エリオット波動C波のアップトレンドを予想。チャネルラインもしくはアップトレンドラインから外れるまでは上昇目線で見ていきたいと思います。

現状、0.65のレジスタンスラインで抵抗されていますが、RBA理事会による利上げ期待から、おそらく上抜ける予想でいます。その後は、0.66まで上昇する見通しでいます。

まとめ

米利上げ観測がほぼ終了した事で、米ドル売りの展開。一方豪経済は、高インフレが継続している事で追加利上げを検討中、その期待から豪ドル買いの展開。しかし、いずれも短期的な動きであり、中長期的にはまだまだ落下目線でいます。そのポイントになるのが、米経済指標の強弱です。今は鈍化傾向にありますが、そのうち、また強い米経済指標が戻ってくるかもしれないので注意して下さい。

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。