ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

NZドル円の見通し(ひたすら日銀金融政策の修正待ち)

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NZドル円の見通しをお届けします。

現状のNZドル円テクニカル分析結果は以下の通り

4時間足は、90円のレジスタンスラインで、ショートエントリーを試すチャンス
1時間足は、エリオット波動B波の修正波。89.5円でのショートエントリー待ち

 

続いて、NZドル円のメイン材料は以下の通り。

NZドル円のメイン材料

     日銀の金融政策

その他、リスク材料は以下の通り

 (リスクオン材料)

  • NZ経済、景気見通し改善の予兆

 (リスクオフ材料)

  • 米利下げ観測が後退気味に
  • NZ経済は低迷

現在のNZドル円は、日銀のハト派姿勢の継続で円売りでリスクオンの上昇目線。ですが、米利下げ観測が後退した事でNZドルドルが落下。対円でも吊られて落下しました。ですが、やはり日銀材料が強いのか?落下した所を、ひたすら押し目買いになっています。その事から、現在のNZドル円は、行ったりきたりのレンジ相場で方向性がありません。

方向性が欲しいですよね?となれば、今後の日銀の動きに注目が集まるでしょう。逆に日銀が現行の金融緩和を継続している以上、レンジ相場が続きます。その日銀ですが、来年、マイナス金利解除の噂があります。そうなると、中期的にリスクオフの落下を予想したい所。

それでは、上記の内容をベースに、NZドル円の見通しを、ほび太がお届けします。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

日銀、金融政策の現状の様子

現在も、日銀のハト派姿勢により、円売りが継続している事から、リスクオンのNZドル円。現行の短期金利を修正しない限り円売りが継続する状況になっていますが、来年になれば、もしかしたら一変するかもしれません。その要因が、マイナス金利解除です。

それでは、日銀の動きを紹介します。

引き続き、現行の金融緩和を継続

今週、日銀植田総裁の発言が頻繁に報道されていました。少しタカ派気味と思っていましたが、市場の反応は、植田総裁の政策を、ハト派寄りと受け止めているようですね。以下の通り。

  • 植田総裁は、労働市場のひっぱくや企業の業績も良いので、来春の賃上げはそこそこ期待ができる。
  • 物価と賃金の循環が、まだ少し弱く現在の緩和政策を維持している

まぁ、どちらにしても現行の金融緩和を維持している以上は、円安になりやすい状況と言えるでしょう。

今後の日銀の動き

今後の日銀は、来年3月もしくは4月の日銀政策決定会合により、インフル率を見極めた上、マイナス金利解除に動く可能性があるので、来年の日銀に、より注目が集まるでしょう。

また、一部市場では、来年1月の年明け早々にマイナス金利の解除もあり得ると予想しているので、年明けは要注目です。

その他、NZドル円のリスク材料

リスクオン材料である日銀材料を含め、他リスク材料を紹介していきます。

まずは、リスクオン材料からの紹介です。

NZ経済、景気見通し改善の予兆

短期的にNZドル買いとなっている材料です。

現状、中期的にNZ経済の景気減速が見通されていますが、10月に発表されたNZ経済指標は、思ったほど悪い結果ではなく、むしろ好感された事により、低迷すると予想していた前回のNZ景気の見通しから、大幅に改善する見通しに切り替えています。

今後のNZ経済指標の結果にもよりますが、現在のNZ経済は、思っていた程、悪い結果ではないみたいです。その事から、NZドルドルのチャートを見てもらえるば分かると思いますが、NZドルが少し買われていますよね。

続いて、リスクオフ材料を紹介します。

米利下げ観測が後退気味に

今週、IMF年次研究会議にパウエル議長が出席し、米経済の見通しについてコメントしました。内容は以下の通り。

  • 政策をさらに引き締めることが適切となれば、躊躇することなく引き締める。
  • インフレとの戦いを終わらせるのに十分高い水準に達しているとは確信していない。

この発言により、米ドル買いの展開となりましたが、市場は、現行の米金利を現状維持すると予想。では、なぜ米ドル買いの反応に?

現在の米ドル買いの流れは、可能性は低いとしながらも、未だ米利上げ観測期待がある事。それから、市場は、来年の6月には利下げする予想でいましたが、インフレ率が高止まりしている事により、6月以降にズレる可能性から、堅調な米経済を加味した上で、米ドル買いの展開に。

つまりは、今後、現行の米金利がどこまで現状維持されるかにより、米ドルの方向性が決まってくるので、現状、利下げ観測が6月以降にズレたことが好感され、現在ドル買いにより、NZドルドルが落下、それに吊られてNZドル円も落下する展開となりました。

NZ経済は低迷

中期的にNZドル売りとなっている材料です。

10月にNZ中銀は、RBNZ政策金利で、現行のインフレ率が高すぎるとしながらも、中期的にNZ経済は緩やかに低迷し、また利上げが終了した事を公表した事でNZドル売りの流れに。つまりは、今のNZ経済では、NZドル買いに触れる材料がない事になります。

上記では、短期的にNZの景気見通しが改善されているみたいですが、中期的に見た場合は、NZドル円のリスクオフとなるでしょう。

NZドル円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説していきます。米利下げ観測後退で、ショートエントリーが優勢の形になっています。ですが、落下した所に、日銀材料の押し目買いが待ち構えているので、しばらくは87円から90円間のレンジ相場が続くでしょう。

それでは、解説していきます。

NZドル円 4時間足

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現在4時間足は、エリオット波動5波のアップトレンドが終了し、87円から90円の大きなレンジ相場となっています。4回高値更新を試した結果、90円レジスタンスラインで、全て抵抗されていますので、一度ショートエントリーしても良いかもしれません。また、90円レジスタンスラインがNZドル円の天井だった場合、来年、日銀の金融政策修正に期待して、中期的にショートエントリーするのも一つの手段かもしれません。

NZドル円 1時間足

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現在1時間足は、エリオット波動B波の修正波を予想。小さなエリオット波動ですが、89.5円レジスタンスラインを上限に、エリオット波動C波の落下を狙いたいですね。ここで、一度上昇して89.5円での状況を見極めてから、ショートエントリーしたい所です。

また、ショートエントリーをした場合、89円サポートラインには気をつけて下さい。もしかしたら、89円から90円のレンジ相場になる可能性もあるので、注意して下さいね。

まとめ

米利下げ観測後退で、NZドル円は落下。後は日銀の動き次第で、リスクオフの流れになるかもです。逆に、日銀が現行の金融緩和を維持し続ければ、NZドル円は高止まりの状態となります。引き続き、日銀材料に注目。

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。