NZドルドルの見通しをお届けします。
ほび太が分析したテクニカル結果は以下の通り
続いて、NZドルドルのメイン材料は以下の通り
米経済鈍化懸念
その他、リスク材料は以下の通り。
(リスクオン材料)
- 中国経済が少し改善
- 円売りでNZドル買いに
(リスクオフ材料)
- NZ経済景気減速懸念
現在のNZドルドル相場は、米CPIの予想以下の結果を受け米利上げ観測が後退。また、市場の一部では、早い段階で米利下げ時期を予想した事により米ドル売りが優勢となっています。この事から、NZドルドル相場は短期的に上昇目線。今後は、米利下げ観測に注目が集まる事になるでしょう。
それでは、上記の内容を基に、NZドルドル相場の見通しを、ほび太が解説します。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
米経済鈍化懸念
11/14に発表された米CPIは、予想を下回る結果となった事で、米利上げ観測が後退というよりも終了ですね。今後は利下げ観測を見極める展開になってくるでしょう。とは言え、やはり米経済は強い印象がある為、CPIの結果だけで判断しにくいかもしれません。それでは、今後の米経済について話したいと思います。
利下げ観測の狙う展開に
少し先の話となりますが、米利上げ観測が終了した事で、今後は利下げ観測を見極める展開になるでしょう。そのポイントになるのが、今後の米経済指標の鈍化ですね。
11/14に発表された米CPIは、予想以下の結果になった事を受け、市場が早期利下げを予想しています。この事が米ドル売りを誘う展開となっています。今後も米経済指標が鈍化する度に、米ドル売りが発生しやすい状況になりやすいので注意して下さい。
米利下げ時期
市場が予想する米利下げ時期については、最速で来年3月に利下げを予想。それ以降は、更に上回った確率で、利下げが予想されています。今後の報道に注目していきましょう。
その他、NZドルドルのリスク材料
その他リスク材料として、NZ経済状況はもちろんの事、中国経済などが対象となります。そして、日本経済もNZドルドル相場に影響を及ぼしているので注目していきましょう。
では、まずはリスクオン材料を紹介します。
中国経済が少し改善
短期的な情報となります。
11/14に発表された中国小売売上の結果は、以下の通りです。
中国小売売上高 (前回) (予想) (結果)
- 前月比 5.5% 6.9% 7.6%
- 前年比 6.8% 6.9% 6.9%
この結果で、NZドルが買われる展開となりました。
ただ、中国は不動産ショックの影響が続いています。11/16に発表された中国新規住宅価格では予想以下の結果となり、2023年3月以降0.8%も下がっている事になります。こうした背景には、雇用者数の減少が原因となっていて、特に若者中心に失業率が増えている事で、需要低下に繋がっています。
こういった状況から、NZドルが買われにくい状況となっています。引き続き、中国経済に新たな進展があれば、注目していきましょう。
円売りでNZドル円が上昇
ここまでNZドル買いとなっている背景に、円売りが大きく関わっています。現在NZドル円では、日銀のハト派姿勢が強烈な円売りを誘う展開となっている事でNZドル買いが優勢。また、当面の間、日銀はハト派姿勢が続く見込みなので、今後もNZドル買いが継続される見込み。それに吊られて対ドルでもNZドル買いとなっています。
次にリスクオフ材料を紹介します。
NZ経済景気減速懸念
今後は、利上げをする事なくインフレ率を目標値まで落とす事ができると公表したNZ中銀。今後も、NZ中銀の姿勢は慎重な動きとなるのでしょうか?NZ経済指標は、四半期ごとの発表となる為、あまり材料が出回りませんが、現状としては、NZドルはこれから衰退して行くと思うので、買われにくい通貨であるのかなぁという印象があります。
NZドルドル テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
NZドルドル 日足
現在日足は、エリオット波動5波のダウントレンドを予想しています。単純にチャネルラインに沿ってトレードしていきましょう。チャネルラインを上抜ければ、ひとまず落下は終了です。もしかすると、ここまで米金利の影響で、ドル買いになっていたので、米利下げ観測が高まれば、NZドルドルが上昇するチャンスかも知れません。ただ、同時にNZ経済も利下げ局面なので、その辺に注意しながらトレードしていきましょう。
NZドルドル 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動C波のアップトレンドを予想。単純にチャネルラインに沿ってトレードしていきましょう。ただし、レジスタンスラインを上抜けする事が条件で、超えられない時は、再び落下する可能性がある為、注意していきましょう。また、先程の日足で引いたチャネルラインも、上抜けする必要があるので、2カ所の注意点を把握しながらトレードしていきましょう。
NZドルドル 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動B波の修正波を予想。チャネルラインがA波のダウントレンドであり、現在は上抜けしているのでB波と想定。ただ、0.59500のサポートラインで支えられている為、そこでサポートされている以上、下抜けが怪しいかも。ただ、仮に下抜けした場合は、C波のダウントレンドになる為、その際はアップトレンドラインまで落下する可能性があるので注目。その後は、アップトレンドラインにサポートされて上昇する可能性があるので注意。
ただ、0.59500のサポートラインに支えられたとしても0.605のレジスタンスラインで抵抗される可能性があるので注意。
現状1時間足は、短期的に上昇が優勢。その上昇が方向転換する条件は、0.58500のサポートラインを下抜けする事です。そこに注目。
まとめ
米経済が利下げ局面になっている事で、これまで買われ続けてきた米ドルが徐々に売られていく展開になる予想。となると、一旦NZドルドルは上昇する局面になるかもしれません。ただ、同時に、NZ経済も利下げ局面になっているので、更に落下していく可能性は十分ありますし、米ドル買いは根強い為、注意して下さい。
では、ありがとうございました。
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