ユーロ円相場の見通しをお届けします。
次に、ユーロ円のリスク材料は以下の通り。
(リスクオン材料)
(リスクオフ材料)
- 米利上げ観測終了
現在のユーロ円は、米利上げ観測が後退したことによりドル売り円買いの流れで、ドル円に吊られてユーロ円も落下というのが現状。というか、23日はブラックフライデーで、アメリカ投資家が取引きを一時的に停止した事により、ドル円が落下した可能性があります。ただ、今後の展開としては、日銀が金融緩和修正を行ないわない限り、ユーロ円の落下は限定的と見ています。それでもチャートの形状が崩れた場合、そのまま円買いになる可能性があるので注意ですね。
さて、ここからのユーロ円の大きな材料は、日銀金融緩和修正期待はもちろんの事、ユーロ利上げ観測状況となります。
それでは、上記の内容を基に、ほび太がユーロ円相場の見通しを解説します。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
ユーロ円のリスク材料
ユーロ円の材料は、主にユーロ金利・日本金利・米金利の行方に注目が集まります。ただ、最近リスク材料が一旦落ち着き、その後、進展材料がないので、メイン材料はありません。
という事で、現状の様子と今後の見通しを簡単に解説していき、新たな情報があったら詳しく書いていこうと思います。
では、まずはリスクオン材料からの照会です。
タカ派姿勢継続のECB
おそらく利上げ観測が後退したユーロ経済。ただ、ラガルド総裁を始めとするECBメンバーは、必要なら利上げの用意はある!との発言に中々ユーロ売りに踏み切れない市場の心理がユーロ円に現れていますね!
さて、少し早いですが、市場が予想したユーロ利下げ観測は第二四半期!つまり来年4月〜6月を予想していますが、多くのECBメンバーは、時期尚早の反応。
という事で、まずはユーロ経済指標を見て判断していきましょう。
ハト派姿勢継続の日銀
先日の日本実質GDP速報値の結果が、予想以下となった事で、来年のインフレ率3%維持達成目標に向け、少し不安が残る内容となりましたが、11/24に発表される日本消費者物価指数が、データになるので要注目。
さて、肝心の日銀金融緩和の修正については、いまだ粘り強く現行の金融緩和を継続するみたいなので、現時点では、失望からの円売りが継続される見通し。ただ、来年の3月にマイナス金利解除の予想が、市場間で出回っている為、今後は、そこに焦点を合わせた取引が行われそうです。
次にリスクオフ材料を紹介します。
米利上げ観測終了
今後は、米利上げ観測は終了として考えていき、米ドル売りが先行すると思っていますので、普通に考えればドル売り円買いです。また、今後は米利下げ観測が期待されてくるので、現状維持が継続される毎に米ドル買い、利下げ観測が高まるにつれて米ドル売りが先行する感じで見ていきましょう。
ただ、ここまで円買いになりませんよね。つまり日銀の現行の金融緩和継続が意識された円売りとなっているからであり、日銀が動く事で、ドル円とクロス円が動くと思っていて下さい。
ユーロ円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
現状は、ECBのタカ派姿勢継続でユーロ買い。一方、日銀のハト派姿勢で円売りの展開。ただこの材料も、かなり織り込み済みのような感じがします。また、新たな情報がないので材料難から、ファンダメンタルでは動かない感じがします。という事で、少しテクニカル分析を重視してトレードしていきましょう。
ユーロ円 日足
現在日足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。チャネルラインに沿ってトレードしていきましょう。ただし、160円のサポートラインを下回った場合、及び、サポートラインがレジスタンスラインになった時は、落下の警戒をしましょう。また、154円まで下がった場合も、落下の警戒をしていきましょう。
ユーロ円 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動5波のアップトレンドを予想。まずはアップトレンドラインを下回る事。それから161円のサポートラインを下回る事。また、その161円のサポートラインが、レジスタンスラインになる事で、落下が優勢になるかなぁと思っています。それ以外は、上昇目線で見ていきましょう。
ユーロ円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動B波の修正波を予想。163円付近のレジスタンスラインを上限に落下する予想。その後、161.5付近のサポートラインを下抜けし、エリオット波動C波で、ドッカーンと落下というイメージで見ていきたいと思います。逆に、163円のレジスタンスラインがサポートラインに変われば、上昇する予想です。とりあえず、アップトレンドラインに沿って見ていきましょう。
まとめ
今後は、ある程度の材料が出尽くした事や、また、新たな材料がない為、動きが限定的になってくる予感がします。正直、現行の日銀金融緩和維持のリスクオン材料も飽きたし、ECB政策金利のリスクオン材料も飽きたと思っています。その為、今日から12月末まで動きづらい相場展開を予想していきます。
まぁ〜唯一、大きな材料があるとすれば、やはり日銀の動向ではないでしょうか?今後は、市場が3月くらいに日銀が金融緩和修正に動き出す予想をしているので注目。示唆を出してきた段階でリスク回避の円買いとなる為、注目していきましょう。
では、ありがとうございました。
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