ほび太が豪ドルドルの見通しをお届けします。
豪ドルドルのテクニカル分析結果は以下の通り
続いて、豪ドルドルのメイン材料を紹介。
豪経済の行方に注目
他、豪ドルドルのリスク材料は以下の通り
(リスクオン材料)
- 中国経済復活か?
- 米経済の鈍化
(リスクオフ材料)
- 堅調な米経済
現在の豪ドルドル相場は、米利上げ観測が終了し、今度は米利下げ観測が浮上している事から米ドル売り、また豪経済も堅調な事もあり、豪ドル買いから豪ドルドルはリスクオン状態の上昇目線になっています。
さて、今後の豪ドルドル相場の見通しとしては、堅調な豪経済の見通しをメインに、米経済・中国経済に注目していきましょう。
それでは、上記の内容を基に、ほび太が豪ドルドル相場の見通しを解説していきます。
はじめに
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!
豪経済の見通しに注目
11月の豪政策金利では、この時期には珍しく0.25%の利上げを実施しましたが、市場間では、おそらく最後の利上げになると予想しています。この予想でいけば、現状の米ドル売りのみで豪ドルドルが上昇していく形となりますが、果たして豪経済は今後鈍化していくのか?
それでは解説していきます。
11月の豪インフレ率は低下
過剰に反応した10月の豪インフレ経済指標から一変、11月の豪インフレ経済指標は、前回の結果を下回る結果となりました。以下の通り
豪小売売上高 (前回) (予想) (結果)
0.9% 0.2% -0.2%
豪CPI (前回) (予想) (結果)
5.6% 5.3% 4.9%
この数値が今後も低下し続ければ、豪追加利上げは終了し、今後は米経済と同様、金利を据え置くか、または利下げの局面となるので、この先の豪ドルドルの上昇は、徐々に厳しくなってくる見通しでいますが、果たして豪経済は、この先、本当に鈍化傾向にたどるのでしょうか?
住宅指標は堅調
豪インフレ率は、現時点では鈍化傾向にありますが、住宅関連の指標は前回の結果から、大幅に上回った数値となっています。
住宅建設許可 (前回) (予想) (結果)
-4.6% 1.3% 7.5%
驚きですよね!この住宅建設許可は、業者が住宅を建設する為の許可を得た証拠なので、つまりはオーストラリアの人口の上昇、あるいは国民一人当たりの賃金が上昇した事が原因で、住宅を必要としている人がいる、あるいは将来的に住宅が必要である事を見通した業者が建てている事になりますね。という事は、この先もインフレ率が上昇し続けれる可能性があります。
因みに、第三四半期のオーストラリアの賃金指数は以下の通りです。
豪賃金指数第3四半期 (前回) (予想) (結果)
- 前月比 0.8% 1.3% 1.3%
- 前月比 3.6% 4.0% 4.0%
やはり上昇していますよね!家を購入できる程ですから!
何故、豪経済は堅調なの?
ここまでの豪経済指標を見てみると、インフレ率が、結果的に上昇している形となっています。特に、住宅建設許可指数は異常です。ただ、何故こんなにも上昇しているのか?それは、移民者がオーストラリア国内に入ってきている事が原因です。中国人でしょうか?それとも、難民者がオーストラリア国内に入ってきている事が原因でしょうか?
どちらにしろ、今後、移民者が増える事が予想されているオーストラリアのインフレ率に注目していきましょう。
今後の豪経済の見通し
今後の豪経済の見通しとしては、移民者がどこまで増えるかにもよりますが、以前の豪経済ではないのは確かです。その点を踏まえると、豪ドルドルは、週足レベルでの反転もあり得る話かもしれません。
他、豪ドルドルのリスク材料
他、豪ドルドル相場のリスク材料を紹介していきます。まずは、リスクオン材料からの紹介です。
米経済の鈍化
米利上げ観測がほぼ終了した事で、現在米ドル売りの展開に。また、市場間では来年3月にも利下げをするのでは?みたいな利下げ観測期待が出ています。
一部のFRBメンバーは、利下げする余地が出てきたと発言してますが、大半のFRBメンバーは、利下げについて時期尚早だと発言されている為、実際は不透明。ただ、少なくとも来年6月には利下げが有力と以前から発言があった為、どちらにしろ、来年の米ドルは売りの流れになるのは確実ですね。
中国経済復活か?
不動産ショックが続いている現在の中国経済ですが、中国中央銀行と複数の金融機関が、不動産部門の資金調達の支援を確実に行う事を表明しました。
また、ここ数日で経済指標も改善に向かっている印象があり、最近ではオーストラリアとの貿易問題が全て解消され、豪ドル買いの展開となっています。引き続き、中国経済に注目していきましょう。
次に、リスクオフ材料を紹介していきます。
堅調な米経済
鈍化傾向が意識されている米経済ですが、FRBメンバーは、鈍化傾向にある事を明確に証明できる結果が必要と、まだまだインフレ率の上昇に警戒している様子。また、利上げの必要性を維持している事から、本格的な米ドル売りが制御されている状態となっています。
豪ドルドル テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
豪ドルドル 日足
現在日足は、エリオット波動5波のダウントレンドを予想。チャネルラインを完全に抜けるまでは、積極的な豪ドル買いは控えた方が良いかもです。また、0.68・0.69のレジスタンスラインを抜けるまでは、ダウントレンドが優勢となるので注意して下さい。
とは言え、現状のファンダメンタルを意識した場合、今回の上昇をエリオット波動A波のアップトレンドと分析するのもアリだと思うので、まずは、ここから押し目を待ちましょう。
豪ドルドル 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動C波のアップトレンドを予想。チャネルラインから外れるまでは上昇目線、および0.66のサポートラインを下抜けるまでは上昇目線で見ていきましょう。
さて、0.66を下回れば上昇は一旦ストップする形となりますが、0.55付近で再び押し目買いとなり、上昇する可能性がある為、そちらにも注目。
豪ドルドル 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動5波のアップトレンドが終了していましが、余力が残っているのか、再び上昇を始めています。その事から、0.66のサポートラインを下抜けるまで、及びアップトレンドラインを下抜けるまでは上昇目線で見ていきましょう。また、0.665のサポートラインからのロングエントリーが増える可能性がある為、少し警戒しながら上昇を見ていきましょう。
ただ、日足のダウントレンドにぶつかっている為、ここから落下する可能性があるので、戻り売りに警戒して下さい。ただ、戻り売りとなった場合、日足の押し目になるので、その場合は、落下目線で見ながら上昇トレンドを見据えて、フォローの準備をしておきましょう。詳しくは、今後の日足のテクニカル分析で投稿していきます。
まとめ
豪ドルドル相場が、日足もしくは週足レベルで上昇するかもしれません。まだまだ、ファンダメンタルのみの判断となる為、なんとも言えませんが、テクニカルでは、いつでもロングエントリーのスタンバイができるようにしといた方が良いかもしれませんね。
では、ありがとうございました。
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