ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

ユーロ円の見通し(ようやくショートポジションが優勢に)

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ほび太がユーロ円相場の見通しをお届け。

 

まずは、ユーロ円のテクニカル分析結果は以下の通り。

ユーロ円のテクニカル分析結果
日足はエリオット波動A波のダウントレンドを予想。154円・152円のサポートラインに注目。
4時間足はエリオット波動A波のダウントレンドを予想。160円のサポートラインで上昇なるか!
1時間足はエリオット波動C波のダウントレンドを予想。

 

続いて、ユーロ円のメイン材料は以下の通り

ユーロ円のメイン材料

    ECB理事会に注目

他、ユーロ円のリスク材料を紹介

 (リスクオン材料) 

 (リスクオフ材料)

  • 米利上げ観測が終了
  • 来年の日銀に注目

現状のユーロ円は、ユーロ利上げ観測終了の見通しからユーロ売りの展開。米利上げ観測終了の見通しがある中、ユーロドルでは、ある程度ユーロ買いになるかなぁと思っていましたが、現状はユーロ売り・米ドル売りの流れで、ユーロドルの支援もなく、ユーロ円では、ただユーロ売りで落下している状況です。

さて、ここからは、ユーロ経済鈍化傾向の影響で、将来的にユーロが利下げに向かう局面の為、基本的にはユーロ円は落下に向かう予想でいます。その為、今後のECB理事会の内容に注目。それと、やはり円買いにもなって欲しい所なので、日銀の金融緩和修正にも期待したい所です。

それでは、上記の内容を基に、ほび太がユーロ円相場の見通しをお届けします。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

ECB理事会に注目

この材料は、リスクオフ材料となるので注目していきましょう。

11月のユーロ経済指標を見る限り、明らかに鈍化傾向にあるユーロ経済。利上げ効果が出てきたのでしょうか?それにしても、かなり積極的に利上げをしてきたECBですが、今後、経済に悪い影響が出てきてもおかしくはない過度な利上げだったので、それを見据えて、ここからはその反動に注目していきましょう。

11月のユーロ経済指標

11月のユーロ経済指標は、全体的に予想以下の結果の多い月となりました。特にユーロHCPIは、前年比が予想以下の結果になった事で、ユーロ利上げ観測終了の合図となりました。以下の通り。

ユーロGDP           (前回)     (予想)     (結果)  

  • 前月比            0.1%         0%       -0.1%
  • 前年比            0.5%      0.3%        0.1%
ユーロHCPI          (前回)      (予想)     (結果)  
  • 前月比            0.3%        0.3%      0.1%
  • 前年比            4.3%        3.0%      2.9%
  • コア前年比     4.5%        4.1%      4.2%
ユーロ雇用統計    (前回)      (予想)     (結果)  
  • 失業率             6.4%       6.4%       6.5%
ユーロ小売売上高 (前回)      (予想)     (結果)
  • 前月比            -1.2%       -0.3%     -0.3%
  • 前年比            -2.1%       -3.2%     -2.9%
ECBメンバーの反応

11月のユーロ経済指標の結果に、シュナーベル理事は、(最新のインフレデータを受け、利上げの公算はかなり低い)また、デギンドス副総裁は、(11月のインフレ率が2.4%と予想以上に鈍化)と発言。

利下げ時期はいつ?

ECBメンバーの発言を受け、市場は、ECBが利下げに踏み切るのは、来年4月と予想しています。

その他、ユーロ円のリスク材料

その他、ユーロ円のリスク材料を紹介していきます。メイン材料を主として、他リスク材料を見ていきましょう。それでは、まずはリスクオン材料からの紹介です。

ハト派姿勢継続の日銀

相変わらずのハト派姿勢が続く日銀は、粘り強く現行の金融緩和を継続と発言しています。市場間では、来年4月にマイナス金利解除に動くと予想されているみたいですが、植田総裁は、あくまでも賃上げ次第と先日からの判断を変えていない状況です。という事で、不透明な展開です。

次に、リスクオフ材料を紹介します。

米利上げ観測が終了

現状の米経済は鈍化している事は間違いないと思います。半数以上のFRBメンバーは、現状の米金利はインフレを抑制できている、または満足しているなどの発言もあり、市場も、今後米経済の鈍化リスクを警戒し始めて米ドル売りの展開となっています。

さて、ここでポイントになって来るのが、これからの米経済の鈍化速度がどの程度なのか?それによっては、早くも来年3月にも利下げが始まると予想している現在の市場の心理に迷いを生じさせる事になりますよね!実際、相場にも織り込まれているので、展開が早い気がしてなりませんし、利下げ予想が後退すれば米ドル買いの反動は大きい為リスクのある米ドル売りです。なので、今は米ドル売りを優勢にみながら、警戒する事をオススメします。

とりあえず、12月13日から始まるFOMCに注目。

来年の日銀に注目

上記では、日銀は未だハト派姿勢を保っている状態ですが、市場は来年3月にもマイナス金利解除を予想しています。おそらく、年明け早々からリスク回避の円買いに動き始めると予想していますが、ある程度の位置に来たら、日銀政策決定会合に向け、様子見の展開となるでしょう。ただ明確な報道が出てくれば、また状況も変わってくるので注目です。

ユーロ円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説します。

ユーロ円 日足

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現在日足は、エリオット波動A波のダウントレンドを予想。まずは154円152円サポートラインを下抜けるのを確認していきましょう。ただ一度、修正波のBになると思うので、おそらく、154円サポートラインで、一度反発があるかもしれません。注意です。

ユーロ円 4時間足

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現在4時間足は、エリオット波動A波のダウントレンドを予想。156円付近のサポートラインで、おそらくエリオット波動B波の修正波になる予想。上昇後は、160円レジスタンスラインを上限に、再度落下する予想でいます。

ユーロ円 1時間足

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現在1時間足は、エリオット波動C波の落下を予想。ダウントレンドもしくはチャネルラインに沿って落下していく予想です。

仮に、ダウントレンドもしくはチャネルラインを上抜いた場合、160円もしくは161円のレジスタンスラインまで上昇後、再度落下する予想でいます。

まとめ

さぁ!12/13のFOMC、それから12/14のECB理事会に注目が集まります。両中銀、今後の見通しについて政策変更の示唆があるかもしれないので注目していきましょう。

では、ありがとうございました。

ほび太より

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