ほび太のシンプルFX

この記事は、1週間分の各通貨ペアのトレード情報を紹介した解説ブログになります。なるべく初心者の方にも分かりやすいように説明しているので、是非参考にして下さい。

ドル円の見通し(日銀3月にも利上げか?)

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ドル円の見通しをお届けします。

はじめに、ほび太が予想したドル円相場のテクニカル分析結果は以下の通り

日足は、エリオット波動C波のダウントレンド
4時間足は、エリオット波動C波のダウントレンド
1時間足は、エリオット波動3波のダウントレンド

続いて、ドル円のリスク材料を紹介

 (下落材料)

  • 日銀利下げ観測強まる
  • 地政学リスクの行方

 (下落材料)

  • 4月2日に自動車関税発動
  • 米経済強いけど…

現在のドル円は、 日本GDP第4四半期・日本CPIの結果を受け、日銀の利上げ観測期待が加速し円買いが継続。また、円キャリートレードが減少してきた事で中長期的な円買いになると予想していきます。米経済も強いですが、地政学終結期待により米ドル売りが先行。

さぁ、日銀による利上げ観測期待がメイン材料となりますが、一旦、相互関税の行方に注目。それと、地政学リスクの行方にも注目していきましょう。

それでは、上記の内容を基に、ドル円相場の見通しを、ほび太が解説します。

はじめに

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を活かした分析で勝率を上げているほび太。スイングトレードを中心にお伝えしていくほび太のトレードスタイルが参考になったら、是非読者ボタンにタップしてくださいね!

ドル円 リスク材料

さぁ、少し日本長期金利の影響で、国債買い入れ増加というワードが出てきましたが、おそらく短期金利の方に注目が集まっている為、引き続き、短期・中期ともに下落目線で見ていきましょう。ですが、日本の対象となる相互関税が気になりますよね。日本製品にも関税が発動された場合、どの程度の円売りになるのか?警戒したい所です。

もう少し詳しく解説します。まずは、下落材料からです。

日銀利下げ観測強まる

実質GDP第4四半期・日本CPIの結果は、かなり強い結果になった事から、市場間では、日銀利上げ観測期待が加速しています。

結果については、以下の通り

(日本実質GDP第4四半期)

  • 前期比
    結果0.7%予想0.3%前回0.3%
  • GDPデフレータ・前年比
    結果2.8%予想2.8%前回2.4%

(日本CPI1月)

  • 前年比
    結果4.0%予想4.0%前回3.6%
  • 生鮮食料品除くコア・前年比
  結果3.2%予想3.1%前回3.0%

この結果を受け、一部では3月の日銀政策決定会合で、0.25%の利上げの可能性があるとの声もあります。3月に利上げをした場合、年内1%に向けた動きもあり得るとの事です。

日銀の動向に、引き続き注目していきましょう。

地政学リスクの行方

ロシア・ウクライナによる戦争終結に向けて動いている仲介役のアメリカですが難航中みたいですね。

まず、アメリカとウクライナの会談では、現在ロシアが支配しているウクライナの一部は、ロシアに返還し、その場所に鉱物資源があるが、50%の鉱物資源をロシアのものになるとゼネンスキー大統領が警戒。鉱物資源が50%もロシアに渡るとなれば、ウクライナ国益上、問題があると指摘。

また、先日のサウジアラビアで開かれたアメリカとロシアの会談では、ウクライナをはじめ、欧州が会談に参加していない時点で、その会談に意味がないとゼネンスキー大統領は指摘。また、欧州も同意見。

ゼネンスキー大統領は、停戦となれば、ロシア軍の立て直し期間に利用されるだけだと、プーチン大統領の思惑に警戒しています。

今の時点では、停戦の可能性は、かなり低そうですね。

こうなると、ユーロ・オセアニア・カナダ通貨は売られやすくなります。そして、米ドル買いの対象となるので、現状、円買いになっても、ドル円は下落しにくくなります。

続いて、上昇材料を紹介します。

4月2日に自動車関税発動

4月にも相互関税を発動する事を表明したトランプ大統領の動向に注目。日本も関税対象国の為、現状、日本政府は回避に向けて交渉を行っているが果たしてと言った所。因みに、回避出来れば円買い材料で、出来なければ円売り材料となるので警戒していきましょう。

米経済強いけど…

米雇用統計、米CPIの結果が予想以上となった事から年内利下げ観測が後退。この反応に米ドル買いが発生すると思っていましたが、日銀利上げ観測期待や、円キャリートレードが減少した事が要因で逆にドル円は下落。また、大注目の米小売売上高が予想以下の結果になった事から、ドル売りの後押しもあり、円は151円台まで下落する形となりました。

これだけの堅調な米経済となりながらも、円買いが発生しているという事は、市場の関心は、すでに中長期的な円買いトレードになっているのかなぁと思っています。

ドル円 テクニカル分析

ここからは、テクニカル分析で解説します。

ドル円 日足

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現在の日足は、エリオット波動C波のダウントレンドを予想。サポートラインの149円を下抜ける事が上昇となりますが、下抜ければ、一気に140円まで下落する予想でいます。

ドル円 4時間足

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現在の4時間は、エリオット波動C波のダウントレンドを予想。チャネルラインに沿って下落するか、150円・151円のレジスタンスラインで戻り売りが発生し、149円を下抜け矢印のように下落していくかの2つのシナリオで見ていきます。

ドル円 1時間足

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現在の1時間足は、エリオット波動3波のダウントレンドを予想。ほぼ4時間足と同じ条件で下落する予想でいますが、1時間足では、150円で戻り売りの展開となりそうです。

2月・3月の主な指標

最後に、2月・3月の主な指標を確認しときましょう。以下の通りです。

2月
  • 20日   FOMC議事録
  • 21日   日本CPI1月
  •            米PMI(速報値)
3月
  • 4日  米ISM製造業景気指数 2

  •           日本雇用統計 1月

  •           日本設備投資 第4四半期
  • 5日    中国全国人民代表大会開幕
  • 6日    米ISM非製造業景気指数 2月
  • 7日    米雇用統計
  • 10日  日本毎月勤労統計現金給与総額
                 1月
  • 11日  日本実質GDP2次速報値第4四半  
                 期
  • 12日  日本・国内企業物価2月
  •           米CPI2月
  • 13日   米PPI
  •           米新規失業保険申請件数
  • 17日   米小売売上高2月
  • 18日   米住宅着工件数
  • 19日   日銀政策決定会合3月
  •    日本機械受注
  • 20日   日本休場
  •    FOMC
  • 21日   日本CPI
  • 24日   米PMI3月
  • 28日   米PCEデフレーター

では、ありがとうございました。

ほび太より

ここまでのご視聴ありがとうございました。 よろしければ、読者ボタンも押してくれると嬉しいです。