オーストラリア国内で流行り出しているデルタ変異株やコロナ新規感染拡大の影響で、今後の経済に警戒しだしている市場の反応。
こうなると、テーパリングの実施日の変更もありますし、豪ドルの評価は低くなってくるのかなぁという印象です。
ただこの予想は、少しだけ判断が早いという事で、もう少し報道を待ちつつ判断していこうかなぁとも思ったりします。
という事で、目線は引き続き下目線を維持した上で、ほび太なりのファンダメンタルズ分析とテクニカル分析で、来週の豪ドル円相場の見通しを解説していきます。
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 とてもシンプルに書いている為、初心者・更には中級者にも読みやすく書いてあるので、参考にして頂ければと思っています。
豪ドル円 来週の見通し
(来週の方向)
(来週のテーマ)
- 豪国内のデルタ及びコロナ感染拡大に警戒。
- FOMCの反応に注目
- 1.2兆ドルインフラ経済対策の行方
- 経済指標
以上4つのテーマで解説します。
豪国内のデルタ及びコロナ感染拡大に警戒
今日までニューサウスウェールズ州・シドニー・ビクトリア州・ベレジクリアン州で、デルタ株が流行っている模様。また、コロナ新規感染拡大も懸念されています。
この状況に、各大手金融機関が新たな予想を公表していますので紹介します。
(ウェストパック銀行)
- 2021年末における豪ドルターゲットの上限予想を、0.8〜0.78に変更
- 2022年下半期は、0.85〜0.82に変更で、いずれも下方修正。
- ロックダウンの影響で、テーパリングではなく量的緩和の拡大を増やす可能性がある。
(ウォールストリージャーナル)
- シドニーでのロックダウンが延長されている為、RBAは、テーパリングを保留する可能性が高いと予想。
- 8月中旬〜下旬にまだ封鎖されている場合、9月の会合でのテーパリングの実施が、遅れる見通しがある。
(コモンウェルス銀行)
- ロックダウンの影響で、利上げ見通しを、後ズルさせる可能性が高いと予想している。
- 豪州RBAのテーパリングは、11月になる見方を予想。
以上のように、各大手金融機関は豪ドルを低評価に変更しています。
ただ今後の報道次第では、再度変更される可能性があるので、引き続き報道には注視していきましょう。
FOMC
議会証言では、パウエル議長の慎重的な発言でありましたが、一部からは、(消費者物価指数の進展・米小売売上高の進展により、インフレ上昇率を無視する事ができない状態だ!)という声も上がっています。
ただし、パウエル議長の慎重姿勢やデルタ変異種の警戒を考えると、状況は更に慎重姿勢になる可能性もありますし、前回の米雇用統計の進展も見られていないので、今回のFOMCは、前回からの延長線の内容となると見ています。
やはり8月に入った米雇用統計の改善、他経済指標の進展次第で、テーパリングについて、8月もしくは9月のFOMCでガイダンスを発表してくるのかなぁという見方ですね。
ただし、先程も言ったように、消費者物価指数によるインフレ率上昇警戒から、テーパリング協議を加速していく可能性もあり、それなりに期待が集まると思います。
因みに、2022年の後半に利上げを開始し、同年、テーパリングが終了するだろうという予想がでています。
まぁ〜来週の報道に注目していきましょう。
1.2兆ドルインフラ経済対策の行方
21日に超党派と合意をした1.2兆ドルインフラ経済対策ですが、共和党の賛成が得られなかった事で、審議は終了しました。
ただ26日にも再審議があるので、そちらの結果に注目。来週の前半は、この結果が注目されそうな感じがします。
因みに合意をすれば、米ドル売りとなるので、ドル円・クロス円の上昇となります。
経済指標
(予想) (前回)
豪ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
豪ドル円 日足
現在日足はエリオット波動B波が継続中で、82円のレジスタンスラインをポイントに、エリオット波動C波になる予想をしています。
引き続き、下目線ですね!
豪ドル円 1時間足
現在1時間足はエリオット波動4波を予想。81.5〜82円台のどこかで、再度大きな落下をする予想でいます。
まとめ
しばらくは、82円近辺で揉み合う可能性があります。そこで、小さな利益を狙わずに、大きな動きを狙えるようにしていきましょう。
そう言った意味でも、今回82円は、大きなショートエントリーの優勢パターンかなぁと見ています。
では、ありがとうございました。