来週のドル円相場の見通しをお届けします。
今週のドル円は、なんと言っても利上げペースの鈍化示唆により、ドル売り/円買いになった事でしょう。また、利上げペースの鈍化だけではなく、利上げの一時的な停止の可能性もあるとの声も出てきています。
テクニカルでは、日足はエリオット波動C波のダウントレンドを予想。エリオット波動5波のダウントレンドを予想。
さて来週は、米雇用統計を中心とした経済指標に注目が集まります。特に、利上げペース鈍化の原因となったPMIの確報値が発表される為、そちらの方にも注目が集まるでしょう。また、11/30にパウエル議長の講演があります。PMIの結果に対する発言に注目が集まります。
それでは、来週のドル円相場及び中期的なドル円相場の見通しを、ほび太が解説します。
はじめに
月収なんとか20万をキープしている6年目の凡人トレーダーほび太がお届けする、日足と4時間足を使った中期トレード予想ブログ。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析でポイントを押さえ、リスクの軽減とチャートの方向性を重視したブログです。
是非、毎週読みに来てくださいね!
ドル円 来週の見通し
(ファンダメンタルズ分析)
- FOMC議事録
- 経済指標に注目
(テクニカル分析)
以上の内容で解説します。
ドル円 ファンダメンタルズ分析
FOMC議事録
PMI11月の速報値の予想以下の結果に、一気に米利上げペース鈍化の流れになったFRB。何より、PMIの結果が50を下回った事が、大きな影響力をもたらしたものと考えます。
(11月のPMI速報値の結果は以下の通り)
(前回) (予想) (結果)
- PMI速報値 50.4 50.2 47.6
この結果にFRBは以下の発言をしています。
- 大半の委員が利上げペースの早期減速を支持。
- 減速前にデータを見たい。
- 利上げペース減速が、今の不安定の状況を減らす要因。
この内容から、12月の利上げは0.25%縮小した0.5%の利上げが妥当になってきましたね。また、12月以降は、利上げ減速も含め利上げ停止の流れにまでなってきている状況です。
さて!次の材料としては、来年の米金利状況となります。現在、分かってる事は、
- 利上げ減速
- 一旦利上げ停止の可能性もあり。
- 米金利ターミナルレートは、来年3月までに5%〜5.25%の予想が強い。
もし、仮にターミナルレートを下方修正した場合は、更なるドル売りが強まるので注意して下さい。また、この内容は、中期的に見ていきましょう。
経済指標
来週の経済指標に注目が集まります。特に注目度の高い指標は、11月PMI確報値と米雇用統計です。以下の通り
(前回) (予想)
(雇用者数) 26.1 21.3
- 11/30 米ADP 23.9
- 12/1 米PEC 6.2%
- 米PMI確報値
- 12/2 米ISM 50.2
- 米雇用統計
(失業率) 3.7%
ドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説します。
ドル円 日足
現在日足は、エリオット波動A波のダウントレンドを予想。一旦138円にサポートラインを引いた場所をA波の終わりとしてみていますが、実際は、ダウントレンドラインを上抜いたら、A波が終了したという認識でお願いします。
ドル円 4時間足
現在4時間足は、2つのシナリオを用意。
まずは、1番可能性があるシナリオとして、エリオット波動5波のダウントレンドを予想。ダウントレンドラインから抜けない限りは落下が継続する見方で、当然ですが、138円のサポートラインを下抜けした落下になる予想です。
2つ目のシナリオとして、現在のダウントレンドをエリオット波動2波とした予想です。138円のサポートラインで支えられ、その後はダウントレンドラインを上抜く展開となり、エリオット波動3波の上昇となる見方です。
どちらにしても、ダウントレンドラインがポイントになります。
まとめ
11/30に、11/2振りの発言となるパウエル議長の講演に注目。利上げペース鈍化は現実的になるのか要注目ですね。
それと、少し先の話になりますが、12月15日に開催されるFOMCの前に、米消費者物価指数の発表があります。こちらにも焦点を置いた値動きになってくると思うので注目です。
では、ありがとうございました。